茨城県立水戸特別支援学校 ブログ

日々の学習活動や学校行事を紹介します。

寄宿舎で行われた天体観測会

2015年11月13日 | 寄宿舎

10月26日の午後6時からグラウンドで,天体観測会が行われました。

土浦三高の岡村先生が,様々な天体望遠鏡を持ってきてくれました。

岡村先生の天体観測会は今回が初めてではなく,2年前にも行われました。

2年前の観測会の様子です。

10月10日 夜空の観測会」(クリックするとリンクが開きます)

 

午後5時頃からグラウンドで準備が始まりました。

観測のための器具はかなり大きいので,分解して車に積んで,その場で組み立てます。

双眼鏡をセットして組み立て完了です。

この器具は土浦三高の生徒さん達がホームセンターで資材を購入して自作したそうです。

すごいですね!

天体望遠鏡とナスミス式望遠鏡の組み立ても完了しました。

夜はかなり冷えるので,みんな上着を着込んでグラウンドに集合しました。

双眼鏡で月を見ると,手を伸ばせば届きそうなほどに明るくハッキリ見えました。

双眼鏡の前に行列ができましたが,みんなで譲り合って見ることができました。

こちらは天体望遠鏡です。

双眼鏡より少し見るのが難しかったのですが,さらに細かく月のクレーターまで見ることができました。

こちらはナスミス式望遠鏡です。

月を観察していると,少しの時間で月が移動してしまって,その度に望遠鏡の角度を調整する必要がありました。

普段見ているだけではなかなか分かりませんが,月が動いていることが理解できました。

ちなみにこの望遠鏡,移動式のナスミス式望遠鏡としては日本最大だそうです。

月の観測の次は,星の観測です。

岡村先生がレーザーポインターで指した方向の星をつなげると,夜空に大きな三角形が見えました。

ベガ・デネブ・アルタイルで出来る「夏の大三角形」です。

ベガは織姫,アルタイルは彦星だそうです。グラウンドからは見えませんでしたが,「この間を天の川が流れているんですよ」と岡村先生が話してくれました。

天体望遠鏡で「ベガ」を見てみました。

キラキラ輝く星を見て「まるでダイアモンドみたい!」とみんな感動していました。

 

天体観測会に参加した生徒たちからの感想です。

Aさん「私はあんな風に大きな月を見たのは初めてで,とてもきれいでした。なぜ望遠鏡で見ると大きく見えるのかとても不思議でした。今度はもっとゆっくり見たいです。」

Bさん「私は今回はじめて天体観測を見ることができました。月をこんなに間近で見たのが初めてでとても興奮しました。星の観察をして,初めて知ったことがたくさんあってとても勉強になりました。すごく楽しかったです。」

Cさん「初めて望遠鏡で月を見ました。とてもきれいでした。七夕の織姫の星を「ベガ」という名前だと知りました。みんなで天体観測ができて,とてもうれしかったです。また,天体観測したいです。」

最後に,D君から岡村先生へお礼を言って,観測会は終了になりました。

少し寒い中での天体観測会でしたが,月や星を見た感動で寒さが吹き飛ぶような楽しい観測会でした。

 

次回は生活の様子をアップしたいと思います。

お楽しみに!


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