防犯アドバイザーの志久正敏さん(61)=久保田町=が8月初旬、自宅庭のヒョウタンのつるに巻き付かれたトンボを発見した。両羽を巻き付かれ身動きできなくなっていた。「葉の上で休んでいるところを捕まえられたのでは」と、志久さんは推測している。
志久さんは今年3月まで県警生活安全部に勤務。現在はその経験を生かし、老人クラブを対象にした防犯講話を行っている。その際、つるに捕まったトンボの写真を「どんな場所にも危険が潜んでいる例」として紹介している。これまでの経験から「防犯は日ごろの心がけが大事。臆病者(おくびょうもの)と言われるくらいの用心が必要」。講演の締めくくりは「みなさんも“極楽トンボ”と言われないよう気をつけて」。参加者も笑いながら、うなずいているという。(佐賀新聞記事から)【写真】志久さんが撮影したヒョウタンのツルに捕まったトンボ
とんぼさん、羽を休めたくても、ひょうたんには気をつけましょう。