Facebook「華文俳句社」
〜【俳句界】2021.10月号〜
◆2021年『俳句界』10月号が発行されました。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆東北公益文科大学教授の呉衛峰氏、台湾詩人の洪郁芬氏を中心として、マレーシア詩人の趙紹球氏、台湾詩人の郭至卿氏の四人が2018年にFacebookグループ「華文俳句社」を立ち上げた。
◆2018年11月1日には、華文俳句社の四人による二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』(醸出版)が刊行されました。
◆ 二行俳句の個人句集では、洪郁芬氏が『渺光乃律』(2019、10)を〔華文俳句叢書1〕として、郭至卿氏が『凝光初現』(2019、10)を〔華文俳句叢書2〕として、次々に刊行しています。
※全季節を網羅した、世界的にも画期的な「歳事記」が2020年10月に発行されました。これで季重なりの問題が解消されるでしょう。
◆さらに、2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。
◆2020年『俳句界』3月号の特別レポートにおいて、「熊本大学」で呉衛峰氏が行ったラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。
◆どうぞご理解とご支援をお願いします。
俳句大學國際俳句學部的通知!
~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku 2021・10〜
◆2021年『俳句界』10月號已出版。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆2018年12月1日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。
◆2020年『俳句界』3月號以八頁的篇幅特別報導了於「熊本大學」舉辦的「華文俳句の可能性」座談會。
◆請各位多多支持指教。
華文俳句【俳句界】2021,10月号
永田満徳選評・洪郁芬選訳
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皐月
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刀馬旦髪環
秋意
〔永田満徳評論〕
刀馬旦是京劇裡的「旦」角色,專演文武雙全的巾幗英雄,以氣勢神情著稱。京劇以熱鬧的背景音樂,華麗的服飾、雅緻的中文談吐和輕巧的行為舉止為吸引人的賣點。而今作者正在觀賞京劇,演員光彩奪目的髪環使他感受「秋意」,換句話說,感受秋天的徵兆。此俳句描述作者迎接藝術之秋的到來,以及他此刻雀躍的心境。
皐月
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刀馬旦の髪飾り
秋意
〔永田満徳評〕
「刀馬旦」は京劇の「旦」役(女性役)で、文武両道にたけ、勇ましく活発な女の将軍。京劇は賑やかな音楽、華やかな衣装、優雅な中国語の台詞運び、軽やかな立ち回りなどが魅力である。京劇のきらびやかな「髪飾り」に「秋意」、つまり秋の気配を感じ取り、芸術の秋の到来を喜んでいる気持がよく表現されている。
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慢鵝
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貼楸葉青的臥床老伯
立秋
〔永田満徳評論〕
「楸葉青」是將楸樹葉片敖製成膏藥,據說擦抹瘡瘍之處,患處立可治癒。對臥床的病人而言,夏日的酷暑是極難以忍受的。好不容易等到立秋,請人幫忙敷貼家中常備的楸葉青,以此減緩身體的不適。此俳句將清爽的季語「立秋」的本意描寫得十分貼切。
慢鵝
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楸葉青膏を貼る寝たきりのお爺さん
立秋
〔永田満徳評〕
「楸葉青膏」はアカメガシワの樹葉で作った絆創膏で、その葉は腫物に外用されてきた。「寝たきり」の病人にとって、夏の暑さはひとしお身に応えるものである。待ちわびた「立秋」を迎え、常備薬の「楸葉青膏」を貼ってもらうと、いくらか和らぐことを詠んでいる。「立秋」という、爽やかな季語の本意をよく捉えている
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丁口
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西門紅樓的創意市集
秋空
〔永田満徳評論〕
「西門紅樓」是台北市西門町一座紅磚砌成的時尚西式建築。此地常見禮品店一字排開,出售玲瑯滿目的台灣創意商品。在清新的「秋空」下,總是不由自主地想閒晃,逛街或四處遊覽。作者如此享受秋日的感覺,真是美好!
丁口
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西門紅楼のクリエイティブマーケット
秋の空
〔永田満徳評〕
「西門紅楼」は台北市西門町に建つ赤レンガ造りのお洒落な洋館。台湾らしいクリエイティブグッズを販売しているギフトショップが店を並べている。爽やかな「秋の空」の広がりのもとでは、ウインドーショッピングに出かけ、覗いてみたり、ぶらぶらしたりしてみたくなる。秋の一日を楽しむ気持がうまく切り取られている。
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