スーの旅日記

ひとり旅の日本100名城スタンプラリー、神社仏閣めぐり、その他。

名古屋城 遺構 その1

2013-03-09 19:19:07 | 日記
また今頃になっての更新です。

天守台の事がもう一つありましたので追加。


↑ 黄色い丸で囲ったところは、出入り口跡です。

この画像では分かりにくいですが、出入り口の角が算木積みになっています。当初計画された天守は西側にも小天守を造る予定でしたが、あまりにも攻撃的な案のために中止になったとか…。


↑ ちなみにこれが算木積。石を互い違いに積んでいる。


さて、西之丸の方へと飛びまして


↑ 表二之門前の馬出し(南馬出し)の空堀

そしてその向かいには


↑ 東南隅櫓(辰巳櫓) 創建当時のものらしい。石落しを張り出して屋根を付けている。

当時はもちろん空堀の石垣の上には多聞櫓があり、この前を敵軍が通ると総攻撃される。横矢を掛けるですな。後ろから前から斜め横から矢や鉄砲の弾が飛んでくる。 敵軍は蜂の巣ですや~ん(笑)。


↑ 表二之門

実はこの辺りには埋められた堀があり、馬出し跡になります。


↑ 黄色で囲った所が南馬出し跡 点線の所が埋められた堀。

丁場割図で見ると埋められた堀の石垣は前田利常が担当のところ。あらら~。チーン

調べたところ、名古屋離宮時代に天皇の馬車の通行の妨げになるということで埋められたそうです。

もし現存していれば、当時の多聞櫓で囲まれた馬出しは四方八方からの攻撃を受けることになり、高い防御力だったというのが垣間見えるでしょうね。

城マニアとしては、是が非でも復元を願うところです。



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