【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会副会長 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

火神主宰 俳句大学学長 Haïku Column代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

〜「華文俳句社」のKabun Haiku『俳句界』2021・4〜

2021年03月24日 16時11分55秒 | 華文俳句

俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

 

〜「華文俳句社」のKabun Haiku『俳句界』2021・4〜

 

◆2021年『俳句界』4月号が発行されました。

◆ Facebook「華文俳句社」のKabun Haikuから選句・選評した句を掲載しています。また、「俳句界」2020年1月号から毎月連載しています。

◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。

◆2018年11月1日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。

◆ 二行俳句の個人句集では、洪郁芬氏が『渺光乃律』(2019、10)を〔華文俳句叢書1〕として、郭至卿氏が『凝光初現』(2019、10)を〔華文俳句叢書2〕として、次々に刊行しています。ついに、全季節を網羅した、世界的にも画期的な「歳事記」が2020年10月に発行されました。これで季重なりの問題が解消されるでしょう。

◆さらに、2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。

◆2020年『俳句界』3月号の特別レポートにおいて、「熊本大学」で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。

◆どうぞご理解とご支援をお願いします。

 

俳句大學國際俳句學部的通知!

 

~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku  2021・4〜

 

◆2021年『俳句界』4月號已出版。

◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。

◆2018年12月1日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。

◆2020年『俳句界』3月號以八頁的篇幅特別報導了於「熊本大學」舉辦的「華文俳句の可能性」座談會。

◆請各位多多支持指教。

 

華文俳句【俳句界】2021,4月号

 

永田満徳選評・洪郁芬訳

 

雨靈

  •  

桌曆上的Q版插圖

立春

〔永田満徳評論〕

Q版是「客製化Q版人物」的略稱,俗稱Q版角色。作者在收拾整齊的桌上裝飾喜愛的Q版角色月曆,獨自在房裡樂在眉梢,笑得合不攏嘴。合宜的配搭季語「立春」,一眼看出他對期待已久的春天感到滿意。

 

雨靈

  •  

卓上カレンダーのQ版キャラ

立春

〔永田満徳評〕

「Q版」とは「Q版造型画」の略称で、中国語でちびキャラのこと。きれいに片付けた「卓上」にお気に入りの「キャラ」入りの「カレンダー」を飾って、悦に入っているのである。「立春」という季語の斡旋がよく、待ちに待った春の到来を喜んでいる様子が窺える。

 

 

林國亮

  •  

游過木格子窗的天鵝

春燈下的原稿紙

〔永田満徳評論〕

明豔的春燈下端坐稿紙前,進入創作狀態。此刻木格窗旁一羽白天鵝緩緩經過。她潔白的殘影,還一時停留在意識之中。作者繼續默默的低頭爬格子。此俳句擷取春夜的一瞬間,描述作者稱心如意的情境。

 

林國亮

  •  

木製の格子窓を通り過ぎる白い鳥

春灯下の原稿紙

〔永田満徳評〕

明るく艶やかな「春灯下」で、「原稿紙」に向かって、創作していると、(つや)

 

 

黃士洲

  •  

詩雜誌與見底的咖啡

悠閒

〔永田満徳評論〕

此刻作者手握著透明且能見底,自己喜愛的咖啡杯,另一手翻閱刊登自己詩作的雜誌。搭配季語「悠閒」,使春天的一日充滿舒適寧靜的氣氛,可以盡興享用,其樂無比。

 

黃士洲

  •  

詩の雑誌と底が見えるコーヒー

長閑

〔永田満徳評〕

お好みの「底が見える」、透明な「コーヒー」を片手に、自分の詩が掲載されている「雑誌」をじっくりと読み進めている情景であろう。「長閑」という季語との取合せで、のどかで、のんびりとした春の一日を心ゆくまで楽しんでいるところがよい。

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〜俳句大学 〔Haiku Column〕「俳句界」2021・4〜

2021年03月24日 16時05分38秒 | 月刊誌「俳句界」

俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

 

〜俳句大学 〔Haiku Column〕「俳句界」2021・4〜

 

◆俳句総合誌『俳句界』4月号が発行されました。

◆俳句大学 〔Haiku Column〕のHAIKUから選句・選評した句を掲載しています。また、「俳句界」2019年1月号から毎月連載しています。

◆R 2・12月号から作者の国名を入れています。人種、国籍を問わず投句を受け入れていることから、その「人道主義的」スタンスが広く支持されています。

◆ 向瀬美音氏は日本語訳の改善に着手している。五七五の17音の和訳は、HAIKUをただ端に日本の俳句の五七五の17音にしただけではなく、原句のHAIKUの真価を再現するものであり、国際俳句の定型化に一歩近づくための有効な手立てであることを強調しておきたい。

◆例えば、ある日本の国際俳句大会で「飢えた難民の/前に口元に差し出す/マイクロフォン一本」のような三行書きにしただけで散文的な国際俳句が大会大賞、或いはある国際俳句協会のコンクールで「古い振り子時計―/蜘蛛の巣だらけになっている/祖父のおとぎ話」のような切れがあっても三段切れで冗漫な国際俳句が特選を受賞しているように、三行書きの国際俳句が標準になっていることに危惧を覚えて、俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。

◆2017年7月にフランス語圏、イタリア語圏、英語圏の55人が参加する機関紙「HAIKU」を発行しました。12月20日発行の2号では91人が参加しました。また、5月31日発行の3号では96人が参加し、320ページを数えます。さらに、12月26日発行の4号では112人が参加し、500ページを数えます。そして5号では150人が参加して、550ページを越えて、8月1日に出版しました。そして、6号を2020年12月に出版しました。また、2020年3月1日には「国際歳時記」の第1段として【春】を出しました。「HAIKU」6号と「歳時記」は原句の内容を損なうことなく五七五に訳出しています。

◆総合俳句雑誌「俳句界」2118年12月号(文學の森)の特集に「〔Haiku Column〕の取り組み」について」が3頁に渡って書いています。

◆「華文俳句」に於いては、華文二行俳句コンテストを行い、華文圏に広がりを見せて、遂に、2018年11月1日にニ行俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。

◆ 二行俳句の個人句集では、洪郁芬氏が『渺光乃律』(2019、10)を〔華文俳句叢書1〕として、郭至卿氏が『凝光初現』(2019、10)を〔華文俳句叢書2〕として、次々に刊行している。さらに、全季節を網羅した「華文俳句歳事記」が2020年11月には刊行されて、これで季重なりの問題が解消されるでしょう。

◆さらに、2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載している。

◆『俳句界』2020年3月号の特別レポートにおいて、熊本大学で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。

◆どうぞご理解ご支援をお願いします。

 

avril aout de 「HAIKUKAI俳句界」!

〜Haikus du mois de Haiku Colum de Haiku Universite〜

◆L avril de aout de HAIKUKAI俳句界 vient d'etre publie.

◆il contient les meilleurs haikus du mois selectionnes par M. Nagata.

◆Selon ce plan nous allons continuer a publier des haikus en deux lignes avec kire et toriawase.

 

The April issue of 「HAIKUKAI俳句界」!

〜Haiku Colum of Haiku University [Monthly best Haikus]〜

◆the April issue of HAIKUKAI俳句界 has just been published.

◆It contains the best haikus of the month selected by M. Nagata.

◆according to the plan, we will continue to publish 2 lines haikus with kire and toriawase.

 

Haiku Column(俳句大学)

(「俳句界」R3.4月号)

 

【今月の秀句(monthly excellent Haikus) 】

永田満徳選評・向瀬美音選訳

 

(Facebook「Haiku Column」より)

Mirela Brailean

  •  

heat haze -

the breath of the earth

〔Commented by Mitsunori Nagata〕

It's probably a poem about the "haze" that rises on a sunny day with strong sunlight and not so strong wind. "Haze" has a strong image of ephemeral, but it is good to anthropomorphize the flicker from the ground as "the breath of the earth" and draw the magnificent and dynamic atmosphere of spring.

 

ミレラ ブライレーン(ルーマニア)

  •  

陽炎や地球の息吹かと思ふ  

〔永田満徳評〕

よく晴れて日射が強く、風があまり強くない日に立ちのぼる「陽炎」を詠んだものだろう。「陽炎」は儚はかなさのイメージが強いが、地面からのもやもやとした揺らめきを「地球の息吹」と擬人化したところがよく、春の雄大で、躍動感のある雰囲気を余すことなく描いている。

 

 

Paul Callus

  •  

pruning -

the renovation of life

 

potatura -

il rinnovamento della vita

〔Commented by Mitsunori Nagata〕

A phrase that mimics the "pruning" of pruning fruit trees in early spring to shape them and improve their fruit growth. The "pruning" of "life" is also "re-living" and taking a new step. It is interesting as a phrase that came to mind from the seasonal word "pruning" to "life."

 

ポール カリュス(マルタ)

  •  

剪定やこの人生を生き直す  

〔永田満徳評〕

春先に果樹の枝を払い、形を整えたり、実のなりをよくしたりする「剪定」を人に擬なぞらえている句。「人生」の「剪定」もまた、「生き直す」ことであり、新たな一歩を踏み出すことである。「剪定」という季語から「人生」に思いが及んだ句として、面白い。

 

 

タンポポ 亜仁寿

  •  

soft breathing of a sleeping baby

spring rain

〔Commented by Mitsunori Nagata〕

As the saying goes, "a sleeping child grows up," a phrase that makes you feel the eyes of a mother watching over her child's growth. The appearance of a baby standing "softly" with a "sleeping breath" resonates with the "spring rain", which has a quiet and warm mood, and a peaceful spring scene is well cut out.

 

タンポポ 亜仁寿(インドネシア)

  •  

春の雨稚児の寝息の柔らかく  

〔永田満徳評〕

「寝る子は育つ」という諺ことわざがあるように、子の成長を見守っている母親の眼差しが感じられる句。「寝息」を「柔らかく」立てている「稚児」の姿は、静かで、あたたかな気分が漂う「春の雨」と響き合って、のどかな春の一場面がうまく切り取られている。

 

 

【今月の季語(Kigo of this month)】  永田満徳選評・向瀬美音選訳

 

(Facebook「Haiku Column」より)

 

【 朧月 おぼろづき oborozuki / hazy moon / lune voilée 】

Eugénia Paraschiv

  •  

lune voilée

ton souffle me guide

エウジェニア パラシブ(ルーマニア)

  •  

朧月我を導く君の息 

Zamzami Ismail

  •  

hazy moon

pending paintings hanging in an old studio

ザザミ イスマイル(インドネシア)

  •  

アトリエ に未完の絵画朧月  

 

 

【 花の雨 はなのあめ hananoame / rain in cherry blossom/ pluie sur cerisiers en fleurs 】

Rina Darsa

  •  

rain in cherry blossom

the first time you said I love you

リナ ダルサ(インドネシア)

  •  

花の雨君の告白受けしとき 

Amel Ladhibi Bent Chadly

  •  

ses baisers volés

pluie sur cerisiers en fleurs

アメル ラドディビ ベント シャドリー(チュニジア)

  •  

花の雨その下でキス盗まるる  

 

 

【 石鹸玉  しゃぼんだま/ shabondama / soap bubble / bulle de savon 】

In Ismael

  •  

soap bubble

rainbow appears from the breath of the child

イン イスマエル(インドネシア)

  •  

子の息に虹の現れしやぼん玉  

Antonella Seidita

  •  

stelle filanti colorano il cielo

bimbi in piazza

 

streamers color the sky

children in the square

アントニア セイディタ(イタリア)

  •  

子ども等の空を彩る石鹸玉  

 

【 蒲公英 たんぽぽ tanpopo / dandelion / pissenlit 】

Christina Martin

  •  

just one wish

an angel takes flight on dandelion wings

クリスティーナ  マルタン(フランス)

  •  

たんぽぽの綿毛の天使飛び立ちぬ

Agnese Giallongo

  •  

il tarassaco-

tutti i miei ricordi sparsi per aria

 

the dandelion -

all my memories scattered in the air

アグネーゼ ジアロンゴ(イタリア)

  •  

たんぽぽや風に散らされたる記憶

 

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今こそ、インターネットを使った俳句を

2021年03月12日 18時44分00秒 | 総合文化誌「KUMAMOTO」

NPO法人 くまもと文化振興会
2021年3月15日発行

特集「2021年、今年こそは」
〜今こそ、インターネットを使った俳句を〜


永田満徳

俳諧連歌が成立した室町時代末期より、俳諧の発句を芸術の域に高めた芭蕉による蕉風俳諧、正岡子規による近代俳句改革を経て、今日、俳句の歴史はおよそ五百年を閲(けみ)している。そして、今や、俳句は、世界に開かれたインターネット時代を迎えて大きな転換期を迎えている。

七年前、私が学長を務める俳句大学はネット時代を見据えて、俳句の可能性を探ることを目標の一つに掲げて創立された。ネットの長所としては、県を越え、国を越えて、個人が自らの俳句を発表できるということだろう。Zoomを使ったリアルタイムなネット句会も魅力である。これは、新たな「座」(句座)の創出である。

折しも、コロナ感染症を回避するために、情報通信技術を使ったテレワークという柔軟な働き方が推奨されている。俳句大学は、SNS交流サイトFaceBook やインターネット、夏雲システム(オンライン)を使った俳句活動を行っている。コロナ禍の影響は少なく、むしろ、より積極的に、より活発に活動している。

具体的には、俳句大学ではインターネットの「俳句大学ネット句会」、あるいは、 Facebookグループ「俳句大学投句欄」における、①講師による「一日一句鑑賞」、②会員による「一日一句相互選」や③「週末は席題で一句」、④「連休は写真で一句」や、Facebookグループ「俳句大学初心者教室」など、ネット時代の俳句の可能性を探る活動を積極的に行っている。令和二年八月発行の機関誌「俳句大学」第四号は、その俳句大学が運営するネット句会、Facebookグループの活動は無論のこと、国際俳句交流のFacebookグループ「「Haiku Column」、中国圏の二行俳句のFacebookグループ「華文俳句」などを掲載し、俳句大学の取り組みの全貌を明らかにすることを目的に編集し、200ページに近い俳句誌になった。

一昨年、俳句大学を基盤として、ネットに特化した「日本俳句協会(japan-haiku-association)」が設立された。すでにインターネットの普及によって海外でのHAIKU作家との交流も格段に増えてきた。主にSNSを介したリアルタイムな交流も盛んになってきており、日本の俳句への関心も非常に高くなっていることから、今一度、芸術性のある芭蕉の俳諧精神に立ち返ることが必要である。日本俳句協会という新しい「場」は、世界に通用する俳句(HAIKU)における芸術性の確立に向けて、国際俳句交流協会をはじめ、既存の俳句協会と互いに協力し合うことによって世界俳句の発展に貢献していくことを目指している。

さて、俳句大学国際俳句学部では、六年前にSNSの国際俳句交流の場を提供するFacebookグループ「Haiku Column」を立ち上げ、私は代表として、また、向瀬美音氏は主宰として「Haiku Column」を管理している。現在、参加メンバーは2300人を越え、1日の投句数も200句に及ぶ。瞬時に交流できるFacebookという国際情報ネットワークの恩恵を受けているのも特色である。

国籍もフランス、イタリア、イギリス、ルーマニア、ハンガリー、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、アメリカ、インドネシア、中国、台湾と多様である。使われている言語は三ヶ国語で、フランス語、イタリア語は向瀬氏、英語は中野千秋氏が担当している。人種、国籍を問わず投句を受け入れていることから、人道的なグループということで人気があり、HAIKUによる国際文化交流が国際平和に繋がっていることを痛感する毎日である。

これらの国際俳句の試みは、機関誌『HAIKU』のVol.1からVol.6で紹介され、一昨年八月一日に朔出版から出版されたVol.5では、世界中から一五〇人が参加して、総ページ数は五五〇ページを超える。

二〇一七年四月に「俳句ユネスコ無形文化遺産協議会」が設立された。この運動によって、俳句が広く認知されていくことは俳句の国際化にとってよいことである。しかし、この運動を推進するに当たって、「何をもって、『俳句』とするか、そのコンセプトの共有に危惧を抱く」(西村和子『角川俳句年鑑』巻頭提言・二〇一八年版)という意見は重要である。俳句大学の〔Haiku Column〕ではHAIKUとは「切れ」による詩的創造による短詩型文芸であるとして、「切れ」が明確になる二行書きのHAIKUの普及に努力してきた。現在、三行書きのHAIKUが多いが、「切れ」の本質に立ち返る契機として二行書きのHAIKUの重要性は大きいと考えている。

日本の俳句の翻訳の場合であるが、はやくも俳句の構造上による〈二行書き〉の問題を取り上げていたのは角川源義である。角川源義は『俳句年鑑昭和四十九年版』(昭和四十八年十二月)において、「俳句の翻訳はほとんど三行詩として行われている。これは俳句の約束や構造に大変反している」として、「私は二行詩として訳することを提案する」と述べ、「俳句の構造上、必ずと云ってよいほど句切れがある。切字がある。これを尊重して二行詩に訳してもらいたい」とまで言い、「切字の表現は二行詩にすることで解決する」と結論付けている。角川源義が「切れ」(切字)による二行書き(二行詩)を提言していることは無視できない。俳句の本質である「切れ」と、俳句大学が提唱する「取合せ」は、二行書きにして初めて明確に表現できるのである。

日々の「Haiku Column」の二行書きのHAIKUの投句を見ても、日本人が発想しない「切れ」と「取合せ」を発見するたびに、俳句の国際交流が「俳句(HAIKU)」の解放と新しい現代俳句の展開に重要であることが痛感される。

今年は一層、インターネットの積極的活用によって、国内の俳句活動を始として、海外の俳人との交流を深め、真の「俳句(Haiku)」の在り方を探り、ウィズ コロナ、ポスト コロナ社会を見据えた国際俳句文化の更なる発展に寄与していきたいと考えている。

(ながた みつのり/日本俳句協会副会長・俳人協会熊本県支部長)

                      

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