スーの旅日記

ひとり旅の日本100名城スタンプラリー、神社仏閣めぐり、その他。

花見小路とスイーツ

2010-10-25 02:01:32 | 日記


↑花見小路通りは建仁寺の参道として造られたのが始まりだそうです。昔ながらの料理屋やお茶屋が立ち並び、観光客(外国人も含む)で賑わっていました。

花見小路の近くには旅行誌に掲載された“祇園きなな”さんがある事を思い出し行ってみる事にしました。花見小路から横に入った筋にあるのですが、なかなか見つからずに周辺をウロウロしてました(苦笑)。携帯で検索すると祇園きななさんのサイトがあり、道順が書かれてあるので、それを頼りにやっと到着する事が出来ました。



↑看板は“京きなな”になっているので、行かれる方はお見逃しなく。



↑きななハポンです。“ベリーべリーきなな”も美味しそうだったのですが、やはりここは和風スイーツを食べる方が京都らしくて良いな~って感じで“きななハポン”にしました。きなこ、黒ごま、よもぎのアイスと白玉やわらび餅等が入った贅沢三昧なスイーツで、程好い上品な甘さが美味しかったです。そして、温かいほうじ茶でほっこりさせて頂きました。


ところで、余談に昼食は四条通り南座向かいにある“やぐ羅”さんで“冷やしにしんそば”を頂きました。



蕎麦の上には、身欠きにしんの甘露煮、とろろ芋、刻み海苔がのっています。ツユをかけて頂きます。蕎麦はキリリと冷たく歯応えがよくて、とても美味しかったです。(9月上旬の京都で)

禅居庵

2010-10-24 12:53:50 | 日記
建仁寺の境内にある禅居庵です。建仁寺から行くと裏門になる為に、改めて表門から出直し、写真を撮りました。↑

禅居庵は建仁寺の塔頭で“摩利支尊天”が祀られています。

摩利支天(まりしてん)の語源はサンスクリット語のMarici(マリーチ)からで、意味は太陽や月の光線になります。そして、陽炎が神格化したのが摩利支天です。ご利益は“開運”と“勝利”で、戦国時代の武将の間には摩利支天信仰が広まったそうです。楠木正成や前田利家は兜の中に摩利支天の小像を入れて出陣したと言われています。





↑中に入ると猪が迎えてくれます。

摩利支天の多くの像は、1頭の猪の上に立っているか、5頭または7頭の上に坐しています。



↑1331~3年、小笠原貞宗により創建され、大鑑清拙正澄(だいかんせいせつしょうちょう)禅師が開山されました。天文の兵火で焼かれた堂宇は、1547年に織田信長の父信秀が建立したと伝えられています。その後、整備や大改修が行われています。


私が摩利支天を知ったきっかけはNHKの大河ドラマ“風林火山”です。山本勘助が信仰していましたよね。気になっていた憧れの摩利支天様をお詣り出来て良かったです。



↑おみくじを引くと“中吉”でした。だいたい“吉”を引く事が多いのですが、お詣りしてさっそくのご利益を頂けたみたいで嬉しかったです。

亥年の方がお詣りすると更にご利益が頂けて良いそうです。訪れてみては如何でしょうか…。

■禅居庵■
京都市東山区大和大路通四条下がる四丁目小松町

建仁寺 方丈&山門&その他

2010-10-14 03:17:44 | 日記
↑方丈は、広島の安国寺にあったもので、1599年に安国寺恵瓊(あんこくじえけい)によって移築されました。屋根は銅板葺になっています。



↑方丈から茶室に行く方向(裏庭)に安国寺恵瓊の首塚がありました。“関ケ原(司馬遼太郎著)”を読み終えた私にはグッドタイミングな感じで、少し気分が高揚してしまいました。

禅僧であり大名である恵瓊は、関ケ原の戦い(1600年)で西軍側の最高首脳として暗躍します。敗者となった恵瓊は、毛利家西軍荷担の罪で六条河原で斬首されますが、建仁寺の僧侶が首を持ち帰り、埋葬したそうです。




↑茶室“東陽坊”です。1587年に豊臣秀吉が催した北野大茶会(京都北野天満宮の境内にて)で、千利休の高弟・真如堂東陽坊長盛が担当した副席と伝えられています。明治34年に安永萬次郎氏により建仁寺に寄贈されることになりました。




↑山門(望闕楼)です。江戸時代の建築物で、1923年に静岡の安寧寺から移築されました。「御所を望む楼閣」と意味で“望闕楼(ぼうけつろう)”と名づけられました。




↑浴室です。江戸時代初期の蒸し風呂が復元されています。ちなみに日本における入浴の起源は、6世紀に仏教とともに中国から伝来した“沐浴”にあるといわれています。仏に仕える者が身を清める重要な行為であり「七病を除去し、七福が得られる」との事から、日本の寺院にはたくさんの浴室が作られたそうです。


その他、建仁寺にはたくさんの見所があり、色々とお勉強になりました。

■建仁寺■
京都市東山区大和大路四条下ル小松町
拝観時間 10:00~16:00 (行事により拝観できない場合あり)