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ビッグニュース・地銀の再編

2014年11月09日 09時09分09秒 | 学習支援・研究
<経営統合協議>横浜銀行と東日本銀行 
動き出した地銀再編

毎日新聞
11月4日(火)21時51分配信

地銀大手の横浜銀行と、東京を地盤とする東日本銀行は4日、
経営統合に向け協議に入ったことを認めた。
人口減や高齢化で需要の先細りが避けられず、
規模拡大による効率化で対応力を強化する狙いだ。
金融庁は地銀の経営環境悪化は全国共通の課題とみて
再編圧力を強めてきた。
顧客・財務基盤で突出する横浜銀が先陣を切ったことで、
他の有力地銀の動向にも影響を与えそうだ。

「業界のリード役が動いた」。
関東地方の有力地銀幹部は4日、
経営統合のニュースに驚きを隠さなかった。
2行は2016年春にも共通持ち株会社をつくる方向で、
実現すれば全国の地銀グループで最大手となる。

地銀再編のモデルケースとされるのが、
07年に誕生した「ふくおかフィナンシャルグループ(FG)」だ。
有力地銀の福岡銀行が、経営不振に陥った熊本ファミリー銀行(現熊本銀行)、
親和銀行(長崎)を引き取る形で誕生した「救済型」
の再編で、
それまで首位だった横浜銀を抜き、
一躍、地銀グループトップに躍り出た。

地銀の収益の柱は地元の中小企業や住宅ローン向け融資だが、
人口減と都心部への一極集中で地域経済は疲弊しており、
経営は曲がり角にある。これまでは
「収益力に劣る地銀が追い込まれた末に再編する」
(スタンダード・アンド・プアーズの吉沢亮二主席アナリスト)
の例が大半だった。

堅実な経営を維持する首都圏2行の経営統合決断は
新たなケースといえるが、背景には
金融庁の思惑も見え隠れしている。

同庁は昨年9月に示した監督指針に
「5~10年後を見据えた中長期の経営戦略を検討することが重要」と明記。
今夏には2割強の地銀の中小企業向け融資が
採算割れしているとの分析を根拠に
「(地銀の事業モデルが)中長期的に成立しない可能性がある」と指摘、
再編を含む経営戦略を迫っていた。
実際、首都圏2行の決断を金融庁幹部は
「業界に刺激を与える前向きな動きだ」と高く評価した。

3メガバンクを中心に集約が進む大手銀に比べ、
「地場に厚い顧客基盤があるほど再編の必要性は感じていない」
(関係者)とされる地銀業界に、
本格的な再編の波は広がるのか。
麻生太郎金融担当相は4日の閣議後会見で
「いろいろな形の経営を考えないと今後、
地銀の経営は難しくなる」と述べた。

政府・与党内からは「公的資金完済が目前に迫り、
傘下に近畿大阪銀、埼玉りそな銀などを持っている
りそなホールディングスが台風の目になる可能性がある」
との声も出ている。
【赤間清広、竹地広憲】


地銀
全国展開する大手銀行と異なり、ある一定の地域で事業を展開する金融機関。
組織形態は地方銀行や第二地方銀行、
信用金庫や信用組合などがある。
地銀、第二地銀は銀行法に基づいて設立され、
全国に地銀64行、第二地銀41行がある。
地銀は比較的、資産や取引先企業の規模が大きいのに対し、
第二地銀は戦前の相互扶助組織の「無尽」を前身とする相互銀行が普通銀行に転換したもので、
比較的規模が小さいところが多い。
業界団体として全国地方銀行協会、
第二地方銀行協会がある。

一方、信用金庫や信用組合は会員や組合員の出資で設立された協同組織。
信組は預金の受け入れは原則、組合員が対象だが、
信金は制限がないなどの違いがある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141104-00000124-mai-bus_allより


横浜銀と東日本銀が統合交渉
時事通信
11月4日(火)20時45分配信

地方銀行最大手の横浜銀行と、東京を地盤とする
第二地銀の東日本銀行は4日、
経営統合交渉を進めていることを明らかにした。

うっかり使ってしまう慣用句の間違いベスト10

2014年11月09日 07時54分31秒 | キャリア支援
うっかり使ってしまう慣用句の間違いベスト10
All About2014年10月17日(金)00:00

うっかり間違えやすいこんな言葉、使っていませんか?
間違えやすい慣用句や四字熟語も多いものです。
問題として取り上げられることもありますから、
見直す機会が増えたものの、
まだまだ日常には間違い言葉がたくさんあります。
こんな間違い言葉、うっかり使っていませんか?

私もつい言い間違えてしまいそうな言葉に「間が持たない」があります。
正しくは「間が持てない」です。
「間を持たせる」という言葉
(空いた時間をうまく取りつくろうなどの意)もありますが、
言い回しが似ているだけに厄介ですね。

このように、間違いにも、言葉の言い回しが
似ているための言い間違い、
意味を取り違えての間違いなど、
さまざまです。取り上げられることの多い言葉や慣用句、
そして最近よく聞く誤用例などをいくつかを挙げてみます。
まずはどこが間違っているか、当ててみましょう。

問題

 Q1:あやうく、足もとをすくわれるところだった
 Q2:彼は急に椅子から、やおら立ち上がった
 Q3:彼はムッとしたのか、憮然とした表情で立ち去った
 Q4:このホラー小説って、あまりぞっとしないね
 Q5:明日は新しいタワービルのこけら落としなんだって
 Q6:たくさんのご馳走につい舌を鳴らした
 Q7:まったく昨日は、上や下への大騒ぎだった
 Q8:そんなに声をあらげないでよ
 Q9:昨日とは言ってることが真逆だよね
 Q10:あのドラマの登場人物ってみんな破天荒で楽しいよね

 いくつわかりましたか?

Q1:あやうく、足もとをすくわれるところだった
「足もとをすくわれる」が間違い。
正しくは「足をすくわれる」です。
「足をすくわれる」とは、ちょっとしたすきにつけ込まれて
相手に失敗させられるという意味です。
一方「足もと」という言葉の意味は、文字通りで足の近く、
立っているところという意味ですが、
それ以外にも、身近なところ、現在置かれている状態、
歩くときの足の運び方、歩きぶりなどの意味もあります。
「足もとに火が付く」などのように危険なことに関して使う場合も多いので、
それと混同してしまっての誤用でしょうか。

Q2:彼は急に椅子から、やおら立ち上がった
これは「やおら」の意味の取り違いです。
「やおら」とは、急にとか、
いきなり不意にという意味ではなく、
正しくは、おもむろに、
静かにゆっくりであるさまを指します。

Q3:彼はムッとしたのか、憮然とした表情で立ち去った
こちらも「憮然」の意味の取り違いです。
「憮然」は、ムッとするとか、
腹が立つという意味ではありません。
正しくは、落胆する、驚きあきれて、
ぼう然とするさまを指します。

Q4:このホラー小説って、あまりぞっとしないね
では「ぞっとしない」とは、どういう意味でしょう?
これは、あまり面白くない、感心しないという意味で、
怖くない、恐ろしくないという意味ではないのです。
怖いホラー小説や映画であっても、
それが面白くなかったという意味ならわかりますが、
「これって、怖いっていう話だからビクビクしながら見たけど、
ちっともぞっとしなかった」などの言い方は間違いになるわけですね。

Q5:明日は新しいタワービルのこけら落としなんだって
「ビルの柿落とし」が間違い。
ビル内に劇場があってそれを指すならばわからなくはありませんが、
本来の意味の「こけら落とし」とは、新しく建てた、
または改築した劇場で行われる興行を指します。
劇場の開場を祝う最初の催しのことをいう言葉なのです。

Q6:たくさんのご馳走につい舌を鳴らした
「舌を鳴らす」が間違い。「舌を鳴らす」とは、
軽蔑したり不満の気持ちを表すようなときに、
チェッと舌打ちするようなことを指す言葉です。
ご馳走を見て、ピチャピチャ舌が鳴るという場合もあるかもしれませんが、
本来の言葉の使い方としては誤りです。
「舌鼓を打つ」ならば正しいですね。
ほかに「鳴る」の付く言葉としては、
次のような使い方があります。
「猫がごろごろ喉を鳴らす」
「彼は得意そうな感じで鼻を鳴らした」など。

Q7:まったく昨日は、上や下への大騒ぎだった
「上や下への」が間違い。
正しくは「上を下への大騒ぎ」です。
「上を下への大騒ぎ」とは、
大勢の人が入り乱れてごったがえす様子という意味です。
上や下も、上を下も言葉の響きが似ているための誤りでしょうか。

Q8:そんなに声をあらげないでよ
「あらげる」が間違い。
正しくは「声を荒らげる(あららげる)」です。
Q7に同じく響きが似ているための誤用かもしれませんね。

Q9:昨日とは言ってることが真逆だよね
「まぎゃく」が問題です。以前、
流行語大賞にノミネートされたこともある言葉です。
現在は何の疑いもなく使う人が多いと思いますが、
本来は「真逆」は「まぎゃく」ではなく、
「真逆」と書いて「まさか」と読みます。
「まさか、あそこで失敗するとは思わなかった」などの「まさか」です。
今は「あの兄弟って真逆だよね」のように正反対の意味で使われていますが、
本来は違うものです。真っ白などのように、
「逆」を強調した(=まるっきり逆)と
同じような意味で使われているのでしょうね。

Q10:あのドラマの登場人物ってみんな破天荒で楽しいよね
「破天荒」の意味の取り違いです。
「破天荒」とは、天荒を切り開くという中国の故事からきた言葉で、
未曾有、前代未聞というような意味を持つ言葉です。
人で言うなら、今まで誰もできなかった
前代未聞の偉業を成し遂げたような人物を表す場合に使う言葉です。
豪快で大胆、常識はずれ、ハチャメチャなどの意味で、
「学生のころは遊んでばっかで破天荒だったよな」
などと使うのは大間違い!

いかがでしょうか? 普段、
会話や文章の中で何の迷いもなく使っていた言葉はありませんでしたか?
言葉の響きが似ているものや、
意味がそれこそ真逆、正反対などというものもありますから、
適切な大人の表現力を身につけるためにも、
こんなうっかり言葉遣いを時折見直して、
誤用に注意したいですね。

井上 明美

http://news.goo.ne.jp/article/allabout/life/allabout-5778.htmlより