ミズヘンの腹ん中。

女3人、演劇創作ユニットmizhenのブログ。

高校三年生

2017-02-19 23:18:00 | 佐藤幸子
こんばんは、幸子です。

13年前の自分から、手紙が届きました。

高校三年生の時に13年後の自分に宛てて書いたもの。

まず実家に届いたので転送してもらったのですが、届くまで、13年前の自分に何か励まされたりハッとさせられたりするかも、と淡い期待を抱いていましたが、

驚きのたわいなさでした。

わかったのは、インフルエンザにかかったことがないと思っていたのですが、13年前にかかっていたことと、

リッチなマダムになりたいと思っていたこと。

(たぶんないと思うけど(汗マーク))

と書き加えられてるあたり、18歳の自分に愛しさを感じます。

最後に、

『そろ②時間ないからこの辺で。バイ②』

と締めくくられていました。

軽い!

『②』の使い方に時代を感じる!

そして、お母さんどうか読んでませんようにと祈っていましたが、

しっかり読んだ形跡が残っていました。
(おかん...いいけど...)

ああ、むっちゃ色んなこと思い出してきた!
楽しかったなあ。高校時代。


かもめーがとんだー

2017-02-19 19:26:27 | 藤原佳奈
こんばんは。

藤原です。
最近は、近々控えたワークショップのため、
チェーホフ『かもめ』を読んで色々考えておりました。


海外古典戯曲を、やりたい!
という欲が湧かぬまま今まできたので、
なぜその欲が湧かぬのだろう、むしろなぜ演出家はその欲が湧くのだろう、湧かぬなら、湧かせてみようホトトギス、
ということで、2/27に、一日だけ『かもめ』ワークショップを行うことにしたわけです。

詳細はこちら


『かもめ』を改めて読んでみて、
面白い戯曲だなぁ。とは思うけども、今のところ課題として、仕事として、と、宿題的にやる分にはワクワクする回路を見つけられるけれども、
自らmizhenプロデュースで公演をうちたい、とは思うには至っていない。
『葵上』のときに少し思ったけど、結局自分が書いた言葉にしか興味がないのかもしれない。

果たして、ワークショップをやったら、その思いは変わるのか、それともそのままか。
それを試すためにも、できる時間で、できるだけ『かもめ』を、楽しんでみたいと思っている。


『かもめ』の中で、わたしが一番惹かれるのはニーナよりもアルカージナよりもマーシャだ。

冒頭でいつも黒い服の理由を問われ、

「わが人生の喪服なの」

と言っちゃうあたり、やべえやつだ。

酒と嗅ぎタバコが辞められない女。

この時点でもう好きだよマーシャ。
わたくし、シンパシーを感じるせいか、だらしない女が好きなのだ。

トレープレフに恋をして叶わず、好きでもないメドヴェージェンコと結婚し、それでもやはりトレープレフへの想いを捨てきれず、夫の出張先へ着いて行くことでなんとかその思いを断ち切ろうとした矢先、最後想いびとトレープレフは自殺するところで終わる。

哀しすぎるぜマーシャ。

トレープレフが一度自殺未遂をしたとき、
マーシャは、本当に死んでいたら、自分も後を追うだろう、と語っていた。

さて、実際のところ、マーシャはこの後、トレープレフの後追い自殺をするだろうか。

わたしは、しないと思う。

そのままトレープレフを思いながら、黒い服を着続けて、生きていく気がする。永遠に、喪服として。

マーシャの行く先を想像しながら、
溌剌と人生を謳歌しているよりも、悲劇的な女性はどうしてこうも魅力的なのか、と思う。

報われない女に色気を感じる。

しかし、報われない、でハタと思い出した。
映画『怒り』で、広瀬すずちゃん演じる女子の結末が、辛かった。行く末を想像しながら、一週間ぐらい落ち込んだ。
あれは悲劇だったなぁ。。

実際の事件を下敷きにしているリアリティがあるから、悲劇と思うのか。

ともあれ、チェーホフ『かもめ』のマーシャは、
哀しいけども、愛しい。
こう思わせるところが、『かもめ』が喜劇、と言われるところなのかしら。

と、考えていると、ついついマーシャに焦点を当てたものになってしまいそうだ。
このアプローチではいつも自分がmizhenで作る、1人の女を辿る作風と変わらなくなってしまう。

『かもめ』は、幸せになりたい、と、誰もが誰かを羨み、恋のベクトルが絡みあう人間模様を、箱庭的に眺めるのが面白い作品だと思う。

だから、群像にした方がいい。


というわけで、
『かもめ』のワークショップでは、
10〜15分ぐらいの群像劇『かもめ』を作ることにしようと思うに至った。


というわけで、今からテキストを準備〜。

初めましての俳優さんたちと会うのも、とても楽しみ。



藤原

稽古期間自炊宣言

2017-02-18 18:20:12 | 佐藤蕗子

こんばんは、蕗子です。

1月2月は久々のんびりしちゃってブログも毎週何書こう感が恐らく出ている、すみません。
でも今週もどうでもいいことをつらつら。

今週のアタマ、訳あって知人からたっくさんお弁当を頂きまして。多分10個くらい。きゃ〜助かる〜なんて大喜びでいただいて。冷凍庫パンパン。で解凍したやつを毎日2つずつくらい食べてたんですね。月〜金の週5で。自炊一切せず、なんか黙々と義務のように毎日食べてたんです。

そしたら、便秘になり、そして口内炎ができた・・・(喉付近で超痛い)。
(いただいといてなんだけど絶対お弁当ばっかりだったから、だと思う。というか週5がよくなかった。)

そこでふと去年を振り返って私は気づいた。去年、稽古や本番のたんびに風邪ひいたり熱出したりしてたな、と。稽古の時ってどうしてもコンビニ食が増えるじゃないですか。そこで、ああこれは、わたし、腸からの影響がストレートにでるタイプなんだなと、齢30にしてやっと自分の体のことに気づいたのでした。。

コンビニ食、なるべくやめよう。とおもた。結局お医者さん代が高くつくし。
4/1 ~ 4/2 のmizhen実験企画まで、なるべく自炊。する。ぞ!宣言・・!頑張ります!


よく泣く理由

2017-02-12 19:28:48 | 佐藤蕗子

今晩は蕗子です、

突然ですが最近泣きましたか?私は恐らくかなり頻繁に泣くほうで、舞台とか映画とかでもよくわからないところで泣きます。絶対このシーン誰も泣いてないぞと思いながら泣く。

で、最初はおかしいなと思ってたんですけど、だんだん、一定のエネルギー以上のものが体に入ってくるとと泣く、ということが分かったんですね。私の身体がカラのコップだとして、それよりたくさんの水が入ってきたら溢れる、ようなイメージ。

だからストーリーとかにあまり関係ないし、エネルギーが高ければ自然と泣いてしまう。演劇でも”否応無く”泣かされる感覚がある。(そんなに良くない単純なシーンでも。)

で、最近なんとなしに行ったヨガで、最後の上むいてただ寝るポーズのときに、先生が肩のあたりをぐーっと、押して、それで泣きましたw 涙がフーッと出てくるんですね。えー!とびっくりしながらも、あーやっぱなあと、コップから溢れる水のことを思った。

そして今日は、ある女性に出会って、私はなんだかずっと泣きそうで、表面張力で泣いてないけど気を緩めると涙が出てくる、そんな人に会いました。何もされていないのに、同じ空間にいるだけで泣きそうになるという体験は初めてで、恐らくその人の純粋な人間としてのエネルギーがとても強かった。のだと思う。

面白い体験でした。自分らしさの追求、ということを彼女を見て思いました。混じり気のない人だなあと思った。

さて

無理矢理に話を宣伝に持ってきますと、もう間も無く、みずへんの実験企画、始まります。4月1日と2日の夜2回公園というレア企画。詳細はみずへんホームページより。

よろしくお願いいたします!


良質な睡眠

2017-02-12 18:13:23 | 佐藤幸子
こんばんは、mizhen佐藤幸子です。

この時間に、やることを大体終えるとなんて気分がいいんだ!

最近、藤原さんがラジオラジオと言っているのをみて、なんか悔しくなったので言います。

私は藤原さんよりずっと前からラジオが大好きや!(無意味且つダサい対抗意識!)

こわい夢をみて、夜中に目を覚ますことが度々あるのですが、そんな時はすかさずラジオをつけます。

そして、

うち、一人ちゃうね…。ほ。

と、また眠りにつきます。

昨日の夢もどえらい悪夢で、

「罪を、、私は今まで罪を、、うぅー。」

という自分の声で目が覚めました。

目をあけると、夢の残像で、二人分の影が見えました。

やべえ。

客観的にみてやべえ。

私の部屋の家賃だけ安い理由が、本格的に気になり出しました...

更新するけど...


めえええ。