岡山市の水を守る岡北の会

旭川流域で有害物質が浸・流出する危険性のある御津産業廃棄物処分場を建設・操業することに反対し、岡山市の水を守る活動を発信

御津産廃阻止同盟が岡山駅前や市役所前でビラ配り

2016-02-19 | 記事
 今日(19日)の午前、岡山駅前や市役所前など3カ所で、御津産廃阻止同盟が「水源地に処分場を絶対に作らせない!!」と宣伝しました。

 岡山市の水を守る岡北の会もこの宣伝に協力しました。

 午前10時前に駅前に行くと、用意されたビラとゼッケンが渡され、それぞれ駅前から西川交差点の付近までに散らばり、通行人にビラを渡しました。

 ビラを受け取った女性は、「裁判で勝って終わったと思っていました。岡山市のやり方は、市民の生活よりも企業の利益を優先するんですね。負けないで頑張って下さい」と言っていました。

 この行動には、数十人が参加し、千数百枚のビラを配りました。



(ビラの内容)
【岡山市御津虎倉地区の産廃処分場問題】
 岡山市北区御津虎倉地区の山中に大規模な産廃処分場の建設計画が持ち上がったのは平成13年のことでした。以来、私達は14年にわたって処分場建設反対運動を続けています。平成21年10月に岡山市が許可した後も、許可は不当であるとして、司法の場で争ってきました。平成25年12月、業者を相手とした処分場建設差止請求訴訟で、勝訴。平成27年7月に最高裁判所が業者の上告を棄却して、完全に勝利しました。

【岡山市は産廃業者の味方?】
 岡山市を相手とした設置許可取消請求訴訟について、住民側の上告で上告審が開かれることが決まっていました。しかし、上告審で「設置許可に違法性がない」とした控訴審判決が見直される可能性が出てきたため、平成27年12月25日、岡山市は突然、設置許可を取消したのです。岡山市は、あえて許可を取り消して、業者に計画の変更申請をさせて、改めて設置許可審査を行うとしています。私達が長年、反対運動を継続し、苦労して勝ち取った建設差止判決を、いとも簡単に逃れようとする姑息な手段です。しかも、岡山市は私達と裁判で争っている途中で許可取消後に変更申請の再審査することを業者と話し合っていたのです。この岡山市と業者の癒着は許すことができません。

【水源地に処分場を絶対に作らせない!!】
 私達が処分場建設に反対する一番の理由は、処分場が上水道取水上流の水源地に作られるということです。処分場から有害物質を含む汚水が流れ出ると、宇甘川に流れ込み旭川へと入っていき、多くの岡山市民が利用する三野浄水場へと辿りつきます。みんなが安心、安全に暮らしていくために、生命の水を脅かす産廃処分場を水源地に絶対に作らせてはなりません。より多くの岡山市民に処分場問題について知っていただき、みんなの反対の声を業者と岡山市に伝えて産廃処分場建設を止めましょう。
発行 御津産廃阻止同盟
http://blog.livedoor.jp/mitsusanpaisoshi/