めいすいの写真日記

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歌劇「椿姫」・・・ヴェローナ野外劇場

2022-04-12 | オペラ・バレエ

                                                                                                                    2022/4/11 NHKプレミアム・シアター

2000年前に建造された大理石づくりの円形闘技場アレーナ・ディ・ヴェローナ
 当時は人間同士や人間vs猛獣の戦いが行われる闘技場だったが、現在は夏の野外オペラの殿堂として
世界最大の動員数を誇る

 この物語の時代、「椿姫」の原作者デュマ・フィスがドゥミ・モンド(上流社会もどき)と名付けた裏の社交界があった。
パトロンを持つ高級娼婦達が自分の部屋を富裕層のサロンとして提供し、日夜パーティーを繰り広げている。
日陰の社交界に咲く高級娼婦ヴィオレッタは不治の病・結核に侵されていたが病状が好転し、
パーティーの日々へと舞い戻った。そんな彼女を慕う田舎出の一人の青年がいて・・・。

     演出・美術 ミケーレ・オルチェーゼ
     指揮   フランチェスコ・イヴァン・チャンパ
     合唱指揮  ヴィート・ロンバルディ
     アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団・合唱団・バレエ団・技術チーム
     演出・美術 ミケーレ・オルチェーゼ
    2021年8月7日・19日 ヴェローナ野外劇場(イタリア)

  ◆ ヴィオレッタ・ヴァレリー ・・・ ソーニャ・ヨンチェヴァ
     日陰の社交界に咲く高級娼婦 ヴィオレッタ・ヴァレリー ソーニャ・ヨンチェヴァ
  ◆ アルフレード・ジェルモン・・・ヴィットリオ・グリゴーロ
   ヴィオレッタに恋い焦がれる田舎生まれの青年
  ◆ ジョルジョ・ジェルモン・・・ジョルジュ・ペテアン
     アルフレードの父

第1幕 ヴィオレッタの家

  アルフレードは華やかなパーティーの席で「乾杯の歌」を歌う

ヴィオレッタは自分の心に起こった心のときめきを「ああ、そはかの人か」と歌う。

 続いて、「花から花へ」と享楽的に生きる自分の人生を歌う。
 そこに外を歩くアルフレーどの歌が聞こえてくる。

第2幕 第1場 パリ近郊の別荘

アルフレードはヴィオレッタとの愛の生活「燃える心を」を歌う。

そこに、父親のジョルジョ・ジェルモンが訪ねて来て「プロバンスの海と陸」を歌い、アルフレードを戒める。

第3幕 病気のヴィエレッタが生活するパリの寂しいアパート

  しかし、ここにはウフィツィ美術館とのコラボレーションで数々の名画が登場、野外ならではの豪華な舞台。

 私の最も好きな絵画のヴォッティチェリの「春」「ヴィーナスの誕生」が飾られていたのはまさに驚き。

  駆けつけたアルフレードとヴィオレッタとは抱き合い、二重奏「パリを離れて」」を歌う。
 ヴィオレッタは最後の力を振り絞り、教会に行こうと立ち上がろうとするが、不思議な穏やかさの中で息耐える。

【感想】野外劇場ならではの圧倒的に迫力のある大舞台で繰り広げられるオペラに惹きつけられた。
   ヴィオレッタを演じるソーニャ・ヨンチェヴァが美しい歌声と素晴らしい演技を繰り広げ、
  アルフレード役のグリゴーロも魅力的で存在感があり、 近来にはない「椿姫」見事なの出来映えであった。

(了)



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