岡山市の水を守る岡北の会

旭川流域で有害物質が浸・流出する危険性のある御津産業廃棄物処分場を建設・操業することに反対し、岡山市の水を守る活動を発信

御津産廃処分場問題の講演と活動報告会ひらく

2017-04-17 | 記事
御津産廃阻止同盟から届いたメールです。
皆様 へ

御津産廃阻止同盟事務局です。
皆様のご理解とご協力に感謝しております。

平成29年4月15日(土)午後1時30分~テクノサポート岡山大会議室にて決起集会を行いました。約100名の参加があり、会場は満席となりました。ありがとうございました。
 
 はじめに、河田市議と大本弁護士から、岡山市北区御津虎倉地内に建設されようとしている、2つの産廃処分場計画において、岡山市が行った杜撰な手続きについて、問題の指摘が行われました。その問題の中でも、私たちが未だに納得に苦しむ、西日本アチューマットクリーン産廃処分場における設置許可の職権取消について、行政法の専門家である、岡山大学 名誉教授 小山正善先生から、「職権取消と行政手続」という演題で講演を行っていただきました。
 小山先生のお話しから分かったことは、「一旦、設置を許可し完結した申請手続」と「設置許可の職権取消を行った後の聴聞手続」、この2つが混ざりあった、杜撰な手続きを岡山市が行っていることです。
 岡山市は、職権取消を行っても設置許可の申請は残ったままだと主張していますが、一度、設置許可の判断を行えば申請が完結してしまい、申請が残るということはありません。申請自体が無いにもかかわらず、職権取消を行った後も申請が残った状態とし、受け付けてはならない補正申請を受け付け、再審査を開始しました。
 通常、職権取消後は聴聞手続が行われ、岡山市は不利益の理由を示し、不利益を受けるもの(産廃業者)の意見を聞かなければなりません。本当なら、職権で許可が取り消されて喜ぶのは私たち建設反対住民なのですが、結果として、補正申請のみで再審査が開始され産廃業者とっては、大変喜ぶべき結果となっています。建設反対住民のほうが不利益を被った訳です。
 講演を聞き、西日本アチューマットクリーン産廃問題だけでなく、エヌエス日進産廃問題、そして、集会の中で活動報告をしていただいた火葬場問題において、市民と行政が衝突する理由は、行政手続が透明性を持って公正に行われなかったことが原因だと感じさせられました。
 集会の終わりに、御津産廃阻止同盟は、2つの産廃処分場建設に反対していく決議文を採択し、最後に河田弁護団長から、「法を歪めて行政を行っている岡山市に対して、腹立たしい思いである。今後も弁護団は、法律に関しては一緒に戦っていくので、住民の皆さんは筵旗を立てて、しっかり反対運動を続けていって欲しい」との激励を受けました。


エヌエス日進(株)の安定型産廃処分場の設置許可が決済

2017-04-09 | 記事
エヌエス日進(株)の安定型産廃処分場の設置許可が決済されました。

以下は御津産廃阻止同盟からのメールです。
皆様 へ

御津産廃阻止同盟事務局です。
皆様のご理解とご協力に感謝しております。

 本日、平成29年4月7日、エヌエス日進㈱安定型最終処分場の設置許可が、決裁されたと連絡が入りました。
 昨日、岡山市産廃対策課へ、この最終処分場が付近の谷川に与える影響と過去の経緯説明をしてもらうよう約束したところでしたが、突然に決裁の知らせを受け大変驚いています。至急、岡山市へ抗議し、今後の対応を検討していきます。