飛んでくれなかった、コミミズク。

じっと座っているコミミズクが、飛び出してくれるのを長い時間待っていたけれど、ついに諦めて帰路についた。

時どき目を開けていた、コミミズク。

居眠り状態だったけれど、時どき目を開いて、右を向いたり左を向いたり。

草むらに座っていた、わかりにくいコミミズク。

飛び降りたところを見ていた人が、居場所を見つけていた。その人に聞かなければとてもわからない。

尾の辺りの白色が目立った、バン。

お尻を振りながら歩くので、白色がよく目立つ。

土手下を歩いていたのは、バンだった。

近くには池があるけれど、陸に上がって餌を探していた。

近くには来てくれなかった、チュウヒ。

周囲を回ってみてもチュウヒを、ほとんど見かけない。今年は、ずいぶん少ないようだ。

ひと眺めしていると、池のそばをチュウヒが飛んでいた。

首の辺りが白く、頭も白っぽい。きっと若鳥だ。

枝陰に隠れようとしたのは、シメだった。

園路脇の木の枝で、向きを変えた。

木の先端に飛び上がったのは、カシラダカだった。

足音に驚いたのか、道端から小鳥が飛び上がった。

もう柳の花が、咲いていた。

ソメイヨシノもそろそろ開花宣言。今年は、かなり早いそうだ。