海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

ぜんりょくウサギ

2016年12月08日 | すくすくひな日記
『ぜんりょくウサギ』


初めて喋った日の翌日、ヒナが発した二つ目の言葉です

やはり夕飯を食べながら、そして見ていたテレビは『全力ウサギ』でした!


二言目をキャッチして、確信したことが二つあります。

①食事などのリラックスタイムである(機嫌が良い)

②口を閉じたまま言葉を発している

ということです。

他にもまだ条件があるのかもしれませんが、

今わかっていることはこの二つで、

かなり運が良くないと聞き逃してしまいます。

それでも、二言目をキャッチして、喋っている!ということが判ったことは、

私たち両親にとっては、本当に『奇跡』としか言いようがありません


思えば、長く辛い道のりでした。


やっとレットという病気の疑いにたどり着き、専門医の元を訪ね診断が下った4才

翌年、スマイルはぁというサークルを立ち上げ、

まるでウサギのようにか弱い自分自身(えぇ~っ)を

レットという病気との闘いから逃げ出せない状況に追い込みました。

その半年ほどで、専門医の院長先生が亡くなり、希望の光を見失いそうになりましたが、

自らを追い込んだスマイルはぁとという希望の芽は確実に成長をし、

今ではたくさんの方々に支えとなっていただき、着実に育っています。

少しでも手を抜いたなら、何もかもが壊れてしまうのではないか…

「あとこの生活が3日続いたら死んでしまう」(ちょっと大袈裟

というところの2日目で切り上げ、自分を殺さない程度のところでがんばってきました。

それはまさに『全力』だったと思います。


『ぜんりょくウサギ』


ウサギだって、全力で頑張ればこんな奇跡にたどり着けるんだ。

諦めなくてよかった。

ヒナが今のヒナでいてくれてよかった。


母たんの全ての力を注げる大切な宝物をこの手に授けてくださったすべてのものに、

そしてその力の全てを出せるように応援してくださっているすべての方々に、

心から感謝致します。

本当に本当にありがとう


ちなみにアニメの全力ウサギ…お話の内容はまったく存じておりませんので、、、

あしからずご了承下さい
コメント
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