犬生活

今後もたくさん話題に出ると思うけれど、私の犬好きは有名。
私が１６歳のときに先輩の家からやってきたミックスの男の子は、１８年も一緒にいてくれた。今いるヨーキーの女の子は、もうすぐ３歳。

この２匹のおかげで、はじめての土地に住んでも、すぐに顔見知りができた。郊外のせいか、少しおせっかいな人が多く、「○○ちゃんのママ」と、よく声をかけられる。
最初は、トボトボ歩く老犬を見て、心配して声をかけてくれた。老衰でこの世を去ったときには、一緒に淋しがり、介護を労ってくれた。
新しい子を連れてくると、すぐに名前を覚え、躾まで手伝ってくれる。でも、私の名は知らない人が多く、犬の名で覚えている。もちろん、魔女の修行中だということも知らない。

ヒトだけでなく、犬の友達もたくさんできた。仲良し犬と飼い主たちとは、朝・夕・夜、毎日、同じ時間に、同じ場所に行けば、誰かに会える。この仲間たちのおかげで、今のすれ違い生活もやっていけるようなもの。

犬たちがじゃれあうのを見て、「こうやって楽しそうな姿を見ていると幸せね」と言って、ある人は、ときどき空を見上げる。
私が行くのはたいてい夜。一緒に星を見ながら、遠くにいる大切な人のことを想ったりもする。ここは都心よりも、暖かで、星もちょっとだけ多くみつけられる。寒さはつらいけれど、冬の方がきれい。

もうすぐ雨が降ってきそうだ。今日は行けるかな？
いけない、このままでは、また、６月は嫌いで締めそうだ・・・