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Maeda Niina BLOG

帰国から1年、あの日から2年。

2013年03月10日 23時00分58秒 | niina
今日も昨日も本当にあたたかかったですね。
今は寒い~

私がドイツから帰国してから本日でちょうど1年となりました。
ベルリンの春、、、
まだまだ肌寒いのに、ベルリナーたちは半袖でオープンカフェに座り、昼間からビール片手に
急に陽気になるのです!
春の匂いでそんなことを思い出します。

ですがこの時期、そんな思い出ばかりではなく、日本中があの悲しい日を思い出してしまう時でもあり、本当に心が痛みます。
しかし思うのです。1年に1回、思い出すことではない、ずっとそっとだと。
自分に何が出来るとか、何も出来ないとか、そういうことではない。
いのちが大切で、美しい自然を知ろうとする、という当たり前のことを、毎日ひしひしと
感じてたいと思うんです。教訓です。
もう2年。。。まだ2年。
もう2年も経つのにまだまだ前に進めていないことが山ほど。
一方で、まだ2年しか経っていないのに、復興に向け本当に熱心に前向きに活動し、まわりに元気を与えている人たちがいる。
大船渡市に、何度か会った魚屋さんのご夫妻がいます。
お店に行くといつも魚をその場でさばいてご馳走してくれます。
彼らは娘さんを失い、店を失い、それでもまた魚屋さんをはじめ、
笑顔で毎日淡々と過ごしています。
この前、こんなことを言っていた。
「こうやっていろんな人が来てくれるんだから津波に感謝しなきゃな~」
信じられない。。。何も言えず作り笑いすることしか出来なかった。
震災に限らず、この地球上には傷ついた人々がたくさんいるし、明日は我が身です。
もしもそうなったとき、私はそんな風に言えるのだろうか?
被災地でほんとうにたくさんのことを感じ、教わっています。
それをどう返して行けるか。やってみます。

最後に、、、
どうして良いかわからないけど何か行動に起こしたい!という方!
そっと私に声を掛けてください。