めいすいの写真日記

いつもご訪問ありがとうございます
500万アクセスを達成しました

映画「パガニーニ・・・愛と狂気のバイオリニスト」

2014-08-16 | 映画

 史上最高のバイオリンの名手と言われたニコロ・パガニーニ(1782~1840)。バイオリンのテクニックに大変革をもたらし、
多くの音楽家達に計り知れない影響を与えました。

 そこで、現在上映中の映画「パガニーニ・・・愛と狂気のバイオリニスト」を有楽町「TOHO シネマズ シャンテ」へ見に行きました。

  映画では、パガニーニを演じるのは現代の有名なバイオリニストのデイビット・ギャレット。パガニーニの作曲した曲を見事に
演奏してくれるので、とても楽しめます。バイオリンはストラディバリウスで5億円するとか。
 なお、パガニーニの愛用したバイオリンはグァルネリで、現存しています。
 このため、忠実に描こうとしてもデイビット・ギャレットの個性が出てしまいます。伝わっているパガニーニの風貌に比べても、
ずいぶんとイケメンです。
 また、パガニーニの女性関係では、少なくとも3人が知られています。一人は若き頃に3年間同棲した貴婦人ディダ
息子アキレウスを産んだ歌手のアントニア・ビアンキ。ビアンキとは3年で別離し、パガニーニがアキレウスを引き取ります。
 そして、ロンドン公演の時に出会った、指揮者ジョン・ワトソンの娘シャーロット。シャーロットは美しい声で、パガニーニの演奏会で
何度か活躍します。
 このシャーロットとの愛が、この映画では大きなテーマになっています。しかし、パガニーニが結婚を望み、駆け落ちを図ろうとした時、
パガニーニは51才、シャーロットは16才。スキャンダルが巻き起こり、直後にワトソンとシャーロットは渡米し、
結局、シャーロットは米国人と結婚してしまいます。これが題名の狂気の一部となっているのかも知れません。

映画の中の曲では、シューベルトの「魔王」のバイオリンの編曲が私には印象に残りました。終わった後のタイトル表示で演奏されます。
内容的には、今ひとつですが、演奏会の部分などは迫力があり、当時の雰囲気を彷彿とさせてくれるので、音楽好きの人には
”楽しめる映画"かも知れません。

なお、パガニーニの「人と経歴、CDなど」について、詳しくは「めいすいの音楽随想 映画 パガニーニ」をご覧下さい。
 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。