七五三

何も気づいていなかった。
ペコちゃん千歳飴の前も素通りしていた。

昨日、写真館から出てくる家族連れを見てやっと思い出した。
その時期だったんだ。ちょっと苦手だな。。。

その親子を、うるさいなぁが１／３、大変そうだなぁ１／３、羨ましいなぁ（完全な妬み）１／３の割合で見ていた。
きっと、年賀状にも使うのだろう。
私よりさらに悪い人が妬んで、誘拐の資料に使わないか気になる。
考えすぎ、ネタを想像しすぎだわ。。。

うちにも年に数度、七五三のような事がある。
夫がスーツを着るのだ。
普段、着馴れていないから、大変迷う。
何が合うかも、流行も、靴やネクタイのコーディネートもわからない。
先日、新しいスーツを買ったので、今までのお決まりパターンじゃないから、今回はもっと大騒ぎ。

一緒に悩んであげたかったけれど、私は、毎度の大変なシーズン入り。
昨日の午後、少し無理をしてしまったので、調子が悪かった。
ファッションショーの最中に、眩暈でノビてしまった。
床に寝そべったまま、夫の姿を見上げた。
今日、なんかみたような姿。
あ、写真館にいた、ブレザー姿で緊張していた男の子だ！　
その男の子と違うのは、自分でＹシャツにアイロンをかけてくれたこと。
一人暮らし経験者というのは、こういう時に心強い。

それでも、着た姿だけは、確認してもらいたかったらしい。
ほんとうに、七五三なのだ。　

薬のおかげでなんとか立ち直り、食事もしたけれど、またその後ダウン。
次に目が覚めたときは、エプロンしたまま、寝ていた。
担いでいってくれたのか、それとも自分でベッドにたどり着いたのか？
うわ～、記憶がない。
お酒をたくさん飲んだわけでもないし、酒で記憶を無くしたことはないよ！
起きたら、キレイに片付いていたので、よかった～


　夫かなり遠くに出かけていった。
きっと、今日はぎこちない変なおじさんだろう。　

さて、私は、また寝ようかな。