(原文)→http://xportsnews.hankyung.com/?ac=article_view&entry_id=127523
"永遠に続くということはない。選手のコンディションと監督の考えによってレギュラー/ベンチが決定されるんだと思う。
もちろん、試合に出ることも重要だが、それよりも、どれだけ代表チームが強くなる為に手助けができるかということが重要だ。"
チョグァンレ新任監督率いるサッカー代表チームが5日12時、坡州NFCに全員招集され、イラン戦の準備を開始した。
代表チームは7日午後8時ソウルワールドカップ競技場にてイランを相手に行なわれる試合を控え、
パクチソン(マンU)、イチョンヨン(ボルトン)、パクチュヨン(ASモナコ)など代表チーム戦力の核心である海外所属の選手と同時に、
ソクヒョンジュン(アヤックス)、ユンピッカラム(慶南FC)など、2011 アジアカップと2014 ブラジルW杯で活躍が予想される若い選手を集めた。
特にこの日の招集では3日から招集されていた海外組はもちろん、前日のKリーグ日程を終えた国内組まで22名全員が集まり、イラン戦を控え本格的な練習に突入した。
この中で、7か月ぶりに代表に復帰した金斗(水原三星)は他の選手とは違う覚悟で坡州NFCに到着した。
金斗はこの日、記者たちとのインタビューの席で "所属チームで好調な姿を見せられれば、いつかは代表にも呼んでもらえると思っていた"と話し、
淡々と代表復帰に対する考えを述べた。
その一方、現代表であるギソンヨン(セルティック)、キムジョンウ(光州)、ユンピッカラムなどとのレギュラー争いについては、
"永遠に続くということはない。選手のコンディションと監督の考えによってレギュラー/ベンチが決定されること"と話し、
"試合に出ることも重要だが、それよりも、どれだけ代表が強くなる為に手助けができるかが重要"と、ベテランらしい姿勢を見せた。
以下は金斗とのインタビュー全文。
-代表に再復帰することは予想していたか
所属チームで好調な姿を見せられれば、いつかは代表にも呼んでもらえると思っていた
-7か月間、代表チームに合流できず辛かったと思うが
それよりも、膝の怪我で手術をして、回復するまでが辛かった。そのうえ、このごろの暑さもあり、この前の試合中には足がつった
幸い、定期的に試合に出ながら調子は回復している
-チョグァンレ監督のサッカーについてどう感じているか
スペインサッカーに似てパスサッカーが主だと聞いた。所属チームの水原もやはり、スペインサッカーを掲げている。いい方向だと思う
精密なパスを通して相手を倒せるサッカーなので、自分の気質とも合っていると思う
-代表ではキムジョンウ、ギソンヨンはもちろん、新鋭ユンピッカラムとも争うことになるが
永遠が続くことは無い。40, 50歳になって代表でいられるわけではないし、選手のコンディションと監督の考えによってレギュラー/ベンチが決定されることだ
もちろん、試合に出ることも重要だが、それよりもどれだけ代表が強くなる為に手助けが出来るかが重要だ
-レギュラー争いをする選手たちについてはどう思うか
ユンピッカラムは実際にピッチで戦ったことがないが、(ペク)ジフンの話ではボールを軽く操れるという話だ。
(キム)ジョンウや(ギ)ソンヨンはオリンピック代表やA代表で一緒にやっていたのでよく知っている
みんながレギュラーだったらいいが、それよりも最善を尽くして楽しいサッカーができればいいと思う
-今シーズン終了後、アジアカップに出場することになるが、体力が消耗された状態で負担はないか
攻撃よりも守備での体力消耗が激しいので、主にパスサッカーをすることによって、ボールポゼッションを高くして効率的な試合をすれば問題はないと思う
-アジアカップで一番難しいチームはどこだと思うか
日本とサウジアラビアが最も厳しい相手になると思う
-韓国がアジアカップでは唯一成績が良くなかった。理由が何か挙げられるか
最近は、アジアカップが中東で行なわれ、天候や食事面などで適応することが厳しかった。そのような細かい環境にも選手たちの体調などは影響を受けやすい
しかし、最近ではヨーロッパだけではなく中東に所属する選手も多いので、前よりはそういう面での厳しさは少ないと思うし、それだけ代表チームも強くなるということだと思う