『わが身世にふる、じじわかし』 芦原すなお
長かった…
そもそも、『わが身世にふる、じじわかし』を文庫で読んだ際に、すぐにこのブログで取り上げたかったのですが、
「いやいや、待てよ…。『ミミズクとオリーブ』と『嫁洗い池』を紹介していないのに、『わが身世にふる、じじわかし』を紹介していいものだろうか?否!!それは、芦原すなおさんに失礼だ!!」
と、勝手に考えてしまい、その二作を紹介して、やっとこの『わが身世にふる、じじわかし』を紹介できるようになったという訳なのです。
さて、この『わが身世にふる、じじわかし』のタイトルの意味はというと…
主人公である“僕”が、ある朝洗面所で自分の顔を見たところ、「器量が落ちたなぁ…」とふと気付き、しみじみとそのことを考えていたら、小野小町の『花のいろはうつりけないたづらにわが身よにふるながめせしまに』という短歌を思い出したところに、友人の河田警部が二人のお爺さんが行方不明となった事件の謎解きを奥さんに持ってきたので、「それは、“かどわかし”ならぬ“じじわかし”だ!!」と訳のわからないことをのたまい、さらに、それらをミックスした「わが身世にふる、じじわかし」という無意味な言葉を呟いてしまう…
という訳がわからない、意味があるような、ないようなものです。
このタイトルだけで、この作品のユーモアが伝わるのではないのでしょうか?
さて、今回の事件のトリックは…
どうでもいいので記述いたしません!!
ただ、『ミミズクとオリーブ』のシンプルなトリックの方が僕は好きです。
さてさて、“僕”と河田警部の子どものような掛け合いは今回も健在です。
読んでる最中、ついニヤニヤしてしまいます。
この軽妙な掛け合いは読んでいて、本当に気持ち良いです。
そして、今回も料理が美味そうです!!
ちらし寿司、イリコ飯、ソラマメなどなど…
しかし、特筆すべきなのは、昔ながらの悪辛いソースで作ったお好み焼き!!
ほんっとうに美味しそうなのです!!
もう、これに至っては、読んだ後、猛烈にお好み焼きを食べに行きたくなりました!!
“僕”が晩御飯に適した時間まで、腕立て伏せや腹筋などをして時間を潰した気持ちがよ~くわかります。
じっとしていられないのです!!
じっとしていられないので、お好み焼き食べに行ってしまいました。
なかなか美味しかったです。
皆さ~ん、お好み焼きをつまみに今度一杯やりましょう。
きっと、“僕”や河田警部や奥さんの晩餐に負けないくらい楽しい会になるでしょうから…
あぁ、平山あやみたいな可愛い方とお好み焼き食いに行きたいなぁ…(この前、『バックダンサーズ』観たから)
ホントお腹がすくシリーズで困ります。
美味しいもの好きな人から「何か面白い本ない?」って聞かれたら、絶対オススメがこのシリーズですよね。
平山あやちゃん。かわいいですね、目大きくて。
minoonさんて、本当に男性なんですね。私、なんとなく、元気な女の子なのかなぁ、って半分くらい思ってました(スミマセン)
読後にどうしてもお好み焼きが食いたくて食いたくて仕方ありませんでしたよ…
平山あや、可愛いですよね!!
『ウォーターボーイズ』のときにハートを鷲掴みにされたのを思い出しました…
それにしても、僕の文章は女の子っぽいのでしょうか?でも、丁寧に書くことを心がけているので、何となく嬉しいです。
ではでは、おやすみなさ~い。
ちょっと違いますが(爆)
でもほんとにおいしそうでしたよね。
ソースの香りがただよってきそうでした。
おなかが減ってる時には危険な小説。
そういえば、”ぼく”が、腕立て伏せのしすぎで気絶しちゃいましたよね。
何かの伏線かなぁ?
ちょっと気になる。
あ、TBとコメントありがとうございました。
私もはらせてもらいました。
ではよろしくお願いします(^-^)。
それにしても、“ぼく”の気絶について何にも考えていませんでしたが…。もし、何かの伏線でしたら嫌だなぁ…
でも、結構、“ぼく”は常に不健康な感じですから大丈夫ですよ!!
kimiさんの邦画の趣味が大変似通っているので、見てて楽しいです。
ではでは、失礼いたします。