随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

2度目の愛・地球博について

2005-07-09 16:13:53 | Weblog

前回、社員旅行で愛・地球博に行ったとき、「疲れた~もう二度と行きたくない」という気持ちと「今度行けば、もう少し効率よく楽しめる」という気持ちがありましたが、ご縁があってまた行くことになりました。前回はバスでしたが、今回は、松本から特急「しなの」で高蔵寺に出て愛知環状鉄道、リニモと乗り継いで会場へ向かいました。

入場して、まずは「韓国館」へ。たまたますぐにサムルノリのショーがあるというので見学。サムルノリは韓国の伝統的な音楽・舞踊ですが、隣国ではあるものの、日本の舞踊とは全く違い、ちょっと感動しました。言葉ではうまく表現できないのですが、あちらの舞踊は何やら宙に舞うような、独特の踊り方でした。サムルノリを現代ミュージカル風に仕立てたパフォーマンスの「ナンタ」を何度か見ているので、ショーは全体として、「ナンタ」の元祖・原型を見ているようでした。

レストラン「ビア・ハーレ」で食事をしてフランス館・トルコ館などを見て、今回のお目当て、日本館へ。ひとつくらいは並んでも有名なパビリオンを見たいと思い、90分待ちとの表示がありましたが、ためらわず並びました。ここでは持参した折り畳み椅子が大いに役に立ちました。この60年間の日本の暮らしを、風景と家具・製品などで振り返るコーナーがありました。よく、「昭和40年代」とか「1980年代」などと言います。戦後60年の歴史は、現在に至るまでの連続性があるのですが、10年ごとに区切ると、それぞれの10年にそれぞれ特徴があるのがわかります。そして誰でも、ある10年になにがしかの特別な思い入れがあることも分かりました。私は歳がばれるので、「なつかしい!」などと叫ばないようにしていましたが。また、有名な「全天球型映像システム」は確かにおもしろかったのですが、わずか数分でショーが終わってしまったのが残念でした。

このあと、グローバルハウスのブルーホールで2005インチのシームレススクリーンですばらしく美しい映像を見、2度目のマンモス・ラボを見て、オーストラリア館でワニロールを食べて帰りました。2度目の愛・地球博もやはり疲れました。そして、ある程度の満足と、まだ、愛・地球博の全体像をつかんでいないような気がしています。