心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

夢空の向こうへ

2024-10-18 | 
      

  何となく目覚めた朝を宥めるように
 キラキラ キラキラ… 光が弾けて
 波しぶきのように煌めく
 窓辺を包み込む 朝焼けの眩しい空
 何処までも広がって 心を騒がせる

 何もかも一掃するような 空の彩り
 蒼い海色を朱で染めて 呼んでいる
 思わず大海原へ漕ぎ出したくなり
 小舟を浮かべて 夢のなか
 狭間でさ迷い 迷って
 小さな波紋から抜け出せない

 夢想か 空想か それとも現実か
 解らなくなって 飛び起きてしまう
 想像すら出来ない 未知なる天空
 想いの狭間で微睡の風に吹かれている
 若い頃に戻り身を委ねてみたら
 新たな始まりが待っているかも知れない
  いま船出しょうか! 
    夢空の向こうへ~ 

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~さくら~

2024-09-09 | 
       


     風に吹かれて 舞い落ちて
      舞い落ちたなら 何処へ行く
    満開に咲き誇っていた 薄紅色の冬桜
    季節を惜しみ 別れを告げるかのように
    ひらひら ひらひら ひらり 舞い上がり
    はらはら はらはら はらり 舞い落ちて
    まるで 花吹雪のよう
    まわり まわされ 風と見せ場を作る
    大勢の参拝客で賑わう お寺の境内
    参道の石段を 石畳を埋めるように
    飛び散った花びら 仄かな香り残したまま
    桜模様で染めてしまう 厳しい寒さのなか
    凛とした姿で 訪れる人を魅了し
    春を待つこともなく 儚くも散っていく
    追いかけても行けない
    待つことも出来ない 冬咲く花
      何処で咲こうと 桜色で染め
      何処で散ろうと 季節を彩る

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いつか風に…なる

2024-08-19 | 
          

    
     風を呼んで 
      雲を隠して 
         陽と遊ぶ

         樹を揺すり 
           小葉を揺らし 
             舞い上がる

        山並みの向こう 
     森影のあたり 
  風の通り道

   空を見上げて 
   空色に憧れて 
     青の彩りのなかへ

          誰かが叫び 
           誰かを呼んで 
            誰かに出会う

             何処へ行く 
               何処にある 
                 住み処だろう                  

     だから 風が吹く
       何故だか 風を待ち
         いつか 風に…なる

               風になり
                雲と遊び
                 あなたと出会う

          風が好き 風は友達 風は未来 風は夢 風は思い出… 





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雨音を聴いて

2024-07-14 | 
             

 何となく目覚めた朝を
 宥めるように 音もなく降る雨 
 何故だか 密やかで好きだったけど 
 どうだろう 今朝の雨 
 まだ明けきらぬ空 藍色に染めて 
 激しさを演出しているのか 
 窓辺のガラス戸 叩くような雨音が
 何処からだろう 聴こえて来る

 バタバタ ポンポン ザワザワ…
 面白いほどの ざわめきに
 思わず 庭木に駆け寄りたくなる
 驚いたように 雨と戯れながら
 空を仰ぎ 潤いのなか
 花芯や花びらを必死に守っている

 いつまで 降り続く
 いつまで 濡らしていく

 何処までも 覆いつくす空色に
 何も出来ない
 天よ 雲よ 風よ! 
 このままでいいから 少しの間
 雨音を聴いて
 雨天に癒されていたい





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風のなかへ~

2024-06-12 | 
       
     
    


 何処からともなく 吹き抜ける風
 何処へ 留まりたいのか
 つい 追いかけたくなる
 誰もいない 吹き溜まり
 彷徨いながら 居場所を求めて

  何処からともなく 渦巻く風
  何処で 廻りたいのか
  つい 声を掛けたくなる
  誰もいない 木立の森
  囁くような 風の音を聴いて

 何処からともなく 優しい風
 何処に 隠れたいのか
 つい 何も言えなくなる
 誰もいない 心をあずける旅
 届かない想い 旅空に願って

   何処まで行こうと 気の向くまゝ
    いつか 何処かで 夢を見て
     何処へ行こうと 風のなかへ~
 
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ひとりぼっちのお地蔵さん

2024-05-19 | 
      

何処だっただろう 
旅の途中 寺の本堂へ向かう
道端の草むらだったか 
野花や雑草に囲まれるように
すっくと立って 微笑んでいる
ひとりぼっちのお地蔵さん
寂しくはないのだろうか
何も話さないで ただ黙ったまま
訪れる人を見守る 子供達の守り神  
真っ赤な帽子や前掛けが可愛くて
とてもよく似合っている 
何故だか 心がほっこりして
ちょっぴり 温かくなったよう
優しさに癒され 感謝を伝える

春風に吹かれて 歩いて行く道
レンゲや菜の花が咲いているから
花を摘んで飾ってあげようか
蒼空のもと 別れを惜しむように 
花びらが揺れて 旅路を急ぐ私…
   

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気持ちと遊ぶ

2024-04-27 | 


       

 もう書けない
  もう描けない
 言葉を探しながら
 宥めている どうにもない心

 何を言いたいのか
 何を伝えたいのか
 わからないから
 私が私に問うてみる
 書くことなど 何もない
 なのに 書こうとして
 戸惑っているらしい

 そう 何もない
 何かと格闘しても 
 何も見つからない
 心を開ことしても
 無理な話だから
 書けない 描けない

 もう少しだけ 待ってよ
 もう少しだけ 気持ちと遊ぶ

 
 
 
 
 
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いつも風のなか

2024-04-09 | 
          
   




 風を呼んで
   雲を隠して
    陽を浴びる

    山々を飛び越え
     木々を揺すり
      神々に祈る

    草木が萌え
     野花が咲いて
      木の実が弾けて

     風が吹く
      緑が揺れて
       小鳥が鳴く

        何処へ行こう
         何処まで行こう
          何処でも行こう

      昨日を忘れて
       今日は今日で
        明日はどうだろう

     風に乗る
      雲に乗る
       夢に乗る

      いつか何処かで
       いつか貴方と
        いつかはいつ

       風が囁き
        風が微睡み
         風が揺する

           何がある
            何を見たら
             何を知りたい

           風は我が儘で
            風は好き放題で
             風は独り善がりで

        誰を呼ぼう
         誰と話そう
          誰かは誰だろう

           いつも何処でも
            いつもどんな時も
             いつも風がそよぐ

               風を呼ぶ
                風を追う
                 風と歌おう

             どこでも風が吹く
              泣いても笑っても風が吹く
               いつも風のなか~

             
             

        

  
     
       

 

 
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春に降る雨

2024-03-12 | 
    

  朝早くから
  出窓のガラスを濡らして
  降り注ぐ
  
  風の囁きも
  草花の匂いも
  光りの煌きも
  雲の呟きも
   
  何もかも隠して 
  消し去るように
  しとしと しとしと…春に降る雨

  誰かを誘って
  誰かとお喋り
  誰かとスキンシップ
  誰かに会いたい

  いつまで続くのか
  もうすぐ止むだろうか

  窓辺で木斛や樫や欅
  雨の雫に濡れながら 
  イキイキと潤って
  小粒で真珠のような雨の玉
  キラキラ キラキラ キラリ… 
  いっぱい!跳ねて 零して~

  「明日は晴れるかな・・・」
  

   
  
  
  
  




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問いかけながら~

2024-02-11 | 
          

 
  何を探しているのか
  何を求めているのか
  何を得たいのか
  何を許されたいのか

  いまは何も分からない

  蒼の彩り 白い雲 光の輪 風香・・・
  空からの贈り物のよう
  柔らかな陽ざしが煌めいて
  木斛の小葉や山茶花が
  揺すられているから 
  飛び出してみたくなる
   
  見上げる空 
  いつもと同じようで いつも違う
  心を宥めるように 惑わし 騒がし 迷わせ
  まるで 夢想か 空想か 現実か 

  振り回されながら
  我儘に窓際で争っている 小さな秘めごと…
  
  風を呼んで
  風に飛ばす
  空の空間に居て
  その小さな私だけの世界で
  いま 問いかけながら~
  
    
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いま 風のなか~

2024-02-09 | 
        
 
 いま 風のなか~

 何処から吹いているのか
 何処へ 行きたいのか
 風を追ってみたけど 解らない
 そこには
 揺するものも 
 揺すられるものも 
 何もない
 風音だけが 騒めき
 通り過ぎていくから 
 ただ 黙って 何も言わず 
 吹いている風を追いかける

 風は何処へ行くのだろう
 木々も 幹も 梢も 木の葉も…
 寄せ付けないで 気儘に吹くだけ

 心を騒がせて~

 
 
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山茶花の咲く野辺

2024-01-30 | 
      

 何処からともなく
 寒風が吹き荒れて
 鮮やか色な紅色で
 野辺で咲いた 山茶花
 空いっぱいの花びら
 見事なまでに散らして
 訪れる人を和ませて~

 小さな可愛い花は
 優しく微笑み
 多くの仲間と重なって
 咲いているから
 華やかで眩しく映る

 時には
 乾いた風や冷たい雨で
 凍えそうになる だけど
 持ち前の強さで 乗り切って
 自然と戦っているようで
 負けてない花にエール!

 何時までも”逞しくあれ”
 散歩道での出会い
 話し掛けながら
 歩いて行く… 

 

 
 
 
 

 
 
 
 
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小さな出来事

2024-01-28 | 
     



   何かを描きたくて
   何かを綴りたくて
   何かを伝えたくて
   何かを知りたくて

   空を仰ぎながら 
   話しかけている
   
   風に聴いても
   雲に聴いても
   陽に聴いても
   何も言わないから
   持っていた鉛筆を転がして
   また空を見上げる

   いつもの蒼空 解ったふりで
   柔らかな 陽射しを
   ちょっぴり届けてくれた
   何でもない 小さな 小さな出来事…
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夢空の向こうへ~

2024-01-26 | 
       

 何となく目覚めた朝を宥めるように
 キラキラ キラキラ… 光が弾けて
 波しぶきのように煌めく
 窓辺を包み込む 朝焼けの眩しい空
 何処までも広がって 心を騒がせる

 何もかも一掃するような 空の彩り
 蒼い海色を朱で染めて 呼んでいる
 思わず大海原へ漕ぎ出したくなり
 小舟を浮かべて 夢のなか
 狭間で彷徨い 迷って
 小さな波紋から抜け出せない

 夢想か 空想か それとも現実か
 解らなくなって 飛び起きてしまう
 想像すら出来ない 未知なる天空
 想いの狭間で微睡の風に吹かれている
 若い頃に戻り身を委ねてみたら
 新たな始まりが待っているかも知れない
  いま船出しょうか! 
    夢空の向こうへ~


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いつもの散歩道

2023-12-10 | 粘土細工
 

  何処へいこうか
  何処まで行こうか
  何処へ行きたい
  何処が良いだろう

  いつもの散歩道
  風と一緒になって
  風に聴いてみる
  何処へ行こうと
  何処まで行こうと
  風が吹いているから
  風を呼ぶ

  ススキ野は穂がそよいで
  丘の小道は山百合が揺れて
  木立の森は風が待って
  野辺は草花がいっぱい

  溢れる日差しが欲しい
  零れる木洩れ日が欲しい
  お喋りしながら 歩いて
  何が待っているのか
  誰かに会えるだろうか
  何て 思いながら
  何処までも・・・

  
コメント (2)
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