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Maeda Niina BLOG

古典

2017年05月10日 08時52分44秒 | niina
本日は長めのつぶやきのような内容です。
古典的な舞踊に感じることを。。

これまで“古典”と呼ばれる舞踊にいくつか触れてきました。
過去に数年続けたことのある日本舞踊、数回程度体験したインドネシアの舞踊やアジアの民族舞踊。武道的なもの。
そしてもちろん、クラシックバレエ。

ウィキペディアによれば、“古典”とは、‘ 過去の時代に作られ長年月にわたる批判に耐えて伝えられ現代でも文化的価値の高いもの ’ 。


体験するといつも感じることがあります。
それは、その「型」に対して身体が正しいところに入ると「ここだ」とわかり、正しくないところにある時は「違うな」とわかる、ということです。
それは例えば、腕の位置や首の角度が、その元になる筋肉の正しい使い方によって、なるべくしてそこにおさまる、みたいな感じで、1cm単位の違いで変わるような感覚なのです。
どう正しいのか、どう間違っているのかがわからなくとも、「ここだ!」という感覚と「違うな。。」ということだけは瞬時に判断できるのです。
不思議です。
それは、私の身体がバレエの型をよく知っているからなのか、それとももっと遺伝子レベルの身体の記憶なのか。。
多分後者に近いのではないかな、と感じます。
たとえ普段舞踊などをしていなくとも、感覚を研ぎ澄まして向かえば誰でも感じられるような気がいたします。


きっと、身体が天界や地のエネルギーと繋がりやすいことを感じたり、自分の知りえない何かとつながったり表現できる奥行きを感じられるものが、長く残って行き、のちに “古典” になるのかもしれないと思うのでした。


シルヴィ・ギエム。究極の身体。