今回のテーマは「東氏と美濃遠藤氏との関係について」です。
ブログの筆者・飼い主が調べたことを、簡単にレポートいたします。
千葉常胤公の六男・東胤頼さんの孫・胤行さんは、承久の乱の功績により美濃国郡上郡山田庄を拝領しました。
胤行さんの子・行氏さんの時代に郡上に移住して「美濃東氏」が誕生します。
以降、東氏は「下総東氏」と「美濃東氏」に分かれます。
時代は流れ、東常縁さんが美濃東氏の当主だった頃、下総の千葉宗家に内紛が起き、一族の危機が訪れます(下剋上のはしりと思われます)
その救済のために、東常縁さんは足利義政の命を受けて下総に下向して、一族の再興に尽力しました。
しかし、郡上でも合戦が発生して、東常縁さんは帰郷することになりました。
戦国時代に入ると、美濃東氏の勢力は衰退します。
一族であり重臣だった遠藤盛数さんによって当主は追放され、遠藤氏が郡上郡を支配することになります。
遠藤氏は、織田氏や豊臣氏に従い、後に郡上八幡の城主となりました。
初代の郡上八幡城主は、東常縁さんの曽孫・遠藤康隆さんだそうです。
(※啓文社書房「千葉一族入門事典」では、初代の郡上八幡城主は遠藤盛数さんとなっています)
遠藤康隆さんが、有名な「郡上おどり」を始めたそうです。
その遠藤康隆さんの妹が、山内一豊さんの妻・千代さんとのことです。
千葉と岐阜との歴史的なつながりを知り、ほぼ同率に両県の血が流れている飼い主は嬉しくなりました!
余談なのですが…作家の米澤穂信さんのミステリー小説が好きです。
特に「古典部シリーズ」のファンです!
米澤さんも岐阜の出身だそうです。
岐阜に親近感を持っている飼い主です
99歳まで生きた、ひょうきんな岐阜の曾祖母のお墓参りに行きたいです。
愛犬くんも一緒に岐阜に行こうね!
【飼い主が勉強した本】
千葉日報社「千葉氏探訪 ~房総を駆け抜けた武士(もののふ)たち~」
啓文社書房「千葉一族入門事典」