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【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会会長 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

「火神」主宰 「俳句大学」学長 「Haïku Column」代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

Facebook「華文俳句社」 〜【俳句界】2025年4月号〜

2025年03月25日 01時51分58秒 | 「俳句界」華文俳句
俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!
 
Facebook「華文俳句社」
〜【俳句界】2025年4月号〜
 
◆2024年『俳句界』4月号が発行されました。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。
◆どうぞご理解とご支援をお願いします。
 
俳句大學國際俳句學部的通知!
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◆2025年『俳句界』4月號已出版。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆請各位多多支持指教。
華文俳句「俳句界」4月号(2025年)
 
永田満徳選評・洪郁芬選訳
 
軍歌是鬧鐘
冬季成功嶺
ylohps
〔永田満徳評論〕
台中的「成功嶺」是軍隊的新軍事訓練的發源地,作為新兵入隊訓練以及大學與專科學校學生集體訓練的場所,它致力於提升台灣軍隊的戰鬥能力並提升整體素質。透過描繪那種以軍歌取代鬧鐘喚醒的嚴苛集體訓練情景,生動地展現了「成功嶺」中軍事訓練所特有的時間與空間。
目覚ましの軍歌や冬の成功嶺
ylohps
〔永田満徳評〕
台中の「成功嶺」は軍隊の新しい軍事訓練の発祥地で、新兵入隊訓練や、大学・専門学校生の集団訓練が行われる場所として、台湾軍の戦闘能力を強化し、軍隊の全体的な質を向上させてきた。目覚まし時計の替わりに、「軍歌」で起こされる集団訓練の厳しい様子を描くことによって、「成功嶺」おける軍事訓練の特別な時間と空間をよく描いている。
 
山屋晾掛的長筒釘靴
高山雪
慢鵝
〔永田満徳評論〕
「高山之雪」是指積聚在高山上的雪。即使在亞熱帶與熱帶的台灣,合歡山、太平山、拉拉山、大雪山、玉山等山峰也披上銀白的衣裳,以冬季的盛裝點綴其莊嚴的身姿。文中描繪了雨天或沿著溪邊等泥濘道路上行走的登山者,為了晾乾「長靴」而將它們懸掛在山小屋上的情景,捕捉了欣賞台灣高山風光的畫面。
山小屋に吊るす長靴高山の雪
慢鵝
〔永田満徳評〕
「高山の雪」とは高い山に降り積もった雪ということ。亜熱帯と熱帯の台湾でも、合歓山、太平山、拉拉山、大雪山、玉山などの山々はその荘厳な姿を銀白の衣をまとって冬の装いで飾る。雨の日や沢沿いなど、ぬかるんだ道を歩いてきた登山者が「長靴」を乾かすために「山小屋」に干している様子を表現し、台湾の高山を楽しむ光景を切り取っている。
 
年貨大街
金色龍紋糖果盒
穆仙弦
〔永田満徳評論〕
「年貨」是台灣冬季的季語。春節中必不可少的各種物品統稱為「年貨」,其種類繁多。所謂「龍紋」,即指龍的圖案,龍象徵著力量、好運與繁榮,在各種文化和藝術中被廣泛運用。不論是龍紋還是金色糕點,通過搭配各種適合春節的物品,展現出慶祝春節的情感。
龍紋の金の菓子箱年貸街
穆仙弦
〔永田満徳評〕
「年貨」は台湾の冬の季語。春節に欠かせない品々は総じて「年貨」と呼ばれ、その種類は実に多岐にわたっている、「龍紋」とは「龍の模様」のことで、龍は力や幸運、繁栄を象徴し、様々な文化や芸術において広く使われている。龍紋といい、「金の菓子」といい、春節にふさわしい文物を取り合わせることによって、春節を祝う気持が表現されている。
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Facebook「華文俳句社」 〜【俳句界】2025年2月号〜

2025年01月25日 22時35分24秒 | 「俳句界」華文俳句

俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

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〜【俳句界】2025年2月号〜

◆2024年『俳句界』2月号が発行されました。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。
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◆2024年『俳句界』2月號已出版。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆請各位多多支持指教。

華文俳句「俳句界」2月号(2025年)
永田満徳選評・洪郁芬選訳


穿過房門的擤鼻涕聲
寒流

黃士洲
〔永田満徳評論〕
「寒波」是指自大陸南下的寒氣團如波浪般襲來的現象。在臺灣,每逢仲冬到晚冬期間,大陸寒氣團會多次經過,帶來明顯的降溫。「擤鼻涕」的現象不僅限於感冒,還可能由感染症或過敏等原因引起。而當「擤鼻涕聲」從門外傳來時,那種情景不禁讓人聯想到嚴寒的「寒波」來襲,令人心生共鳴。

ドア抜けて鼻をかむ音寒波来る

黃士洲
〔永田満徳評〕
「寒波」とは大陸から南下してもたらされる寒気団が波のように押し寄せてくること。台湾は仲冬から晩冬にかけて、大陸からの寒気団が何度も通過する。「鼻をかむ」現象は風邪ばかりではなく、感染症やアレルギーなどでも起こる。「鼻をかむ音」がドアの向うで聞こえるさまはいかにも厳しく冷え込む「寒波」の襲来を思わせて、共感できる。


腳踏車叮鈴的晨喚
冬陽

昭麗
〔永田満徳評論〕
「冬日」是同時具有「冬日一天」與「冬日陽光」雙重意義的季語。在這裡,它指的是冬季的陽光或日照。冬天的陽光雖然微弱而顯得不甚可靠,但從雲隙間灑落的寒冷光輝,往往能喚起人們的親切感與懷舊情懷。「腳踏車叮鈴的晨喚」描繪的可能是冬日清晨的景象。在冷冽的空氣中,聲音顯得格外清晰,這句俳句準確捕捉了冬日早晨的那種鮮明而獨特的氛圍。

冬の日や自転車ベルの響く朝

昭麗
〔永田満徳評〕
「冬の日」は冬の一日と冬の太陽の両方の意味で使われる季語です。ここでは、冬の太陽や日射を指す。冬の日差しは弱々しく頼りなげであるが、雲間からの寒気の中の輝かしい日差しなどには親しみや懐かしさを覚える。「自転車ベルの響く朝」とは早朝の情景であろうか。空気が冷えて、音がより鮮明に聞こえる冬の朝の雰囲気をよく捉えている。



呼嘯而過的一列火車
枯野

揚晨
〔永田満徳評論〕
「枯野」指的是草木枯萎後的原野。這樣的枯野形態各異,有的廣闊無邊,有的則位於山間的狹窄地帶,或者沿著海岸延伸的枯野。雖然是一片枯黃,但在夕陽照耀下閃閃發光,依然讓人感受到一絲華麗的氣息。在這片枯萎的原野中,飛馳而過的「一列火車」,描繪出一幅動靜交織的畫面。這首俳句雖然傳遞出荒涼之感,卻也清晰展現了枯野廣闊而鮮明的景致。

一両の汽車駆け抜くる枯野かな

揚晨
〔永田満徳評〕
「枯野」とは草木が枯れ果てた野原のこと。広く果てしないような枯野もあれば、山間の狭い枯野や海に沿って延びる枯野などさまざまである。枯れ一色とはいえ、夕日を浴びて輝くさまは華やぎを感じさせる。枯れてしまった野原のなかを疾駆する「一両の汽車」。荒涼としているものの、広がりのある枯野の景色がくっきりと見える句である。

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Facebook「華文俳句社」 〜【俳句界】2025年1月号〜

2024年12月25日 23時32分04秒 | 「俳句界」華文俳句
俳句大学国際俳句学部!
Facebook「華文俳句社」
 
〜【俳句界】2025年1月号〜
 
◆2024年『俳句界』1月号が発行されました。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。
◆どうぞご理解とご支援をお願いします。
 
俳句大學國際俳句學部的通知!
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◆2024年『俳句界』1月號已出版。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆請各位多多支持指教。
 
華文俳句「俳句界」1月号(2025年)
永田満徳選評・洪郁芬選訳
 
只留下殘枝傲骨
枯蓮
橍嶔
〔永田満徳評論〕
「枯蓮」是指枯萎的蓮花形態。冬日降臨,夏日清新華美的風姿已然隱去,枯蓮或沉沒於水中,或折斷埋於泥淖,呈現出一種令人憐惜的淒楚之態。「傲骨」源於唐代的典故,意指堅守尊嚴,不屈服於人。將破敗不堪的枯蓮形象比喻為在困境中依然保持高潔不屈的人物,這種比喻巧妙且意味深遠。
 
枯蓮や傲骨の枝残さるる
橍嶔
〔永田満徳評〕
「枯蓮」は枯れ果てた蓮の姿のこと。冬になると、夏場の爽やかで華やかな姿はすっかり影をひそめ、枯れて水中に没したり、泥中に折れ曲がったりして、痛ましく哀れな姿になる。「傲骨」とは唐代の故事で、誇りを高くもって、人に屈しないという意味。残骸のような枯蓮の姿に身を屈することをしない人物を見立てているところがいい。
 
 
敲著靴底泥土
田邊菊
帥麗
〔永田満徳評論〕
「田邊菊(馬蘭)」是台灣的季語。這是一種多年生草本植物,分布於台灣的低地,過去常見於田埂或路旁,作為田野自然的點綴而深受喜愛。它適合用來營造適合農地生態的植被。在描述農民「敲著」鞋底泥土的情景中,「田邊菊」這個季語恰到好處地刻畫了勤於農作的人們形象,展現出濃厚的鄉野氣息與樸實生活的詩意。
 
靴の土を叩き落とすや田邊菊
帥麗
〔永田満徳評〕
「田邊菊(馬蘭)」は台湾の季語。多年生の草本植物で、台湾の低地に分布し、昔は田んぼの畦や道端に見られ、田野の自然な装飾として親しまれていた。農地の生息地に適した植生を作るのに向いている。靴底に着いた泥土を「叩き落とす」情景であろう。「田邊菊」という季語との取り合わせによって、農作業に勤しむ人物をよく捉えている。
 
 
烈焰中祖靈的容顏
火神祭
李康莉
〔永田満徳評論〕
「火神祭」是台灣秋季的季語,指的是「巴拉瑪火神祭」。這是一項由撒奇萊雅族人舉行的儀式,參與者手持火把進行行進,以追憶祖先艱辛的歷程。「火中浮現祖靈的影子」這一措辭描述了最後的儀式場景,火神的花棺祭壇被火化,象徵從火中重生,同時也展現了與火神共享新生力量的意涵,巧妙捕捉了這一莊嚴而深刻的瞬間。
火に浮かぶ祖霊の影や火神祭
李康莉
〔永田満徳評〕
「火神祭」は台湾の秋の季語で、「バラマ火の神の祭り」のこと。サキザヤ族の人々が松明を手に持って行進し、祖先の苦難の道のりを追憶する儀式である。「火に浮かぶ祖霊の影」という措辞は最後の儀式で、火の神の花棺の祭壇を火葬にし、火の中からの再生を象徴するとともに、火の神と新生の力を共有する場面をうまく切り取っている。
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Facebook「華文俳句社」 〜【俳句界】2024年11月号〜

2024年11月06日 16時01分26秒 | 「俳句界」華文俳句

俳句大学国際俳句学部!

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〜【俳句界】2024年11月号〜

◆2024年『俳句界』11月号が発行されました。
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~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku  2024・11

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華文俳句【俳句界】2024,11月号
永田満徳選評・洪郁芬選
 

秋晨出嫁
給養孫女上頭

鐵人
〔永田満徳評論〕
「秋天的早晨」是指立秋過後,早晚變得清爽的時節的早晨。從仲秋到晚秋,感受到寒意的早晨也會越來越多。這首俳句描寫了在自己如母親般撫養長大的「孫子」結婚當天,祖母幫忙梳頭的情景。可以體會到祖母對她的孫子懷有比對親生子女更為寬慰的心情,而孫子對祖母的感激之情也遠超對親母的深厚情感。這份情感傳達得十分深刻,令人感動。
 
嫁ぐ孫の髪を結ひたる秋の朝

鐵人
〔永田満徳評〕

「秋の朝」は立秋を過ぎて、朝夕が爽やかになる頃の朝のこと。仲秋から晩秋になると、肌寒さを感じる朝も多くなる。母親代わりに育てた「孫」の結婚式当日に髪結いを手伝っている情景。祖母にとっても実の子以上に安堵の気持でいることが分かるし、孫にとっても母親以上に感謝を込めている気持が痛いほど伝わってきて、心打たれる。
 
 

一路推嬰兒車的童歌
秋日明媚

黃士洲
〔永田満徳評論〕
「秋日」是秋天的陽光。它指的是那耀眼而美麗的秋日陽光。這首俳句描寫了在晴朗爽快的天氣中,因為天氣宜人,抱著不肯停止哭泣的嬰兒外出散步的情景。哼著「兒歌」,輕輕推動著「嬰兒車」。沐浴在秋日陽光中的嬰兒,應該已經安然入睡了。這篇描述巧妙地捕捉了秋日氛圍。
 
秋の日やベビーカー押しわらべ歌

黃士洲
〔永田満徳評〕
「秋の日」は秋の日の光のこと。まぶしく美しい秋の日差しをいう。よく晴れて、さわやかな天気に誘われて、泣きやまぬ赤ん坊を連れ出している情景。「わらべ歌」を聞かせながら、「ベビーカー」を緩やかに押しているのである。秋の日差しを浴びた赤ん坊はすやすやと寝入ってしまったことだろう。秋の日の雰囲気をうまく詠んでいる。
 
 

走出清明上河圖動態展
古扇

穆仙弦
〔永田満徳評論〕
「古扇」是指去年的扇子。扇子本身也被稱為宮殿扇或灣扇,這是一種帶有柄的扇子。「清明上河圖」則是一幅描繪中國北宋都城開封城內外繁華景象的畫卷。參觀了冷氣充足的傳統工藝展,剛一出來就因為天氣炎熱而拿出古扇來搧風。這種傳統工藝展與「古扇」的組合,表現出臺灣人對古風的喜好。
 
清明上河図展を出て古扇

穆仙弦
〔永田満徳評〕

「古扇」は昨年の扇のこと。扇そのものは宮殿扇、湾扇とも呼ばれ、ハンドル付きの扇子。「清明上河図」は中国北宋の都開封の都城内外のにぎわいの様を描いた画巻。冷房の効いた伝統工芸品展を見て、外に出た途端、暑くて古扇を扇いだのである。伝統工芸品展と「古扇」との取り合わせによって、台湾人の古風好みの一端を表現している。

国際俳句の五七五訳についての疑問❔

[ 日本語への翻訳が俳句の価値をきめてしまう。怖いことです。]

【答え】
日本語訳が目的でなく、手段である!

① 五七五訳を参考にして、どの言葉が不必要で、どの言葉が必要かを考えるためである。

② 五七五の十七音の和訳は、HAIKUの真価を再現するものであり、国際俳句の定型化に繋がりものである。

③原句に対して意訳せず、逐語訳に努めて、原句通りに五七五訳をし、原句がそのまま五七五訳ができるところまで来ている。

従って、日本語訳が目的でなく、手段であることである。

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華文俳句 〜【俳句界】2024年10月号〜」

2024年09月25日 08時26分42秒 | 「俳句界」華文俳句
俳句大学国際俳句学部!
Facebook「華文俳句社」より
 
〜【俳句界】2024年10月号〜」
 
◆2024年『俳句界』10月号が発行されました。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。
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◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
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華文俳句【俳句界】2024,10月号
永田満徳選評・洪郁芬選訳
 
中藥舖打盹的藥劑師
三伏
帥麗
〔永田満徳評論〕
「三伏」指的是夏天的熱勢非常旺盛,以至於將秋天的氣息壓伏下去、降服的意思。提到台灣的中藥店,就會想到作為觀光景點也很有名的批發街「迪化街」。在酷熱的天氣中,顧客稀少,閒暇之時,不禁「打瞌睡」的中藥店老闆的情景被描繪了出來。台灣人民恬靜和平的生活方式被巧妙地捕捉到了。
 
三伏や漢方店主のうとうとと
帥麗
〔永田満徳評〕
「三伏」は夏の勢いがとても盛んで秋の気配を伏する、降伏させるという意味。台湾の漢方薬屋と言えば観光地としても有名な問屋街「迪化街」がある。うだるような暑さのなか、客足は遠のき、暇なひと時、つい「うとうと」としている漢方薬屋の「店主」の様子を描いている。台湾の人々ののどかで平和な暮らしがうまく切り取られている。
 
 
南門老闆娘的爆炸頭
楊桃汁
黃士洲
〔永田満徳評論〕
「楊桃汁」是台灣夏日的象徵,因其酸甜適中且營養豐富而廣受喜愛。在這首俳句中,一位擁有自然捲曲、蓬鬆髮型的「爆炸頭」女將,被描繪成飲著楊桃汁,展現出健康煥發的形象。在台北歷史悠久的「南門市場」中,她以充沛的活力經營著生意,場景充滿生機與朝氣。
 
南門の女将のアフロ楊桃汁
黃士洲
〔永田満徳評〕
「楊桃汁」は台湾の夏の季語でスターフルーツのジュースのこと。酸味と甘みのバランスがよく、豊富な栄養価で広く愛されている。自然なカールやボリュームを持つ髪型で、インパクトが絶大な「アフロヘアー」の「女将」が楊桃汁を飲んで健康そのものと言った感じで、台北でも長い歴史を持つ伝統市場「南門」の市場で、勢いよく商売しているところをよく描いている。
 
 
水面倒映天空的雲彩
鹽田
ylohps
〔永田満徳評論〕
「鹽田」是台灣夏季的季語。台灣的鹽田歷史悠久,不僅是食鹽的生產基地,還以觀光景點聞名。鹽田文化至今仍然傳承著,作為勤勉與智慧的象徵,是重要的文化遺產。透過「映在水面上的天上雲」這一表達,介紹了台灣鹽田美麗的景色,以及夕陽倒映在鹽田上的壯麗景觀。
 
塩田や水面に映る空の雲
ylohps
〔永田満徳評〕
「塩田」は台湾の夏の季語。台湾の塩田は歴史が古く、食塩の生産拠点であるだけでなく、観光地としても知られる。塩田文化は今もなお受け継がれていて、勤勉と知恵の象徴として重要な文化遺産となっている。「水面に映る空の雲」と表現することによって、塩田の美しい景色や照り映える夕陽を楽しむことができる台湾の塩田風景を紹介している。
 
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