きんもくせい通信

みのりさんちのいろんなこと ぶつぶつ、ぐちぐち語ります。

祝・結婚記念日

2005-06-30 | 楽しみ
今年もこの日をむかえられた事に・・・。
誰ひとり欠けることなく、むかえられた事に・・・。




十何年前の今日、私達はマウイ島で結婚式を挙げました。
お金もなかったので式なんかはしないつもりでした。
が、そこで出てくるのが親や親戚です。
「そんなのはダメだ!」と。
別にそんなのは無視できたのに、義父がぼ~んと出してくれました。
なので、2人だけで行って挙げてきたのでした。

現地で衣装を借り、ヘアメイクの人も手違いで来なくて仕方なく自分で。
・・これではいつもの舞台の楽屋裏と変わらなくってよ!・・・。
着いた教会は・・・学校のようなところ・・。
うっ!ケチらなければよかった・・・。お城のような教会にすればよかった

神父さんが感じよく迎えてくださりいろいろな話をした。
全部の窓をあけて、南の島の気持ちのいい風が吹くなか式が始まる。
父ももちろんいないので、神父さんとバージンロードを歩く。
となりで歩く神父さん「お父様に見せたかったですね・・・。」

そーだった。
父も母も黙って出してくれたけれど、
見たかったかな。来たかったかな。
自分達のことしか考えてなかった。

厳粛に式が終わり、神父さんの歌や演奏を聴いていると
学校に来ていたんだろうか?
どこから来たんだか子供達に囲まれる。
「おめでと~おめでと~」と・・・。
その辺に生えてる花なんかくれる子もいて、なんだか
うれしい・・・。

見ず知らずの人にこんなにしてもらえて・・・。
式が終わってホテルへ戻るとロビーにいた人達に一斉に拍手される。
ちょっと、はずかしい・・・。でもうれしい。
部屋まで戻る間も外人さんに祝福のお言葉をいただく。

みんな・・あったかい

優しくなろう・・・そう思ったんだった。





優しい南の島で誓ってきたんですけどね・・・。

輝きを失わないって大変な事なんです
人間も、思い出も。


・・・で、この半年後、秋。銀座。
ウェディングドレス姿の私は親戚や両親、本当に親しい友達の前で、
ケーキカットだの、キャンドルサービスだの行っていました。