TV放映した「マトリックス」を録画して見ました。1999年公開とのこと、あの、弾丸をよけるシーンだけは何度も見ましたが、全編通して見たのは初めてでした。いろいろな世界(というか次元というか)で物事が展開するため、一回見ただけでは、何がなんだかよくわからないのですが、確かに手に汗にぎるシーンが続いておもしろかったです。
しかし、「マトリックスとは何か」という説明も、わかったような、わからないような感じでしたが、あの、電話の受話器を取るとテレポーテーション?する、あの原理の解説をして欲しかったなーと思います(SF的な解説でもいいから)。あと、100年後のハイテク船「ザイオン」の機器が意外に古くさいのが笑いました。相変わらずキーボードたたいているし。100年たてば、もう少し操作方法が洗練されてもいいような気がするのですが、やはりマウスクリックしたり、音声認識みたいなものは「絵」にならないんだろうな。キーボードをカチカチやっているほうがカッコイイし。
また、「エージェント」が3人しかいないのも、どうかと・・・・そのうちの二人は頼りなさそうだし。もっとウイルスのようにわらわらと出てくるのかと思っていました。あと、アメリカでは「おどろおどろしいもの」というと、必ず「タコ」や「イカ」や「ゴキブリ」なんだなぁ、とか、枝葉のことばかりが気になりました。ま、ビデオで2~3回見ればなんとなく理解できるのではないかと思います。まだ、この先、「リローデッド」「レボリューション」とシリーズが続いています。一作づつ、じっくり見ようと思っています。
しかし、このような未来ものの映画・小説などで出てくる、「コンピューターが人間を支配する」というテーマですが、これは本当に起こりえるのだろうか、と考えさせられます。現在の「人工知能」も、「一人の人間の知能」が精一杯といった感じですし、無数の人間の思考や行動が集積した、この社会をコントロールすることは、とても無理ではないかと思いますが。それに比べれば「核戦争」や「隕石の衝突」の方が実際に起こりそうな気が・・・・
何回かみたマトリックスですが、視点を変えてみなおすと結構面白いものがありますね。
公開当初は、すごい映画だなー、と思ってみていただけだったのですが、改めてみると笑えるようなシーンが沢山ありますね。
参考になりました。