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Maeda Niina BLOG

Diyalog Theater Fest 終了

2011年05月07日 11時11分50秒 | niina
「GENBAKU Onomaopoeia」無事に終了致しました。

今回はフェスティバルの一貫だったので当日10時から仕込み、本番、という厳しい状況。
本番前の一週間は劇場地下のリハーサル室をかりることが出来たのは幸いで、大体の場当たりは想像できましたが、今回は映像も使っており、当日は機器の相性なのか、トラブルもあり仕込みがなかなか進まず、本当にギリギリので間に合ったと言う感じ。
ゲネプロ終了後、15分足らずで開演、と言う前代未聞の事態でした。
こちらのスタッフも劇場のスタッフも大変だったと思います。
しかしながら本番はトラブルも無く進み、ほんとうに良かった。
こちらでは開演5分前に開場、というのが当たり前なので
そこは助かりました。

今回は照明スタッフ以外は全員日本人でした。
題材が題材なので、毎日顔を突き合わせ、全員がプロットに対して
疑問をぶつけあい、アイディアを出す作業をしてきました。
これはかけがえの無い時間と経験。
今後も彼らとは良い仲間として作品を暖めて行きたい。

私たちの表現手段として、この作品で悲惨なシーンは演じませんでした。
映像だけがほんの数分、それを写し出しただけでした。
その映像は「はだしのゲン」のアニメから使わせて頂きました。
私の父は木山事務所の「はだしのゲン」に出演しており、
過去数年間、関わった関係で、原作者の中沢啓治さんに
問い合わせが可能で、使用を許可して頂けたのでした。
感謝。。。

今回は一回だけの本番でしたが、この作品がいまの日本、そして世界にとって最も重大な課題を背負っていることは確かで、近い将来、様々な場所で上演出来ると信じています。
私たちアーティストはこうやって表現する方法があることは
幸いなことです。
そのためにまた新たに精進して行きたいと思います。

ところで、、、
本番翌日の5月5日、5回目の外人局訪問、そしてようやく
ビザがとれました!!
1年間のビザ。
なかなかとれなかったけどちょっと得しました。

まだまだこれからです!!