ある朝、グラハムトーマスの花が
ぽっ…と咲きました。
たった一輪
その一輪がとっても嬉しい朝でした。
夏は苦手なグラハムと
すっかり思っていましたから
いくつか蕾を見つけた時は
ちょっと驚きだったのです。
翌日の朝、もう一つ花が開きました。
ふわふわと可愛いグラハムトーマス。
昨日の一輪は少し白くなって透明感が増しました。
そしてデッキにふたつ
黄色い花が揺れました。
そして今朝、もう一つ
うなだれながら蕾が緩みだしています。
昨日までの花は
さらにひらひらと白くなって。
ときおり雨がザザーっと降る不安定な雲行きの中で
私にひとときの安らぎを与えてくれています。
明日咲くことを約束しているかのような蕾。
きっと明日の朝はこの子の顔を見ていられないなぁ、と。
明日は祭りの本番です。
朝から頭はそのことで一杯でしょう。
さぁ、今日もこれから下準備に出動です。
夏に咲いてくれたグラハムに感謝しながら…。