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「自律」と「自立」

2015年11月29日 23時36分54秒 | 学習支援・研究
反抗期の子どもに宿る「自律」と「自立」
(子どもの第1次反抗期にはこう対処しよう! Vol.2)
2015年11月15日13時00分

反抗期とは、子どもの自律心の芽生えなのです



© beeboys - Fotolia.com

第1次反抗期になった子どもは「イヤ!」を連発しては
親を困らせますが、子どもは
別に反抗するために反抗的な言葉を発しているのではありません。

この言葉は、子どもの「自律したい(※)」
という気持ちの現れなのです。
もしも、子どもが
「パパ、ママ、私はこんなふうにやりたいの。
私のやり方でやらせて」というふうに、
きちんとした言葉で意志を示してくれれば、
言われたほうも「じゃあ、やってごらん」と
反応を返すことができるのではないでしょうか。

ところが、第1次反抗期頃の子どもは、
まだそういう表現のしかたをすることができません。
そのため、口にするのは「イヤ!」や、
「自分でする!」になってしまうのです。
こういう表現で言われてしまうと、
親にしても「反抗的」、「親の言うことに従わない」と
感じてしまうわけです。

反抗期は大きく2回ある
子どもが大人になっていく過程で、
そのようなかたちで親に対して「反抗」する時期というのは、
大きく2回あるとされています。
はじまりは2歳~4歳ぐらいの時期であり、
この時期は第1次反抗期と呼ばれます。

次は12歳~14歳ぐらいの時期で、
この時期は第2次反抗期と呼ばれています。
第1次反抗期の子どもの反抗心は
「自律(※)」したいという思いによって起きるものであり、
第二次反抗期の反抗心は「自立」したいという思いから起きるものです。

(※)自律=自分で考えて(自分の意志で)行動する/
自立=他者(親)からの支配・援助を受けずに存在する、行動する

「たかがボタンかけ」でも、子どもには重要なこと
第1次反抗期に入った子どもは、
親がなにかお世話をしようとするとあらゆる局面で「イヤ!」を
連発します。歯を磨かせようとしても
「イヤ!」、服を着替えさせようとしても、
「イヤ!」といった具合です。

そして、たいていの場合「自分でする!」と言い出しますが、
やってみてもうまくいきません。
たとえば服の着替えですが、
ボタンのかけはめというのは、
かなり高度な動作を要求するものです。
手の動きとしても複雑な上に、
顔を下に向けてもなかなか
ボタンホールが見づらいことも動作の難易度を上げています。

いつまでもモゾモゾとやっているのにしびれを切らして、
親が脇から手伝おうなどとしようととすると、
子どもはどんどん不機嫌になります。
親が無理にボタンをかけてしまったりしようものならば
真っ赤になって怒り出し、しまいには
泣き出してしまうでしょう。

親にしてみれば「ボタンかけの何がそんなに重要なのか?」
といったところでしょうが、当の本人にしてみれば、
ものすごく大切なことなのです。

(子育ての達人)
子どもが「イヤ!」と言い出した時、
親はどう対処するのがよいのでしょう? 
次回は、親の対処法を解説します。

http://mama.woman.excite.co.jp/editors/education/E1446707637156/

この論点は、児童心理(幼児教育)の分野かもしれません。
この分野に関して、本学にも多くの専門家がいますので、
門外漢のわたしが、これについて、
とやかく言及するつもりはありません。
ただ本学の精神「自立する人を目指す」、
この自立という言葉について引っかかっていたので、
あえて取り上げました。


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