きんもくせい通信

みのりさんちのいろんなこと ぶつぶつ、ぐちぐち語ります。

GW 追記

2018-05-11 | お出かけ・旅行
GW行った温泉での事。




何度かお世話になっているお宿。
息子が20歳になるまでは、毎年3人で行きその度に写真を撮って頂いて、スタッフの方々が寄せ書きを書いてくださった。
最後の19歳、20歳の時は同じスタッフの方だった。
仲居さんには珍しく、寡黙な男の人で必要以上に笑わないし喋らないし、それがとても居心地良く印象深い方だった。
加藤さん(仮名)
誕生日ケーキを運んできて照れくさそうに歌ってくださったり、寄せ書きも男らしい文面で息子を励ましてくれた。
2年続いて同じ方に担当して頂いて、よく覚えていたのだ。

で、

先日担当してくれた男の子に、
「加藤さんはお元気ですか?」
と、聞いてみた。
「加藤は僕の師匠です!」
研修からずっといろいろ教えてもらったそう。
「明日、出勤なのでごあいさつに連れて来ます!」

わー!うれしー!
と思ったんだが



いや…まてよ。
私達には特別な日だったから、良く覚えてるけれど加藤さんにとっては日常。
数えきれない方々を接客してるんだから、
いちいち覚えてないと思うし、
前に続けて担当していただきました。
と、言われても…(-_-)
迷惑じゃなかろーか。

「お忙しいでしょうから、お気遣いなく。
ご迷惑になってしまうので」

と、言っといた。

次の日の朝食。
加藤さんが現れた
相変わらず控えめで、口数も少なくでも感じ悪くないのはなんだろ?
以前より若々しくなったよーな。
以前はおっさんぽかった。
あれ?こんな若かったっけ?

食べ終え部屋に戻ろうとすると、食事処の前で待っていてくださり
「今回は2人なんですか?息子さんはどうしていますか?」
覚えていてくれたのか、データ確認してくれたにしてもうれしい。
就職して、家をでた話をしてみた。
そして、あの時は本当に素敵な接客をして頂いたのでずっと加藤さんを覚えていた事。来て頂いてすばらしく恐縮な事。

万年反抗期な楽しくなさそうに食事していた19歳.20歳の息子にボソっと絶妙に声をかけてくれてた加藤さん。

迷惑だったかなーと思うも、とてもうれしくてあったかい気持ちになった。

そして、チェックアウトギリギリまで
だらだらして部屋を出たら、ほかの部屋を掃除する加藤さんがいた!
「あら?何でもするんですね!」



じつは…

と、話し出す加藤さん。

身体を壊し、今は仲居の仕事はしていないんだそう。今は身体を治しながらこっちの仕事をしているんだそう。



そうだったんだ…

またいらして下さいね!
息子さんにもよろしく!
お待ちしてます!


身体気をつけて下さいね!
また来ます!

って訳で
あの時は、きっと1番シンドイ時だったのかな?と。

時が経ってるのを改めて実感したのと、
こんな出会いに元気をもらった気がする。


ウザい事しちゃったかなーと、思ったけど
良かった。







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