私のパソコン歴も20年近くになります。初めてパソコンをさわったのが、父親が自分の仕事のために買った、たしか日立の「B16シリーズ」だったと思います。「日立初の16ビット機」というふれこみで、本体・ディスプレイ一体型、ディスプレイの脇にフロッピードライブがついていたような気がします。そのころは遊べるようなソフトは全くなく、しょうがないので、マニュアルを見ながら、BASICのプログラムなぞ作って遊んでいました。(ただ、円や図形を描くだけのプログラムですが・・・)。遊んではいたものの、ちっとも覚えていないところを見ると、あまりおもしろくなかったのかもしれません。
次が、これまた父親が買った、EPSONの初代286マシン。これまた父親の仕事用でしたが、父親が買ってきた「信長の野望」というパソコンゲームにすっかりハマってしまいました。このおかげで、学校の成績は急降下しましたが、すっかり歴史好きになってしまいました。ファミコンからはじまる家庭用ゲーム機はほとんどさわったことがなく、ゲームといえば、パソコンゲーム、ということで現在に至っています。この記念すべきマシンは、20年くらいたった今でも、ちゃんと現役で動いています。このころのパソコンの堅牢さと品質の高さがよくわかります。
次が、学生時代に買った、初めての自分専用のマシン・NECのPC9801-FA(5インチFDD版)。ちょうど、MS-DOSとWindows3.1の境目にあたる機種で、MS-DOSマシンとしては最高でしたが、Windowsを起動すると、とたんにHDDアクセスが増加し立ち上がるのに3分くらいかかる、という代物でした。このあたりから、ソフトの性能がハードを上回り、ブルーバックやハングアップが頻発するようになった気がします。MS-DOSマシンでは、ほとんどハングアップはなかったし、ソフトもサクサク動いたなぁ。そして、HDDやメモリ、3.5インチドライブなど、周辺機器を少しずつ揃えて、パワーアップしてきました。このマシンも15~6年後の現在、ちゃんと動いています。ただし、フロッピードライブやマウスが壊れはじめて困っています。中古パーツ屋さんにも9800シリーズのパーツはほとんどありません。ううむ、このまま少しずつ壊れて、やがて朽ち果ててしまうのか・・・・
今は、1年ばかり前に買ったばかりのマシン、ソニーのVAIO-HS23B。恥ずかしながら、最近までスタンドアロンのMS-DOSマシンを使っていたのに、突然のWindowsXP、インターネット接続(しかもADSL)、TVチューナ・録画機能、などなどで、そのギャップの激しさにとまどいながらも、TV映画の録画や編集、CDやアナログレコードの録音にいそしんでいます。
エプソンの初代286から見ると、このVAIOは何世代目にあたるのだろうか。しかし使い込んだパソコンは愛着があってなかなか捨てられないもの。9801FAも、286も時に電源を入れて動かしています。やがてこのVAIOも陳腐化してしまうのだろうが、大事に使っていきたいと思います。次にパソコン買うとしたらやっぱノートかな・・・・