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Maeda Niina BLOG

思うこと ②

2020年03月23日 15時38分52秒 | niina
少し前のブログに、「文化を後回しにすることはできない、とあらためて思う」と書きましたが、実際に今公演を行うかどうかの判断を迫られた時「はい、実施」と言うことではもちろんありません。
今回の新ウィルスのことが収束するまでの間に文化を支える場所や人や環境が死んでしまわないように、
収束した時に、また音楽やダンス、文化がすぐに再開できるように、国は考えてほしいということです。

実際、来月にAngelRの生徒さんのパフォーマンスを控え、これを実施するのかしないのか、どう対処するかを話し合っているところです。
できる対策はしながら、リハーサルは進めています。
どんなに本番真近でも、開催を判断する立場になかったとしても、関わる個々がどう考えるかを常に更新し伝え合っていくことが重要だと思っています。
幸い私の作品に参加する方々は、よく考えて意見も言ってくださり聞いてくださるので、気持ち的にストレスを感じることはありません。

自分の考えでは、環境に一定の条件が揃えば、決行しても良いのではないかとは思っています。
観客は自己判断で足を運んでくださる。でも出演者に関してはそうは行かない部分が大きいのでそこが問題です。
本番だけでなくそれに伴うレッスン、リハーサル、移動のリスクも多くあります。
高齢者と同居する方や仕事で感染症リスクの高い方と接するかた、持病がある方もいらっしゃる。
判断は難しいです。

今の日本の状況を懸念している多くの方と同様、私も、終息に向かっているとはまるで思っていません。
今感染が拡大しているヨーロッパ各国のことを知れば知るほど、恐ろしくなります。
日本は清潔で医療機関もしっかりしているから死者が少ないと言う憶測も、実際医療に従事していらっしゃる知人のお話を聞くと幻想なのかも知れないと思ってしまいます。


メルケル首相の演説は心にぐさりと刺さりました。
本当に、全ての人が過信せずにしっかり考えて行動せねばならない時なんだと感じさせてくれます。

こちらは知人がシェアしていた、イタリア在住の日本人の方のブログです。
→「亡くなった方々は、感染症であるがために家族に看取られることも、別れをすることもなく一人ぼっちで入院生活を続け、そして亡くなったのだ。
お葬式すらしてあげられない家族や親しい人たちの悲しみは計り知れない」

東京だって、日本だって、明日は我が身。

こちらは知り合いのお知り合いの専門家の見解です。(youtube)
わかりやすいです。


いくつかある私の職場のバレエスタジオの多くは未だ休講です。
対策をしながら続けているところもあります。
どちらが正解というのはなく、考えた末の行動で、私も賛同はしています。

が、スタジオの所在地の関係で渋谷などの繁華街を通る時、街に溢れる人々を見ると心中穏やかではいられません。
(でも、新型インフルエンザの時の自分の軽さが似たり寄ったりだったことも事実。。)

もしこのブログを読んでくださる若い世代の方がいらっしゃったら、そしてあまり深刻に捉えていない方がいたとしたら、上記のリンクを一度見てみてほしいと思います。
長期戦になるのを覚悟して、自分がより良いと思う行動ができるように努めることが、唯一、できることだと感じます。
兎にも角にも、苦しむ人が減り、少しでも早く終息しますよう。。。


Twitterもよろしければのぞいてください。



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