随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

今週のNEWSWEEK誌より~2006年世界のキーパーソン

2006-01-05 22:41:40 | NEWSWEEK日本版



今週のNEWSWEEK(日本版)の表紙は「2006年世界のキーパーソン」でした。そして写真は安倍官房長官のアップ。確かに次期総理大臣候補ということで日本のキーパーソンかもしれません。しかし、日本人は「親の七光り」などと言いつつ、「2世」や「プリンス」という響きに弱いようで、安倍官房長官個人の政治的な資質などよりも、その「血筋」に安心感と期待感をもつようです。ただし、大企業などでもよくありますが、創業者一族があまり大きな顔をしすぎると、業績が傾いたり取締役会での反乱がおこったりするので、適宜外部の「血」を入れて、しばらく経ったら「プリンス」に禅譲などというストーリーが好まれるようです。

イギリスのキーパーソンとして、ブラウン財務相があげられていました。「ブレア(首相)の忠実な「見習い」に徹して禅譲の日を待っている」などという記事を見ると、なにやら「小泉=ブレア」「安倍=ブラウン」という相似形が浮かび、同じ島国であるイギリスとの政治的な雰囲気の共通性を感じてしまいます。ただしブラウン財務相は牧師の家庭に育った、元ラグビー選手ということで、イギリスの「質実剛健」を体現しているところが、安倍官房長官とは違っています。イギリスの総理大臣は下院(庶民院)の与党の党首がなることになっており、上院(貴族院)の議員は総理大臣になれないことになっています。「ノブリス・オブリージュ(貴族の義務:尊敬を受けるエリートほど、社会や戦場でも先頭に立つ義務がある)」が有名ですが、イギリス貴族が政治には向いていないということなのかどうか、そのへんの政治風土はよくわかりません。

そのほかのキーパーソンは政治家から大企業の次期CEO、学者やデザイナー、アスリートまで幅広く採り上げられています。日本人としては安倍官房長官のほかに、金城武、宮里藍がピックアップされていました。

もう一つ注目した記事は「2005年の傑作・駄作を総まくり」というもので、2005年の映画のトップ10、ワースト5、最も輝いた男優・女優ベスト5が発表されていました。しかし制作に大金をかけたハリウッド大作を素直に喜ぶ映画鑑賞オンチの私には「必見!トップ10」にあげられたタイトルはほとんど印象に残らないものでした。評者によると、2005年は「ダークな作品が揃った年」だそうで、コメディーや歴史大作が好きな私の好みとは合わなかったようです。映画などは、世相を反映した作品が印象に残りがちですが、やはり昨年は何かとダークな一年だったようです。

おせちについて

2006-01-03 13:04:08 | Weblog

近頃では、中華料理のおせちまで出現し、コンビニでもおせちを売っています。年賀状にせよ、お歳暮にせよ、お祭りにせよ、実質はなくなっても、利便性や経済性、そして世の中の雰囲気に合わせてなんとなく形だけは守り続けていく、日本人が得意な「伝統」の守り方のようです。我が家でも、大半は自分で作るのですが、時にスーパーで買った物をそのまま盛りつけたり、人気のない食材は取りやめたりしながら、「おせち」は続いています。

これは、我が家だけの「伝統」なのか、ローカルルールか不明ですが、我が家では、12月31日の夕食から「おせち」を食べます。メインは「ぶり」で「ぶり=出世魚=出世しましょう」、という願いが込められています。その他、おせちの中身を列挙すると

◇昆布巻き:「よろこぶ」の語呂合わせで
◇黒豆:「まめに暮らす」の語呂合わせ、ただし煮付ける手間が大変で、あまり人気がないため、スーパーにて購入
◇たつくり:「田を作る」の語呂合わせ、今なら「社作り=起業」のほうが・・・
◇かまぼこ:日の出かまぼこ、紅白で縁起がよい
◇数の子:「(卵の多さから)子孫繁栄」を願って
◇栗きんとん、甘栗:「(資金の)繰り回しよく」の語呂合わせ、自作、我が家の主要輸出品目
◇レンコン:「先の見通し良く」を願って
◇源平なます:「大根=白=源氏」「にんじん=紅=平家」の酢付け、紅白で縁起がよいが、にんじんは大根のビタミンCを壊す働きがあるので、別々に調理。
◇卵焼き:伊達巻きが手間かける割りに人気がないので卵焼きに変更
◇お煮染め:にんじん、鶏肉、タケノコ、レンコンなど
◇貝ひも:ほたての貝ひも、由来は不明。ただ冷蔵庫発明以前、山国の信州で食べられる貴重な海産物ということで、だと思う。
◇干し柿:「(お金を)かき集める」の語呂合わせで、自作、我が家の主要輸出品目
◇いわし:「いわしの頭も信心」の語呂合わせで。お頭付き、これは1月2日の朝食に。
◇とろろご飯:炊きたてのご飯にとろろをかけて。1月2日の朝食。由来は不明。朝からご飯大盛り3杯も食べるのは年間でこの日だけ。

そして
◇雑煮:角餅、醤油仕立てすまし、鶏肉、椎茸、みつばのシンプルなタイプ、もちろん元旦の朝食に。

おせちに飽きたら
◇トースト:普段は朝、眠いうちに食べるので、味まで意識しないのですが、おせちに飽きた今頃、昼食に食べる焼きたてのトーストのおいしいこと・・・。

2006年を迎えて

2006-01-01 11:13:02 | Weblog

あけましておめでとうございます。2006年を迎え、ブログを初めて1年が経ちました。当初は毎日夜1時間、ブログのための時間を作り、考えたことを書いていこうと思ったのですが、やはりなかなか時間がとれなかったり、考えがまとまらなかったりで、後半はかなり失速しました。なんとか一年続きましたが、今後はどうなることやら、ちょっぴり不安になります。しかし、このブログ、真剣にやり始めると、情報の収集したり、考えをまとめたりしていると、どうしても2~3時間はかかってしまいます。今年はもう少し時間をかけない工夫をして、無理なく長続きできるようにしなくては、と考えています。

2006年も新しいことにチャレンジしてみたいと思っています。まず、いろいろなご縁があって、「松本青年会議所」から入会のお誘いがありましたので、参加しようと思っています。年齢制限もあり、活動期間は数年となりますが、せっかく参加するからには、何事かを為せるよう、頑張ってみたいと思います。あと、私の勤める会社にも、今年、新入社員が入ります。いま私がやっている業務をその新入社員に引き継いでいく必要があるのですが、これを機に、仕事のやり方についても見直してみたいと思います。

以前勤めていた会社での「職業病」で、論を進めるのに、かならず3つ以上(あまり多すぎてもいけない)の項目を列挙し、各項目についての具体例(または、原因・対策案など)を3つ程度列挙し・・・というのがクセになってしまっており、「目標」も3つはあげないと何となくバランスが悪いような、しっくりしないのですが、昨年始めたブログや法人会やスノボ、一昨年始めたホームページなども継続またはバージョンアップしていかなくてはならず、これらの「継続案件」も考えると、2006年はこれで終わってしまいそうです。