近所の椎の木が生えている場所に、椎の実を拾いに行きました。
椎の実
一人で1時間半ほど拾いましたが、今年は少ししか落ちていませんでした。
がっかりして帰ろうと思うと・・
ん?
カマキリさんが乗ってはりました。
「なんですか?」
降りてほしいんですけど・・・。
「わたくしが何故降りねばならぬのですか?」
今からガタガタ道通って帰らんなあかんし・・・。
「あら、わたくしそんなの全然平気ですわよ」
全く降りる気がなさそうなので、棒で突いて落とそうと思うと・・
「落ちてたまるものですかぁー!」(笑)
という感じでダメだったので、そのまま自転車を押して連れて帰る事にしました。
ですが帰る途中、カマキリさんがタイヤに足をかけようとしていました。
危ないので助けようと思って棒を差し出しましたが、棒に乗ってくれません。
仕方ないので、ちょっとビビりながら手を差し出すと、すんなり乗ってきて肩まで上って来ようとしました。
それはちょっと・・と思いカゴに乗せました。
それからは大人しくしていたので、私も自転車に乗って家まで帰りました(でも途中でたまたま近所の子のお母さんに会って、カマキリさんが見つからへんかヒヤヒヤしたけどね 笑)
最後まで落ちずについて来たカマキリさん
ご苦労さん、終点ですよ。
「では、降ろして下さいな」
手を差し出すと、またすんなり乗って来たので庭に放してあげました。
「それでは、ごきげんよう~」
とカマキリさんは歩いて行きました。
でもちょっと寂しいので、カマキリさんに指を指し出してみました。
すると、カマキリさんも足を1本だけ指に乗せ、握手をして去って行きました。
以上、カマキリさんのヒッチハイクの旅のお話でした。
(あれ、椎の実拾いの話やなかったっけ?)