岡山市の水を守る岡北の会

旭川流域で有害物質が浸・流出する危険性のある御津産業廃棄物処分場を建設・操業することに反対し、岡山市の水を守る活動を発信

産廃建設差止を求め本訴提起

2011-03-22 | 記事
 御津産廃阻止同盟の代表54人は3月22日、(株)西日本アチューマットクリーンに対する御津虎倉産業廃棄物処分場建設差止を求める訴状を岡山地方裁判所に提出しました。建設差止仮処分の申立は、産廃処分場の危険性が十分検討されないまま、昨年12月22日に却下されています。

 提出後に原告や支援者らは、岡山弁護士会館で集会を開きました。
 最初に産廃阻止同盟の中原寿会長、河田英正弁護団長らがあいさつ。
 つづいて大本崇弁護士が、訴状の内容について次のように説明しました。

 訴訟の相手は業者で、請求の理由は、産廃処分場の建設によって平穏に生活している権利が侵害されること、被害が出た場合に事後的な損害賠償請求では被害が回復できないことです。
 本訴では、仮処分申立の内容に業者の問題を加えました。焼却施設運営の実績がないこと、箕島産廃処分場で許可容量を大幅に超過して廃棄していることを、元従業員からの聞き取りも添付して、請求の理由としています。また、業者が提出している資金計画が信用できないことも理由としています。

 次に原告5人がそれぞれ決意表明し、防災マニュアルが現実的でない、大野川の農業用水が汚染されると後を継いだ息子が農業できなくなる、大地震が起きれば大きな被害を受ける、早期退職して就いた農業ができなくなる、建設計画の廃止まで頑張るなどと述べました。
 また、河田正一、鬼木のぞみ両岡山市議から連帯の挨拶があり、参加者全員で「最後まで頑張るぞ」と三唱しました。

岡山市役所前でビラを配りました

2011-03-04 | 記事
 3月4日お昼の30分間、岡山市北区大供の岡山市役所本庁前で、10人が参加してビラ配りをしました。

 ビラは、岡山市の水を守る岡北の会が作成した、裏面に署名欄があるものと、岡山市の産廃問題を考える会の5団体が作成したものを300セット余り用意し、市庁舎から食事などで出る職員や通行人らに配りました。
 今回は、段ボール紙に貼ったポスター4枚と、「豊かな自然と市民の水ガメを守るために・・・」と書いたTシャツも着て行動しました。 予定では、昼休み時間(1時間)の人通りは少ないだろと思ってビラ300セット余りを用意しましたが、約30分でビラを配り終えました。

 ビラを受け取った人からは「はじめて知りました。ありがとうございます」、「水は大切なので頑張ってください」などの反応がありました。

※今回のビラ配りには、会員外の3人(岡山市職員労組1人、個人2人)が参加してくださいました。大変ありがとうございました(なお1人には、行動後に入会していただきました)。