岡山市の水を守る岡北の会

旭川流域で有害物質が浸・流出する危険性のある御津産業廃棄物処分場を建設・操業することに反対し、岡山市の水を守る活動を発信

御津虎倉の建設予定地も視察

2010-10-31 | 記事
 10月31日、御津河内の視察に続いて、小雨の売る中、御津産廃阻止同盟の中原寿会長らの案内で、御津虎倉産廃処分場の建設予定地を視察しました。

 右手前の山と正面奥の山との間の谷(=笹目谷)が予定地です。

 この視察の動画(YouTube)もご覧ください。




視察参加者と案内者たち

御津河内の建設予定地を視察

2010-10-31 | 記事
 10月31日午前、岡山市の水を守る岡北の会は、御津河内産廃処分場建設反対会議の大智豊会長らの案内で、御津河内産廃処分場の建設予定地を視察しました。

 この写真は、予定地の下方から見ているところです。
 右手前の山の向こう側が谷になっていて、その右奥の方が予定地です。


 この写真は、予定地の上方のまつだ牧場から見ているところです。
 左下の辺りから、右側中央部にある木の茂った小山の辺りまで、産廃が積み上げられることになります。




 この写真は、予定地の上方からみているところです。
 中心からやや右の辺りから、左下方にかけて産廃が積み上げられることになります。

 この視察の動画(YouTube)もご覧ください。

学習・結成総会をひらきました

2010-10-27 | 記事
 10月27日午前、岡山市北区の岡山市三軒屋ふれあい会館で「岡山市の水を守る岡北の会」の学習・結成総会が20余人の参加で開かれました。

 はじめに準備会から、学習・結成総会までの経過が報告されました。
 つづいて、岡山県議の森脇久紀さん、岡山市議の河田正一さん、市民本位の市政をつくる会の加藤雄一さんが来賓としてあいさつしました。

 学習会では、御津産廃阻止同盟の中原寿会長から次のような講演がありました。

 10年前から同盟を結成してやっています。
 焼却施設と51万立方メートルもの埋め立て施設の両施設がある産廃処理場は他にはほとんどありません。西日本各地から、あらゆる種類の産業廃棄物が持ち込まれるでしょう。
 岡山県には、県の事業団が運営する水島産業廃棄物埋立処分場があり、県内の産廃の処理はそれで足りるはずですから、県内の産業にとっては、御津虎倉の施設は無くてもいいものです。
 御津虎倉に計画されている処理場は、「管理型」という常に管理が必要なもので、遮水シートを張った上に焼却灰を捨てることになっていますが、全国でも破断、漏出などの事故が多いのです。30~50年もすれば、有害物質が旭川などの下流域に流れ、三野浄水場からの水を飲む42万人の岡山市民が影響を受けます。
 また、有害物質が地下に浸透すれば、それを撤去することは難しく、子々孫々まで健康などの被害が及びます。
 そして、焼却したときに排出されるガスからは、ダイオキシンや環境ホルモンなどが放出される危険もあります。
 また、京阪神などから中国縦貫道を通って来たトラックは、虎倉までの上り坂で多量の排気ガスを出すため、オオタカなどの絶滅危惧種が生息する貴重な自然が損なわれることも心配です。
 そしてまた、施工業者が民間業者であるということは、その廃業や倒産の後は、責任を持つものがいなくなってしまうということで、大変な問題です。
 6万人近くの署名を出しましたが、今の市政は住民の立場に立ってくれないのです。
 そこで、今年3月に、13人の弁護団を依頼して、業者に建設差止の訴訟を、4月には岡山市に許可執行停止の訴訟を起こしました。建設差止訴訟の仮処分を求める裁判は、3回の裁判を経て、12月20頃に決定が出ます。仮処分が認められるよう、裁判所あての署名を始めましたので、ご協力ください。
 町内会などにも理解と支援を広めてください。

 つづいて、御津河内産廃処分場建設反対会議の大智豊会長から、御津河内に計画されている「安定型」産廃処分場の問題について説明がありました。

 質疑応答では、参加者から、専門家の協力を得ることが大切、有害物質を排出しない産業構造に変えることが大切、旭川の水は四万十川の水と同じくらいきれいだと京大の研究者に言われた、などの意見や質問が出され、話し合われました。

 休憩をはさんで、結成総会が開かれました。

 準備会から、岡山市の水を守る岡北の会の設立趣意書、会則、当面の活動がそれぞれ提案され、討議されました。そして、出された意見を盛り込んで、3つの議案が採択されました。
 会則で「この会の財政は、寄付金、その他でまかなう」と決定されたことから、参加者にカンパ袋が廻され、寄付金が寄せられました。
 役員は、準備会が推薦した7名と、参加者が推薦した1名の、合計8名が世話人に選出されました。
 最後に、世話人の1人が閉会の挨拶をして終わりました。

設立趣意書

2010-10-27 | 設立趣意
岡山市の水を守る岡北の会の設立趣意書

 御津虎倉(こぐら)では、民間業者によって管理型産業廃棄物処理施設がつくられようとしています。ここには、化学薬品や重金属などあらゆる廃棄物(放射性廃棄物は除く)が、瀬戸内海の豊島に捨てられた量に匹敵する51万㎥まで捨てられます。埋立地に張るゴムシートの耐久性や事故対応には問題があり、ゲリラ豪雨などで有害物質が流出する恐れもあり、危険なものです。

御津河内(こうち)では、別の業者が産業廃棄物最終処分場をつくるため、岡山市に設置許可を申請しています。ここに捨てられる廃棄物は、コンクリートくずや廃プラスチック類など5種類で「安定型」とされていますが、これらに付着している有害物質が浸出する事故はたびたび起こっています。また、積み上げられた廃棄物が崩落する危険性もあります。

 これらの処分場から有害物質が流出すれば、旭川を下って、三野浄水場で岡山市民の飲み水に入り、私たちの健康は害され、また農畜産物なども影響を受けるでしょう。

 三野浄水場をかかえる岡北地域の住民や団体を中心とする私たちは、岡山市の水を守るため、子孫の健康と地域社会を守るため、ここに「岡山市の水を守る岡北の会」を結成します。

2010年10月27日
岡山市の水を守る岡北の会結成総会

会則

2010-10-27 | 会則
岡山市の水を守る岡北の会会則

第1条(名称)
  この会は、「岡山市の水を守る岡北の会」という。

第2条(事務局)
  この会は、事務局を岡山市北区岡北地区内に置く。

第3条(目的)
  この会は、旭川流域で、有害物質が浸・流出する危険性のある御津産業廃棄物処分場を建設・操業することに反対し、岡山市の水を守ることを目的とする。

第4条(活動)
  この会は、目的達成のため次の活動を行う。
 1、署名、宣伝、要請
 2、訴訟支援
 3、学習、講演会
 4、他団体との協同
 5、その他、目的達成に必要なこと

第5条(構成)
  この会は、会則に賛同する個人および団体で構成する。

第6条(運営)
 1、この会は、総会、世話人会で運営する。
 2、総会は、年1回開き、若干名の世話人を選出する。
 3、世話人会は、適宜会議を開き、代表世話人、事務局長、事務局次長、会計を互選する。
 4、世話人会は、顧問を置くことができる。

第7条(財政)
  この会の財政は、寄付金、その他でまかなう。

付則 この会則は、2010年10月27日から施行する。


建設予定地を視察します

2010-10-18 | 記事
 御津虎倉の産業廃棄物処理施設(管理型)建設予定地と、御津河内の産業廃棄物最終処分場(安定型)建設計画地を視察します。

集合日時:2010年10月31日(日)午前10時(12時ごろに解散)
集合場所:岡山市立御津公民館(岡山市北区御津宇垣1629)の前
案内:御津産廃阻止同盟と御津河内産廃処分場建設反対会議の方
主催:岡山市の水を守る岡北の会(準備会)
参加費:無料
※山の中には入りませんので、普段の服装で構いません。

学習・結成総会のご案内

2010-10-17 | 記事
2010年10月27日午前10時から、岡山市三軒屋ふれあい会館(岡山市半田町7-5)で、岡山市の水を守る岡北の会-学習・結成総会を開きます。

 2010年8月20日、森脇久紀岡山県議のよびかけで、産業廃棄物処分場問題についての学習会が、近藤紗智子氏(環境学博士)を講師にひらかれました。

 この学習会には、御津虎倉・御津河内産廃処分場の建設に疑問を持つ岡北地域の住民や、医療生協、共産党、新婦人、年金者組合、民商の地域支部会員ら約20人が参加しました。

 参加者は、産廃処分場の危険性とともに、住民らの運動によって処分場建設を中止させる可能性があることを学びました。

 学習会に参加した住民や団体の代表が、9月3日(写真)、9月24日、10月15日と3回の準備会を開くなどして相談を重ね、標記の学習・結成総会を開くことにしました。