心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~想い出を集めて~

2016-02-29 | 粘土細工

    

 いつ頃からか

 想い出を集めている

 いままで生きてきた証が 

 いっぱいに詰まったポケットに

 こぼさないように

 無くさないように

 詰めて 詰めすぎても

 まだ入れて

 何が残って

 何が残したいのか

 わからなくなったけど

 最後に残るのは やっぱり

 笑われても あなたのこと


 老いてきたからこそ

 忘れないうちに 詰めておく

 詰めたのを忘れないように

 出来るだろうか 心配している

 いまごろ

 

 

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~風は気まぐれ~

2016-02-19 | 粘土細工

  

  風は気まぐれ

 吹いて

 止んで とまって

 突き当っても 元には戻らず

 通り過ぎる

 
 風は我が儘

 散らした木の葉

 さりげなく 見つめるだけで

 周りながら 廻しながら

 吹き飛ばす

 
 風はあらくれ

 吹いて 暴れて また吹かす

 荒らしたら かきまわし

 何事もなかったように 去っていく


 風は不思議

 そよいで なびき 

 あたれば 逸れて 

 曲がり また進み

 何でもできる

 
 雲を呼んで
 
 雨を降らして

 雪を飛ばす

 
 何かを求めて さ迷っても 

 何かに縋ってはいない

 だからと言って 

 想い通りには 決してならず

 時には 

 包んでくれて 優しくとも

 どうにもならない 出来はしまい 
 
 
 風は気まぐれ

 

 
 
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~伝えたい言葉~

2016-02-18 | 

     

 いくら言葉で伝えたくても

 いくら言葉をさがしてみても

 見つからない


 もどかしほど 言葉を手繰り寄せ

 本気で ありのまま 素直に

 話したいのに 

 話しているつもりなのに

 伝えられない もどかしさ

 ありったけの 想いを

 表せる言葉が 見つからない

 見あたらない

 
 いつでも いつも

 伝えたい言葉が 言えなくて

 黙ってしまうから 何も

 変わらない 変えれない

 
 だけど そうだろうか

 ふと 立止まってしまう

 
 繰り返し 見つけられない言葉 

 わからないまま 

 謎のように ひも解いて

 見つけても 伝わらないと

 何にもならない 

 時を重ねて 幾つもの積み重ねのなかで

 生まれてくるのは  言葉ではないかも知れない 


 気持ちに 問いかけながら

 言葉を待っている


 
 

 
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~枯れススキ~

2016-02-17 | パソコン画

   

 冬野を歩いた

 
 枯れススキが いちめん 

 雑木林を おおって

 風が吹く度に なびき 揺れる

 時おり 止まった風に

 合わせたように 傾げた穂が

 折れてしまいそうで

 
 いつ 朽ち果てるのか

 それとも刈られて消え去るのか

 どちらにしても いまはただ

 行き場を失って しまい

 彷徨う姿に 溜息が

 
 雨や雪にさらされて 天を仰ぎながら

 幾日を越えてきた ススキ

 もうすぐは あまりにも 

 寂しくて

 
 ひとつの シーズンだけに

 見せ場を作り

 主役にもなったこともあるけど

 あとはお決まりの 

 生きるものすべての 結末で

 終わってしまうのは さだめ


 いまはただ 想いを起こしながら

 見守るだけ だけど.....

 
 

 
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~気まぐれな雨~

2016-02-16 | パソコン画

      

 先程まで 陽が射していたのに

 風が出てきて 雲を呼んで

 気がついたら 雨模様

 どうしたの

 嫌になる 

 連日の雨にうんざり


 季節は気まぐれ

 晴れたり 曇ったり 雨までも

 連れてきて かき乱し 去っていく

 でも いつもは仕方ないけど

 今日は降らないで

 内緒のお出掛けには 雨はいらない


 いつの間にか

 音をたてて 風が吹いて

 暖かい外気が漂っていた空に

 灰色の塊 雨雲が広がり


 雨の粒が 落ちて来た
  

 
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~いつまでも~

2016-02-15 | 粘土細工
    
    


 ”いつまでも”って

 永遠と言うことかな

 それとも

 いつまでもは 響きはいいけど

 奥が深くて 掴み難い

 それに

 どうにでも解釈できて

 どこまでも 受けて次第の

 ことば



 ”いつまでも”と

 あなたが言ったから

 ”わかっている”と答えた

 

 いつだったか

 春の予感がしていた頃かな....

 
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~窓辺の夜明け~

2016-02-14 | 粘土細工

      

 まだ明けない朝が

 真っ暗に塗りたくった四角い窓に

 もう少しで 

 窓辺の夜明けを 見せてくれる

 昨夜から 降り出した小雨

 まだ降っているのか

 雨音は聴こえない

 風音もしなくて

 庭の木々はだんまりで 揺すりはしない

 ほら、

 もうすぐ 近所の窓に

 明かりがついて 何もかも

 リズムが サイクルが動き出したら

 流れる空気が 変わってしまう


 硝子窓が

 変化していく色で 時を告げて

 夜明けの空が 見えてくるから

 もう少し 待ってみよう

 動き出したら止まらない

 

  

 
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~春風が吹いたら~

2016-02-13 | パソコン画
     

 
 まだまだよ

 どこかで誰かが呟いている

 
 梅の香に誘われても

 山茶花が花びらを散らしても

 陽だまりに光の渦を集めても

 寒風に雪が舞い落ちなくても

 冬枯れのすそ野は まだ眠っているようで

 何も言わない

 
 何時だったか

 梢で小鳥が鳴いて

 散らした落葉を拾い集めてみたら

 木々や草木たちが勢いづいたのか

 新たな息吹きに ざわめいた


 もうすぐ
 
 春風が吹いたら
 
 春風を誘って 野山を駆け抜け

 野花を探してみる 
 
 小川のせせらぎに 声を澄ませて 

 風音を聴いてみる

 だから もう少し待ってみて 

 
 まだまだよ

 いいえ もうすぐよ
 

 

 

 

  

 




 





 
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~夕日を追いかけて~

2016-02-12 | パソコン画
    
     

 まっ赤に染めた

 夕焼雲を追いかけ 

 沈む夕日を追いかけた あの頃 
 
 
 
 西空は どこまでも茜色に染まり
 
 島並みを覆い尽くし 遥か彼方

 水平線の広がる果てまでも 飲み込んで

 あまりにも鮮明に輝き 

 何かが海に降りて来そうだから 

 映した海の波打ち際に 佇んで 

 未知の世界を見ていたような

 
 そしていま 

 同じように燃え尽きて

 沈みゆく夕日を眺めている

 住宅街を歩く 散歩道

 蘇える 夕焼け空

 
 夕闇が迫った街並みは 

 慌ただしく人が行き交い

 僅かな時間のなかで 想い出が蘇えり

 思わず感嘆の声が.... 

 
 追いかけても 

 追いかけられない

 解かっていたから 今がある

 冬の透明な空気の流れに 

 つい 飲み込んでしまった吐息

 以前とは違う何かを 感じてだろうか
 

 

 
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~はじめて歩く散歩道~

2016-02-11 | 
    
        

 はじめて歩く散歩道

 薄く張った雲間に 少しだけ覗く碧空

 小高い山が幾つも重なる 谷間は

 湖水に囲まれて 野原が広がり

 道しるべはないけど 小道が続く 

 複雑に絡んでいるような道を 

 開拓する気にもなって

 どこがどうやら わからないまま

 歩いてたら 迷ってしまい 

 大回りしていたようで

 
 雑木林は長く続き

 樹木に混ざり 梅や椿 山茶花が

 競うように咲いていて 思わず

 立ち止まってしまう 木々の

 合間から 僅かに光が射し込み 

 それでも屈折しながら あたりを伺っている

 水面にまで射した光に 一瞬、ホッとしながら

 周って 歩いて つきあたり

 草木も野草も呼んで また進む 

 ベンチも遊具もなく 話声もしない

 ただ 梢のざわめきと どこまでも緑が

 広がるだけ


 いつの間にか 

 笑いながら戻してくれた山道は

 はじめての散歩道

  
 

 

 

 

 


 
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~今を生きる~

2016-02-10 | 
    
     

 やっと

 言えるようになった

 
 最近になってから

 ”今”を実感している

 何をしても

 どんな時も

 何を感じても

 どうしてか

 今がある

 
 もう 過去は置いてきたし

 もう 未来は多くを望めない

 生きている 生活している 

 だけど 老いてきた変化に

 気持ちがついて行けず 

 衰え 感じて

 
 大きな声で喚いたり

 笑って泣いては おさまって

 欲も得も考えない 

 少しだけ 常識を変えたり

 非常識があるかも知れないけど

 間違ったことは 間違いと言えて
 
 言われたなら理解はできる 直しも可能

 面倒くさいことは 御免で

 言いたいこと半分にして 我慢もする

 
 悪口とか 人が嫌がることはしない

 情にはもろくて 

 許せない場面には弱い 

 世の常には ついて行けると

 信じてはいて

 自虐的ではない 誇示もしない
  
 ただ 年には逆らえない
 
 
 このまま このままで 

 今を生きるだけ ただそれだけ....

 
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~黄水仙~

2016-02-09 | 

     

 誰もいない野原 

 時おり寒風が吹きつけ

 木々を揺らし 小枝や枯れ葉 

 吹き飛ばして 通り過ぎる

 

 なのに

 待っていたように

 黄色に染めた 水仙が散らばって 

 鮮やかに咲いて ほのかに香りで

 迎えてくれる 小道

 雑草にまみれて

 樹木を巻き込み

 風と闘い 負けない

 花びらは小さく 葉は折れそうで

 可憐だけど とても強いのは

 ひとつひとつではなく

 仲間達と一緒に かたまっているから



 束の間 足を止めて

 黄水仙に声をかけてみる

 荒れ野は 黙ったままだけど

 「春の訪れはもうすぐだろうか」と

 

 
  

 

 
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~朝の香り~

2016-02-08 | 粘土細工



   

 朝が始まる

 
 人の匂い 

 風の流れ

 漂う空気

 窓明かり

 粘土の置物

 まだ鳴らない クラクション

 樹木の囁き 枯れ色

 朽葉

 置かれた新聞

 柱時計 振り子の音

 灰色の曇り空 

 光は射さないだろう 窓辺 

 もうすぐ 珈琲を淹れて....  

 
 何もかも すべてが

 朝の始まり

 朝の香り



 
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~だから、ブログ~

2016-02-07 | 

    
  
 もうやめよう

 もう書かない

 書けない 終わり

 終わりにしょう

 何度も呟きながらも

 画面に向かって

 パソコンの前に座ってしまう

 これって 何

 同じことを 何回も言って

 迷っていた

 なのに また繰返して 
 

 何故か 朝が来ると

 何かを感じている 自分が居て

 真っ白なページに 伝える言葉を

 さがしてしまう

 
 ブログと言う名の 

 表現 媒介 伝達 優れもの

 どうしたらいいのか わからない

 もう誰か止めてくれたら

 明日は書かない

 だから.....

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~忘れたふりの夢~

2016-02-06 | パソコン画

   
      
 さっきまで 見ていた夢

 知らぬ間に消えてしまい

 覚醒してしまった 頭の中が

 空っぽに

 もう少し もうちよっとだけ 

 先を見ていたかった
 
 行方を見届けたかった


 だけど

 知ってどうなるの

 隅っこの方で グチャグチャにされそうな

 気持ちが 呟いた

 
 そうだ 知らなくていい

 思いっきり 早く

 布団から飛び出して 

 
 いつの間にか 

 忘れたふりで....

 

 
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