心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~ひとり夕日を~

2016-04-30 | 粘土細工
   
     

 いつの間にか 瀬戸内の海を  

 濃いオレンジ色に染め 包み込んで

 空で眩しいほどの光を 放ちながら

 ゆっくりと 夕日が沈んでいく

 
 島並みは遠くに隠れ

 薄暗くなった 浜辺
 
 波打ち際には もう誰もいなくて

 波のしぶきだけが 寄せてはかえすを

 繰り返し

 行き交う船も 何も見えない

 
 白い灯台 灯りに誘われるように

 少しづつ 夕焼けが消えて

 待っていたように 波も静かになり

 暮れて行くのか


 鮮やかな ひととき

 ざわめきの中で 眺めていたけど

 いま ひとり....

 
   

 

 

 
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~散歩道のタンポポ~

2016-04-26 | 粘土細工


 いつも 

 散歩道で待ってくれる

 タンポポ  

 小さくて 可愛くて

 黄色の花びらが よく似合う

 風が吹くと 綿毛が

 どこかへ 飛んでしまい

 あわててさがしても 戻らないから

 寂しそうだけど

 野草に混ざって 

 仲間も増えた畑の中では 

 分捕って 広がり

 逞しい 


 あぜ道でも 車道脇でも

 散らばって咲いて どこでも

 お目見えして 案内役に

 そして

 暖かい風を 運んでくれる

   
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~陽射しの中で~

2016-04-25 | 粘土細工

     

 ほら 

 こんなにも陽射しが ふりそそぐなんて

 太陽が窓から 覗いているのかな

 
 やっと

 夜が明けて

 目覚めたばかりなのに 窓辺では

 開いたカーテンのすぐ前で 木斛が揺れて

 もう一つの 開き戸の窓から

 眩しいほどに

 届いた光の屈折が 何故か 

 パソコンの画面を 照らしている

  
 何なの この光景

 面白いけど 珍しいかな

 結局 

 あれこれ考えながら

 光のスポットと格闘したのが 

 ブログのテーマに なったようだ

 
 今日も暑いかな~
 



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~もうすぐ5月~

2016-04-24 | 粘土細工

   

 いつの間のか 野辺では

 さわやかな風が吹いて

 吹き渡る風に 青葉が揺れる

 いままで眠っていたのか

 新芽も 草木も 野花も

 虫や蝶 小鳥まで

 ざわめきのなかで 息を吹き返す


 両手をあげた幹の 小枝に

 もう花は散ってしまい 薄緑の若葉が

 チラホラ顔を覘かせて ごあいさつ

 青々とした 緑豊かな季節が

 やって来たら 野山はいきづく

 
 もうすぐ5月

 風に乗って 訪れる時を

 待っている  
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~雨音が聴こえる~

2016-04-23 | 粘土細工

     

 つい先ほどから 

 降り出したのか 雨音が聴こえてくる

 ポタポタ パサパサ ポツポツ 

 
 もう
 
 窓から眺めてみても 

 田園も住宅街も 何も見えなくて

 外灯だけが 光っている

 傘さし道行く人も 誰も通らない

 
 雨の雫か

 響きか

 落ちていく音 それとも

 流れる水がぶつかり 叩きつける音か


 すっかり暗くなった夜に

 降ってきた雨は 昼間の

 眩しほどの日射しを 

 思い出せないほどに 隠してしまい

 どこまでも 包み込んだ


 雨音は いつの間にか

 シトシト シンシン シトシト

 変わってしまい

 何故か 聴いている

 
 
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~今朝の窓辺~

2016-04-22 | 粘土細工

   

 窓辺には

 日射しがこぼれて

 溢れるほどの ひかりの輪で 

 煌めく ガラス窓

 誰かに誘われているようで 

 思わず見上げてしまう 空 

 
 風もなく

 薄くて まだらな雲がなびき

 どこかで 

 梢を揺する音がして 青葉の香りが

 運ばれてくるような 今朝のはじまり

 勢いも 恵みも 広がりも

 漂うような

 
 窓を開けたら 樹木の合い間から 

 爽やかな 季節の風が 

 吹いてくるだろうか 
 

 

 

 
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~春の雨~

2016-04-21 | 粘土細工

       

 つい 最近

 咲き始めたツツジが

 雨に打たれて 泣いている

 赤や白 赤紫の 薄い花びらは

 雨の滴に負けなくとも

 風に乗って 春の雨が

 降りかかる

 どこからか 雨の音

 どこからか 風の声

 まだ まだ続きそうで

 蒼い雲ばかり 広がって

 
 樹木を潤して 

 しばらくの間 緑がいきづき

 花びらは 泣いている 
 
 

 
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~気になるけど~1

2016-04-20 | 粘土細工

  

 気になるけど どうにも出来ない

 気になるけど 無いことにはならない

 気になるけど このままで

 気になるけど 放っておこうか


 だからもう 

 嘆いてみても仕方ない

 明日は 笑ってみせて

 気になることを1日だけ 忘れてみる

 次の日も 

 その次の日も

 忘れたふりは出来ないけど....

 
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~タンポポ~

2016-04-19 | 粘土細工

     

 こんなにも

 日射しが好きで

 爽やかな風に 吹かれて

 咲誇っている タンポポ 

 あぜ道でも

 山道でも

 小高い丘や 田園でも

 何処で咲いても 

 黄色の花びらと か弱い茎に

 薄い緑の葉で 蔓延り
 
 ふわふわした白い種子を 

 飛ばしながら広がっていく

 
 雨や風など よけもせず

 なされるまま 雑草にまみれ

 摘まれるまで

 小首を傾げる可愛いしぐさは

 誰かを待っているようで

  

 

 


 


 

 
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 ~悲しい風~

2016-04-18 | 

        

 悲しい風が吹いている

 誰かを呼んで吹いている

 誰かを待って吹いている

 いつか

 誰かと出逢ったら

 吹くことを やめてしまうのか

 
 天空はでっかくて

 取り合ってくれないだろうけど

 さがすには あまりにも広すぎて

 どうにもならない


 何処で吹き荒れても

 何処で泣いてみても

 悲しい風は

 吹きながら 呼んでいるの.... か?
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~ひとりごと~

2016-04-17 | 
  
     

 書いても 書いても

 見つからない言葉を

 もう さがすのはやめよう

 
 気持ちって

 どこにあるのか

 いつも 何かをさがしている 


 わからないことを 追いかけて

 わからないことに 踊らされ

 わからないことを 求めて

 わからないことを 知りたい


 だけど

 今日も書きはじめた ブログ

 心を曝け出しながら 書かない選択肢に

 挑戦しているのに

 あれこれ 戸惑って

 でも 綴っている


  (写真は瀬戸芸での、アート作品です)
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~いつもの風~

2016-04-16 | 粘土細工

    

 いつもの風

 だから風

 風がそよぐと 揺れる梢に

 声かけて

 呼んでみる

 
 もうすぐ

 まだなの

 
 春風が去ったら 

 樹木は

 幹を広げて 枝には

 青葉が 

 花や実をつけるのを

 待っている

 
 いつもの風

 もうすぐ 吹くかな....
 
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 ~珈琲~

2016-04-15 | 
  
    

 何故だか

 いつも飲んでしまう 珈琲

 
 寂しい時も

 嫌なことがあっても

 嬉し時は もちろん

 何でもなくとも 日常的に

 飲んでいるけど

 辛い時だけは 遠慮する

 と言うより 飲めない

 
 ほのかな香りと旨み 独特な味わい

 いっとき 雰囲気で 

 何かを感じないではいられない

 不思議な飲み物

 
 飲まない日が ないほどでも

 飲めない日が 気にかかるのは確かで

 
 あれこれ想いながら やはり

 好みのカップを さがして

 淹れたての珈琲を 楽しんでいる 
 

 

  
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~心のなかに~

2016-04-14 | 粘土細工

       

  心のなかに

  何があるのだろう

  隠して

  閉まって

  入れて

  留めて

  開いて

  覗きたい


  わからない

  いま 開けたいのに 

  鍵がない

  閉じてないのに

  開けられない

  
  胸のなかの  心と言う扉

  尋ねながら 気持ちを解いて

   
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~だから野辺に~

2016-04-13 | 

     

 だから野辺にいる

 
 何とも言えない 

 ほのかな香りと

 薄桃色で飾られて 波打っている花びら

 木々に埋もれていた 芽吹きの声

 何かしらの気配に 動き出した生き物たち

 

 風を待っていたのか

 ふわり雲を呼んでいたのか

 
 暖かい陽射しの中で 目覚めて

 春の声 旋律 音 調べ 吐息 
 
 すべてが

 いっせいに 動き出した 山里

 
 流れるまま

 風を追いかけて行こうか

 それとも

 このままで......


 
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