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大学の授業にかかわる話題

授業日誌・キャリア・学びのスキルについて

大学生の採用面接解禁 

2015年08月01日 10時09分32秒 | キャリア支援
真夏の就活、本番 大学生の採用面接解禁
共同通信
2015年8月1日 08時50分 (2015年8月1日 09時51分 更新)

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味の素の採用面接会場に向かう大学生たち
=1日午前、東京都港区の同社研修センター


来春卒業予定の大学生に対する企業の採用面接が1日解禁され、
真夏の就職活動が本番を迎えた。経団連の方針変更で、
今回から4カ月繰り下げられたが、
正式な内定解禁は10月1日に据え置かれたため「短期決戦」となる。
 
学生優位の売り手市場で優秀な学生の争奪戦が激化。
外資系や中小企業などは新日程に従わずにすでに採用内定を出しており、
就活生の半数が内定取得済みとの調査結果もある。
内定の条件として就活終了を強いる
「就活終われハラスメント(オワハラ)」も相次ぎ、問題となっている。
一方、経団連加盟の大手企業の多くは1日から面接を始め、
8月中に事実上の採用内定を出す。


学生の採用選考、きょう解禁 中小企業は「8月の憂鬱」
石山英明、吉川啓一郎
2015年8月1日09時32分

来春卒業する学生の採用選考が、1日から「解禁」される。
政府の要請で、経団連は今年から例年より4カ月遅くした。
すでに内定を出した中小企業などは、
学生を奪われるかもしれないと心配し、
「オーガストブルー(8月の憂鬱(ゆううつ))」とも言われている。

朝デジ就活ニュース
30人ほどに内定を出した不動産中堅の担当者は「うちはおそらく『保険』。
大手が内定を出し始めたら全滅(内定者が全員辞退)しないか」と気をもむ。
小売り中堅は1日に研修を開き、交通費を払って内定者を全国から集める。
「大手に行かずに入社するか。実質的な『踏み絵』になる」と担当者は話す。

就職情報会社ディスコによると、
7月1日時点で大学生の50・6%が内定を得た。
昨年の解禁1カ月前(3月)が5・8%だったのに比べると大幅に増えた。
一方、内定者が実際に入社する「歩留まり率」は、
企業の半分が1割~5割と見積もる。
ディスコの担当者は「企業も不安。
内定のない学生も大手に落ちたら挽回(ばんかい)できるか不安。
みんな不安な『オーガストブルー』が幕を開ける」。

http://www.asahi.com/articles/ASH7X5VSTH7XUTIL057.html

こんな挨拶は要注意ー「社交辞令だろ」

2015年07月30日 20時41分27秒 | キャリア支援
「社交辞令だろ」と思う言葉TOP10
web R25
7月12日(日)7時0分配信


社交辞令を使ったことがないという人は
16.1%。本音だけで仕事を進められるのは、
自分に正直だから? それとも、
褒め言葉が本心から出るくらい周りの人に恵まれているから? 
写真提供:naka / PIXTA(ピクスタ)


ビジネスシーンの潤滑油として飛び交う「社交辞令」。
大人のお約束としてわきまえておきたいところだが、
時には「嘘っぽいなぁ…」と思ってしまうことも。
そこで、「最もよく使う社交辞令」と
「一番嘘っぽい社交辞令」について、
20~30代の会社員224人(男性112人、女性112人)に調査した。
(協力/ファストアスク)

よく使う社交辞令TOP10
(22の選択肢のなかから、4つまで回答)
1位 「参考にさせていただきます/参考になります」21.4%
2位 「勉強になります」21.0%
3位 「また近いうちにお会いしましょう」19.2%
4位 「前向きに検討します」18.8%
5位 「今度飲みに行きましょう/飲みに連れていってください」18.3%
6位 「ご一緒できて光栄です」17.4%
7位 すべて使ったことはない 16.1%
8位 「何かあれば(お役に立てそうなことがあれば)お気軽にお声掛けください」13.8%
9位 「またお仕事ご一緒させてください」12.9%
10位 「近くに来たらいつでもお立ち寄りください」12.1%

社会人なら一度は口に(&耳に)したことがありそうなフレーズがズラリ。
こんなセリフがスムーズに口から出るようになったら、
一人前の社会人…といえるのかも?

しかし、やはり社交辞令は相手にそれとわかってしまうことも多いもの。
そこで、言われる側に立った時に
「嘘っぽいな=これは社交辞令だな」と
感じるフレーズについて尋ねたところ、
次のような結果になった。

言われると「社交辞令」だと感じるフレーズTOP10
(22の選択肢から1つを選択)
1位 「一度(ずっと)お会いしたいと思っていました」13.4%
2位 「今度飲みに行きましょう/飲みに連れていってください」12.5%
2位 「前向きに検討します」12.5%
4位 「近くに来たら、いつでもお立ち寄りください」8.0%
5位 「もうお帰りになるんですか。残念だな」7.6%
6位 「お噂はかねがね伺っています」5.8%
6位 「また近いうちにお会いしましょう」5.8%
6位 「さすが○○さんですね」5.8%
9位 「ご一緒できて光栄です」4.9%
10位 「お若いですね/お若く見えますね」4.0%

1位の「ずっとお会いしたいと思っていました」に対しては、
「不自然」(25歳・女性)、
「社外に自分の評判が伝わっているとは思わない」(29歳・女性)など、
「嘘くさい」という意見が多数。

また、2位の「飲みにいきましょう」には、
「(そう言われて)行ったことがない」(39歳・男性)、
「自分自身が社交辞令でよく使う」(32歳・女性)などの実体験が。
同じく2位の「前向きに検討します」には、
「断りきれないときの常套句」(39歳・女性)といった意見が寄せられた。

このほか、4~10位の理由は以下のとおり。

【4位「近くに来たら、いつでもお立ちより下さい」】
「実際自分がこられたら迷惑」(22歳・女性)

【5位「もうお帰りになるんですか。残念だな」】
「仕事上では、この言葉は社交辞令としか受け取れない」(31歳・女性)

【6位「お噂はかねがね伺っています」】
「どんな噂をされているんだと逆に不安になる」(29歳・女性)

【6位「また近いうちにお会いしましょう」】
「期限の定めの無い大人の“いつか”は、永遠に来ない」(25歳・女性)

【6位「さすが○○さんですね」】
「言われる時の感情がこもっていなかったから」(29歳・女性)

【9位「ご一緒できて光栄です」】
「よく聞く言葉だから」(25歳・男性)

【10位「お若いですね」】
「無難でだれでもうれしい言葉」(23歳・女性)

明らかにお互い「本音ではない」とわかっていても、
ビジネスシーンでは欠かすことができない社交辞令。
大人のビジネスマンには、
やりすぎに注意しつつ上手に本音と建前を使いこなす
“暗黙のルール”が求められているようだ。
(有栖川匠)
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150712-00000003-rnijugo-bus_all&pos=2

ハーバードビジネススクール

2015年07月26日 00時05分56秒 | キャリア支援
ハーバードビジネススクール・竹内教授の「冒険する授業」
PRESIDENT
2014年9月1日号
村上 敬=構成 大沢尚芳=撮影 時事通信フォト=写真

サントリーの新浪剛史氏、楽天の三木谷浩史氏など、
多くのリーダーを輩出してきたハーバードビジネススクール。
限られた時間の中で最良の解決法を見つけるメソッドを
ハーバードビジネススクール・竹内弘高教授が大公開!



写真:竹内弘高教授 
ハーバードビジネススクール(HBS)の出身者


ビジネスの世界で活躍しているのは、
大学院で経営について体系立てて学び、
高度な知識やスキルを身につけたからだと考えている人が多いかもしれません。
たしかにビジネスの知識やスキルは重要です。
しかし、それでは世界のエリートの片側しか見ていないと思います。

グローバル社会で活躍する人の多くは、世のため、
人のためという「共通善」を持っています。
たとえばある国で事業を行うとき、
お金儲けだけでなく何らかの付加価値を与えて、
その国の人から「来てくれてよかった」と
思ってもらえる事業を展開できるか。
そのような意識がないと、
グローバル社会で人々の支持を得るのは難しいのです。

共通善を追求するときに欠かせないのが、教養です。
アメリカのいい学校では、
高校2年生あたりから教養にどっぷり浸ります。
たとえば哲学の時間には、
デカルトやハイデガーを読んで議論を行います。
高校生にとってハイデガーは難解で、
本当はよく理解できていないかもしれません。
それでもエッセンスを知り、
自分なりに考えて議論をしていくことで
世界観が奥深いものになっていきます。

一方、日本の高校はどうでしょうか。
かつての旧制高校では、
学校で直接教わらなくても、
哲学論や文学論が活発で、
あちこちで青臭い議論が行われていました。
しかし、いつからか日本の高校生は受験に追われて、
議論する余裕をなくしてしまいました。

ならば大学で教養を学べるのかというと、
これも困難です。私の知るかぎり、
日本で教養教育に真剣に取り組んでいる大学は数校しかありません。
むしろ大多数の大学は、
入学の段階で文系と理系に分けて教養と相反する教育を行っています。

その結果、日本の学生は高等教育で教養に
ほとんど触れないまま社会に出ます。
そのことと、日本におけるP・ドラッカーの人気の高さは
無関係ではないでしょう。
ドラッカーは「マネジメントは教養」と言いました。
だから自分には教養が足りないという意識がある人は、
会社に入ってから必死にドラッカーを読むのです。

世界のエリートは早い段階から教養を学び、
世の中にとって何がいいことなのかということについて真剣に考え、
そのうえにビジネスの知識やスキルを積み上げていきます。
日本のビジネスマンも、
ビジネスの知識やスキルばかりに注目するのではなく、
まず教養に浸るべきでしょう。

なぜ卒業生は余裕たっぷりなのか

日本とアメリカでは教え方も異なります。
アメリカのエリート校で行われている講義は、
マイケル・サンデル教授の白熱教室を思い浮かべればわかりやすいでしょう。
教授が学生に対して質問を投げかけて、
学生が自分の考えを述べ、
さらに議論を重ねていきます。
議論の先に、必ず正解があるわけではありません。
しかし、だからこそ議論が盛り上がります。

たとえば誰かが言った意見に、
ほかの誰かが反対意見を唱えたとします。
そのとき真ん中を取って結論を出すのは妥協の産物であり、
新しい発見はありません。
そうではなく、弁証法、つまり正反合で、
新しい次元の解を探っていく。
それが議論の面白さであり、
学生はそのプロセスを楽しみながら自分の知見を磨いていきます。

それに対して、日本の大学や大学院では、
いまだに教授が一方的に話して、
学生はひたすらノートを取るというスタイルが一般的です。
こうしたやり方で、学生が知的興奮を感じるのは難しい。
象徴的なのは、休講になったときの反応です。
日本の大学で急に休講になると学生は大喜びしますが、
それは講義が退屈で、一種の苦行になっているから。
ハーバードでも休講は発生しますが、
向こうの学生は喜ぶどころか不満をぶつけてきます。
講義に対する学生の姿勢が、まるで違うのです。


HBSでの成績は発言の質と量で半分決まる。
(時事通信フォト=写真)
もっとも、ハーバードの学生が休講に文句を言う理由はほかにもあります。
ハーバードの授業は議論が中心なので、
議論の前提となる知識は各自が予習して身につける必要があります。
この予習が大変で、多くの学生は図書館に缶詰めになって
本やケースを読んでいます。
なかには校内のシャド(ジム)で汗を流しながら
ケースを読んでいる学生もいます。
せっかくそこまで苦労して予習したのに、
休講とは何事かと文句を言うわけです。

学生たちが文句を言いたくなるほど、
たしかにハーバードの予習量は膨大です。
教授が学生の限界を試すようなところがあって、
学部なら「次回まで課題本を2冊読め」、
ビジネススクールなら「25ページのケースと、
関連する論文を読んでこい」と平気で求めてきます。
まともにやっていたら、とても読み切れない量です。

ただ、その結果として、
学生たちの実務能力も高まります。
限られた時間の中で大量の課題に対応するうちに、
どこにポイントを絞って読むか、
あるいはどこは斜め読みしていいかという判断力がつきます。

磨かれるのは判断力だけではありません。
ハーバードの卒業生は、困難に直面しても、
どこか余裕たっぷりに見えます。
それはおそらく、学生のときに
大量の予習と向き合ってきた経験があるからです。
予習しなければ議論に参加できないという
プレッシャーを何度となく乗り越えてきた経験が、
人生にゆとりを持たせるのです。

HBSのプログラムの最近の傾向についても触れておきましょう。

HBSといえば、具体的な事例を教材にして議論を深める
ケーススタディが有名です。
アメリカの経営学は企業を分析して
解を導く科学的な手法が主流ですが、
科学的な分析だけでは複雑で多様な経営の現場に対応できず、
机上の空論になるおそれがあります。
そこでHBSでは事例を通して経営学を学んでいきます。

ここ数年、現実に重きを置く傾向はさらに強まっています。
ケーススタディによる疑似体験に加えて、
実際に現場に入って肌で
体験してもらおうというプログラムが増えてきたのです。

具体的には、1年目に必ず開発途上国に
1週間行く現地学習が義務づけられました。
たとえばある国に行って、現状を把握して、
その国の市場に向けてどのような製品やサービスを
開発したらいいのかということをグループで話し合います。

また、2年目の選択コースとして
IXP(Immersion Experience Program)というプログラムができました。
これは、もともとハーバードの学生が
ハリケーン・カトリーナの被災地域に
ボランティアにいったことがきっかけになってできたプログラムです。
私も3年前から、「Japan IXP」を担当。
学生たちを東北に連れていき、
復興のために企業は何ができるのかというテーマで調査や
提案をしてもらっています。

このように現場にどっぷり浸って考えるのは、
とても大事なことです。
現場に行くと、知っている理論と違うことがいろいろと起こるでしょう。
しかし、議論が弁証法で深いものになっていくのと同じで、
理論と現実がぶつかりあうからこそ新しい発見ができます。

ちなみに私が副学長を務めているFRMIC(※)でも、
現実の経営課題を題材にしています。
HBSが現地教育に力を入れ始めたように、
今後は現実の問題に即して
学ぶスタイルが広がっていくのかもしれません。

※FRMICとは……ファーストリテイリンググループの
経営人材を育成するために設立された機関。
Fast Retailing Management and Innovation Centerの略。
学長はFRグループCEOの柳井正氏、
副学長はハーバードビジネススクールの竹内弘高教授。
全世界から抜擢されたメンバーが経営課題の解決法を学んでいる。

海外のエリートが驚く日本人の強みとは

さて、これまで見てきたように、
日本とアメリカでは教育が異なります。
アメリカのエリート校は早い段階から教養を教えます。
また、授業は議論中心ですが、
膨大な予習とセットになっています。
一方、日本では教養が軽視され、
アメリカの学生が予習でやるようなことを授業で教わります。
私自身、日本の大学で27年間教えていたので
言いにくいところがあるのですが、
日本の教育には改善すべきところが
たくさんあるように感じます。

ただ、だからといって日本人が
世界のエリートに太刀打ちできないとは思いません。
ハーバードに留学に来た日本の学生を見ていると、
伝えたい思いやコンセプトの伝え方は訓練が必要だと感じます。
海外のエリートは、ディナー時に「What do you think?」と聞かれて、
自分の考えを述べる訓練を子どものころから受けてきています。
それに比べると日本人は経験不足。
説得力ある主張をするためには、
印象的な体験談や
エピソードを引用する練習をもっとしたほうがいいでしょう。

しかし一方で、日本人はグループで
作業するときに力を発揮します。
私が担当したプログラムで、
留学生がそれぞれの国を代表して何かやる
「カルチュラルナイト」というイベントをやりました。
そのとき日本の留学生たちは一致団結して入念な準備を行い、
阿波踊りを披露しました。これがウケて、
会場は大盛り上がり。
日本人の株は急上昇しました。
みんなの協力が必要な場面で発揮される日本人の強さについては、
けっして海外のエリートに劣るものではないのです。

最近の日本の若者は内向きで頼りないというのもウソです。
HBSで学ぶ日本人は、20年前と比べて減っています。
しかし、それは若い人が内向きになったからではなく、
企業派遣が減ったから。
いま来ている学生たちは、数こそ少ないものの、
何のために学ぶのかという強い目的意識を持っています。
そういう意味では、情熱があって頼もしい。
彼らに続く人たちが、もっと出てくると、
日本はもっと元気になるのではないでしょうか。

日本人の主なハーバードビジネススクール出身者

1965 石井栄一●Too会長
1970 正田修●日清製粉グループ本社 名誉会長相談役
1972 三村明夫●新日鉄住金名誉会長
1973 茂木七左衛門●独立行政法人日本芸術文化振興会理事長
1975 天野順一●日本ユニシス特別顧問
1977 鶴正登●NOK会長兼社長
1980 金田新●トヨタ部品東京共販会長/堀紘一●ドリームインキュベータ会長
1982 進藤孝生●新日鉄住金社長/
佐藤信雄●ハーバード・ビジネス・スクール 日本リサーチ・センター長

1983 柴田拓美●日興アセットマネジメント社長兼CEO
1984 伊藤友則●一橋大学大学院教授
1986 江川雅子●前東京大学理事
1987 片山龍太郎●クリスティーズジャパン元社長
1989 宗方謙●BBCワールドワイドジャパン社長
1990 堂山昌司●ガシー・レンカー・ジャパン会長/
名和高司●デンソー社外取締役/
安渕聖司●日本GE社長/
山田哲●ローソン上級執行役員/
柴山哲治●AGホールディングズ社長/
南場智子●ディー・エヌ・エー取締役

1991 樋口泰行●日本マイクロソフト代表執行役兼社長/
新浪剛史●サントリーホールディングス社長/
堀義人●グロービス代表/
火浦俊彦●ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン会長兼パートナー

1992 國領二郎●慶應義塾大学総合政策学部教授/
御立尚資●ボストンコンサルティンググループ日本代表

1993 森俊雅●ユニックス社長/三木谷浩史●楽天会長兼社長
1994 朝倉陽保●産業革新機構専務取締役
1995 川崎達生●ユニゾン・キャピタル取締役/
玉川洋一●丸の内キャピタルマネージング・ディレクタ/
出口恭子●アッヴィ前社長

1996 松澤修一●三井物産食品事業食糧本部事業開発室長/
塩川哲也●ゼロックス・コーポレーション在日代表/
緒方克明●アライアンス・バーンスタイン会長

1998 杉本勇次●ベインキャピタル・ジャパンマネージングディレクター/
玉置浩伸●九州大学ロバート・ファン、アントレプレナーシップ・センター特任准教授/
柴田啓●ベンチャーリパブリック社長

1999 石坂信也●ゴルフダイジェスト・オンライン社長
2002 花沢菊香●VPL社長
2003 砂川大●ロケーションバリュー前社長/
高田智之●日本グローバルブリッジ社長

2005 谷井麻衣子●スターバックスコーヒージャパンプロダクトマネジャー
2006 岩瀬大輔●ライフネット生命保険社長兼COO
2010 矢野莉恵●マテリアル・ワールド共同創業者/
石角友愛●Job Arrive社長

2011 石塚孝一●フェイト社長
2012 野々村健一●IDEO Tokyoリードビジネスデザイナー
2013 米倉章夫●ハビテックCEO/
呉文翔●三井物産エネルギー第一本部 石油・ガス資源開発部

竹内弘高(たけうち・ひろたか)
1969年国際基督教大卒。
広告代理店勤務を経て77年カリフォルニア大学バークレー校でPh.D.取得。
ハーバードビジネススクール(HBS)助教授、
一橋大教授などを経て、2010年に一橋大名誉教授、
HBS教授に就任。
著書に『経営の流儀』、『知識創造企業』(ともに共著)など多数。

http://president.jp/articles/-/15205

鹿児島大に「稲盛アカデミー」

2015年07月25日 23時50分05秒 | キャリア支援
なぜ鹿児島大「稲盛アカデミー」に留学生が殺到するのか
07月05日 10:21プレジデントオンライン

「人間力を学ぶ」の理念のもと開講された「稲盛アカデミー」。
稲盛氏直々の指名で特任教授となった
神田嘉延氏が教えるその独特のカリキュラムとは──。


神田嘉延氏
鹿児島大学稲盛アカデミー特任教授
南九州大学人間発達学部教授
1944年生まれ。法政大学社会学部卒業、
北海道大学大学院・教育学博士。
85年鹿児島大学教育学部教授。
2008年退職、稲盛アカデミー特任教授に就任。

留学生の熱気に気圧されて……
稲盛和夫氏の母校・鹿児島大学で、
全学共通の選択必修科目として開講されているのが
「稲盛アカデミー」だ。
稲盛氏個人と京セラの寄付により、
2005年に設置された「稲盛経営技術アカデミー」を
08年春改組したものである。
初年度は45科目を開講、前後期合わせて3,207人の学生が受講した。

12年度から「社会人向け履修証明プログラム『稲盛経営哲学』」も開講。
14年度からは、地域や国際社会の発展を目的とした
社会活動の現場へ学生を参加させ、進取の精神の習得を目指す
「進取の精神体験学習i n鹿児島」
「進取の精神海外研修inベトナム」
の2科目を新たに加えている。

授業はすべて日本語で行うにもかかわらず、
少なくない割合の学生はアジア各国からの留学生だ。
「ベトナムやインドネシアの学生は、いつも一番前で聴いてますよ」

そう語るのは、ここで初年度から特任教授として教鞭を執ってきた神田嘉延氏だ。
神田氏はもともと鹿児島大の教育学部の教授で、
僻地教育を専門としていた。

「もちろん稲盛さんは鹿児島大OBで尊敬する経営者の一人。
ベストセラーになった著書『生き方』を学生に紹介したり、
最終講義でも彼の人間観について講義しました。
私は中小企業同友会という経営者団体との付き合いが長いのですが、
その中に稲盛氏の私塾『盛和塾』のメンバーが多いという縁もありました。
ただ、直接的には教え子のベトナム人留学生が
稲盛さんをすごく気に入ったから。
彼が稲盛さんの著書『君の思いは必ず実現する』を
ベトナム語に翻訳して出版したんです」

僻地教育は地域をどうすれば豊かにできるか、
過疎地域でいかに人口を増やすかが研究課題だが、
その神田氏の研究室には20年ほど前からベトナム、中国、韓国、
インドネシア、タイなどアジア各国の留学生が来るようになっていた。

「『自分たちの故郷を見てください』と言ってくるわけです。
実際に行くと、『ここに会社をつくるんです』
『この貧しい農村を豊かにするんです』
と熱く語るわけですね」

母国のために何かしたいという思いに突き動かされた留学生たちの熱気
気圧されるように、ゼミで接した日本人学生が
やる気を見せ、そのうち神田氏自身にも心境の変化が。
「国や社会のため、という意識を強く持つようになり、
そこで自然と稲盛さんの姿を意識するようになった」

ベトナム本国で多数売れた翻訳版を
稲盛氏に直接届けようとしたのが約10年前。
それが初対面だった。挨拶して10分程度で帰るつもりが、
面会は1時間半に及んだ。

「こう言うと失礼だけど、ご高齢なのに稲盛さんは
ベトナムの青年と同様の大変な情熱の持ち主。
それが第一印象でした。とにかく今の世の中を
何とかしなきゃいかんと、すごくエネルギッシュ。
世のため人のためになることを行うのに
生きがいを感じていることが伝わってきました。
鹿児島大にもすごく情熱を持っていて、そのご本人から直接、
『アカデミーをつくるから協力してくれないか』
と言われたら、もう二つ返事で」

と笑う神田氏。定年まで2年あったが、
早期退職して新設される稲盛アカデミーの特任教授になった。

「嬉しかったですよ。日本の歴史を振り返るとき、
稲盛さんは渋沢栄一、大原孫三郎といった人たちと肩を並べる、
100年経っても語り継がれる人物
だと思いますから」

近年は大学や高等学校で職業教育やキャリア教育の重要性が叫ばれる。
だが、人間形成と働くことの因果関係を問う教育は
おろそかにされたままだ。
稲盛アカデミーが実践しているのは、
まさにそれである。


“モラル資本主義”の典型が稲盛氏
学生の反応が「凄くいい」という講義の一部をご紹介いただこう。

神田氏が関わった講義の一つに
「20歳からのハローワーク」がある。
稲盛氏の著書『働き方』をテキストに、
仕事の現場を学生に知ってもらうため、
地元鹿児島の中小企業経営者5人をゲスト講師として招聘、
150〜200人の学生の前で1回に1人ずつ、
経営者の考え方や、現場で社員と
一緒に取り組んでいる事柄について話してもらう。

ゲスト講師と学生の質疑応答の時間も設けるなど
形態を多様にして、学生たちに職業選択や労働について
具体的に考えてもらう機会を提供する。
授業の最後に質問用紙を配布し、
学生たちに働き方についての意識調査も行っている。

もう一つ。「人間力経営」は、
稲盛氏の著書『アメーバ経営』を中心に据えた講義だ。

「稲盛さんのことだけ喋っても偉大さがわからないので、
同じく人間力を説いた渋沢栄一や大原孫三郎など
いろいろな人を紹介しながら、
稲盛さんをクローズアップしています。
今、世界的な話題になっているコー円卓会議(CRT)が掲げる
“モラル資本主義”も講義で取り上げましたが、
稲盛さんはまさに“モラル資本主義”の典型です」

受講生が500人超詰めかけ、
削るのに一苦労するという人気ナンバーワン講義が
「国際平和と有徳」だ。

「メーンテーマは“足るを知る”。
哲学者の梅原猛さんとの共著『人類を救う哲学』を参考にしています。
資本主義社会で競争は不可欠。
ただ、競争という言葉は弱肉強食のイメージが出てしまうので、
あえて競争ではなく“切磋琢磨”
と呼んでいます。
お互いに頑張ろうという意味合いがあり、
そこに自立がある。“努力せよ”という言葉は、
“依存するな”“自立せよ”と言い換え
てもいい。
そういうところも学生に受けますね」

「生き方と道徳」も受講者が多い。
「いきなり二宮尊徳や上杉鷹山を説くのではなく、
今の問題を結びつけなければ学生も興味が持てない。
講義の導入部は、食品偽装など最近の社会問題です。
あるいは、なぜ教師が体罰を行うのか、
なぜ学生が自殺するのか、そういうときの校長のマネジメント力のヒントが、
実は稲盛さんの中にあるという具合です」

いずれも週1回、2単位。ただ、
開講5年という区切りを迎えて講義を再構成するというが、
いずれにせよ稲盛さんを神格化しないことが
大学人としての務め
だと神田氏は言う。

「受講した学生が書いたアンケートに
『稲盛さんはいいけどオレは違う』というのがけっこうある。
いつかわかってくれるとは思いますが、
今すぐどこかへ誘導する気はありません」

アジアへと広がり始めた稲盛哲学。
そこから何が生まれるかを期待するとともに、
日本人としてひそかに誇ってもよいことではないか。

(金井良寿=文 芥川 仁=撮影)

http://news.goo.ne.jp/article/president/bizskills/president_15578.html?page=1

「スパム」メールとは

2015年07月25日 00時06分36秒 | キャリア支援
なぜ迷惑メールは「スパム」と呼ばれる?

スパムとは、出会い系やマルチ商法など、
受信者の許可なく送りつけられてくる広告メールや
ワンクリック詐欺メールといった迷惑メールのこと。
その語源は、ハッカーたちが偏愛する70年代イギリスのコメディ番組
『空飛ぶモンティ・パイソン』に
さかのぼる。
ここで放映された伝説的なコントにこんな内容のものがあった。


写真:スパムメールのイメージ

バイキングが大勢いる大衆レストランにひと組の夫婦がやってきた。
すると、なぜかウエイトレスが読み上げるメニューのすべてに
ランチョンミートの缶詰「SPAM」が入っている。

そのため、スパム嫌いの夫人が怒ってウエイトレスと互いに
「スパム」を連呼するうち、今度は
周りのバイキングたちまでが
「スパム、スパム、スパム......」と合唱
をはじめ
――というナンセンス極まりないコントだ。

これを踏まえて、初期のハッカーの1人が
オンラインゲームのメッセージ機能を使って、
「スパム、スパム、スパム......」
と繰り返す嫌がらせをしたというエピソードがある。
ここから、ネットでメッセージを繰り返して迷惑をかける行為が
スパムと呼ばれるよう
になり、現在では、
スパムといえば迷惑メールを指すようになったのである。

なお、余談だが、コンビーフランチョンミートは、
前者が牛肉の塩漬けであるのに対して、
後者は豚と牛の合挽肉などソーセージの材料を型に入れて固めたもの
という違いがあり、まったくの別物である。

文:八幡雅彦

http://time-space.kddi.com/special/it_words/20150702/index.html?aid=co-prts-10045