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Maeda Niina BLOG

12/5~岩手県大船渡市へ

2012年12月12日 23時02分40秒 | niina
今回の訪問にはいくつかの目的があり、どれも濃い内容になりました。

しかし何より衝撃的だったのは先日の地震(12/7)を被災地である大船渡で経験したことでした。
揺れ始めて間もなく、“これはもしかしたら”という危機感とともに逃げる準備をし、建物を飛び出しました。3.11で被災した方も一緒だったので直ぐさま逃げる判断をしたのです。
幸い、大事には至りませんでしたが、この経験で被災地の様々な問題が再び浮き彫りになってきた気がします。
今回私は海の近くにある仮設住宅に宿泊していたのですが、地震が起きたときにはもう少し内陸の方にいましたし、避難後も運良く友人の家にお世話になる事が出来ました。
もし仮設の中にいたならば、裏の山に逃げ、そこで津波警報や注意報が解除されるのを待つ事になったでしょう。
実際、その仮設に住んでいる方々は雪がちらつく中、山の上で数時間過ごしたそうです。
その結果、ひとりのご老人が風邪をひいてしまい、今も療養中とのことです。
高齢者の風邪は大変危険なのに。
またいつ地震が来るかと思うと、この問題には早急に対処しなければなりません。
山の上に緊急避難場所を作れるかなど、現在解決策を検討中です。

12/8は大船渡バレエ教室のクラスにお邪魔して来ました。


いつも公民館でクラスを行っているこちらのお教室は、震災前は沿岸部にあった公民館を
利用していたそうです。
その公民館は津波により浸水、バーなども水に浸かってしまいましたが、なんとか救い出し、激しく錆びが残っているものの、現在も大切に使っています。
クラスは皆さん楽しんで下さったようです。私も楽しかった!
身体を動かす喜びを、もっともっとたくさんの人々に味わってもらいたい。

バレエなど文化的な活動をすることは、被災地など厳しい状況が続く場所では
必要不可欠なことではないように思われがちです。
しかし今、復興に力を注がなければならない時、文化的活動・創造活動こそが
人々のエネルギーの源となると私は思います。
もちろん、被災地に限った事ではありませんが。

ここ大船渡にそのような活動が出来る場所は非常に少ないです。
だったら、作るしかない、ですね。

よ~し!!


それにしても寒かった。ベルリンと良い勝負です。






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