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今回は遺品整理について、書かせていただこうと思います。
相続登記のご依頼があり、そのあとに売却される方もおられますので、
遺品整理についてもお手伝いさせていただくことがあります。
生前整理の講座でもお伝えしていますが、
遺品整理はとても大変な作業です。
物理的に「もの」を処分するという体力的な負担だけではなく、
精神的な負担がとても大きいのです。
なぜ、精神的な負担が大きくなるのでしょうか。
それは、自分のものではないからです。
自分のものを処分するのであれば、自分だけの判断でできますが、
遺品整理はそうもいきません。
ご家族それぞれの意向や考え方、
お亡くなりになった方との思い出、
時間や距離の問題、
などなど、乗り越えなければならないハードルは大きいです。
そこで、一般的に考えられる「遺品整理で困ること」を挙げてみますので、
ご参考になさってください。
・ものの量が想定以上に多い。
押し入れやクローゼット、タンスなどの中身は、見た目以上にものが入っていることも。
整理していくと、「まだ出てくる。こんなにあるの?」と驚かれる方が多いです。
・処分すべきかどうか即決できないものがある。
特に思い出の品(例えば写真など)は、処分にためらいを感じてしまいます。
また、処分すると決めても、罪悪感を感じてしまうことも少なくありません。
・重要書類や貴重品、相続に必要なものなどが見つからない。
通帳、権利書、保険証券などの重要なものがどこにあるか分からない場合、
捜しながらの片付けとなるので、時間的にも体力的にも負担となります。
・他の家族とのトラブルになる可能性がある。
他の家族の意向を確認せず、処分してしまうと、後からトラブルになることがあります。
形見分けなど、きちんとご家族間で話をしてから進めることをお勧めします。
例えば、実際に作業する方は負担になり、他の家族に対して不平等に感じたり、
その一方で、勝手に処分されたと思われるケースもあります。
・ものを片付けていくと、故人との思い出が蘇ってきて、つらい気持ちになってしまう。
心の整理ができていないうち片付けようとすると、
故人との思い出が次々と蘇ってきて、遺品整理が辛くなり、手が止まってしまいます。
・時間的にも金銭的にも負担が大きい。
特に故人の家が遠方にある場合は、遺品整理をしに行くだけでも、
時間的な負担や交通費などの金銭的な負担が大きくなります。
また、他の家族とともに行う場合は、日程調整をする必要があります。
・処分費用が高額である。
遺品整理業者などに処分を依頼する場合は、費用が高額となることがあります。
この他にも、遺品整理には様々なハードルがあります。
少しでも、残されたご家族の負担を少なくするためにも、
生前に自分でできることはしておく必要がありますし、
ご家族間で、遺品整理をどのように進めていくかを事前に決めておくことが大切になります。
大切な人が使っていたものは、
残されたご家族それぞれのお考えによって、「残すべきもの」か「処分するもの」になるかが異なることも多いです。
行き違いで、もめてしまうことのないように、しっかりと対応していきたいですね。
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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