心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~緑の風が吹いて~

2019-05-31 | 

       


 
 何処からか 風が吹いて
 溢れるほどの 陽射しを
 遮るように 散らし
 毀れた 光のかけら
 キラキラ 輝かせながら
 野辺の若葉を揺らす 
 けや木の声

 風の閃き
 風の叫び
 風の響き
 風の囁き

 何もかも 受け入れ
 すべてを 放出して
 抱え込んだ エネルギーは
 何処に 潜んでいるのか

 けや木よ!
 おまえの 薄緑の若葉
 神々しいほどに 輝いている
 有りっ丈の 勢いに
 敵う者がないほど 
 いきづいて

 小枝も 幹も 
 豪快に葉をつけて 両手を
 広げ 圧倒させるように
 仲間に見せつけているようだ

 何もかも わかって
 何もかも 受け入れ 
 緑の風に吹かれ
 季節の息吹 包み込み
 逞しい

 けや木よ!
 
 

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~何処からか、吹く風~

2019-05-29 | 粘土細工
         


 何処からか 
 爽やかな風が吹く

 木々の梢 
 揺らしながら
 乾いた野辺を
 いっそう するように
 芽吹きの緑に
 揺すりかけて

 風に吹かれ
 雲を呼んで
 雨を待って
 蒼空を仰ぐ
 草木や野花たち

 熱波のようで 
 溶けそうな 陽射しは
 いまは 遠慮して
 何故だか そよいでいる
 優しい風 
 
 ざわめく 
 ひととき
 何処からか
 風が吹く

 とんでもない 吐息
 待っていた 木々の精
 通り過ぎて行く 風の波
 何かしらの 囁き

 いまは このまま
 いまは 何もせず
 
 吹かれていたい~
  
 

 

 

 
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~雨のささやき~

2019-05-28 | 粘土細工

        



 いつの間にか 
 降り始めた雨
 遠くで まるで
 灰色の水彩絵の具  
 流し込んだような空が 
 何処までも続き 
 風も 雲も 吐息までも
 包み込むように 広がって

 昨日までの 
 乾いた風も
 眩しいほどの陽射しも
 もう 何処かへ
 隠してしまったようで
 辺り いちめん
 密やかに 初夏のいぶき
 濡らしながら 降り続く
 
 窓辺で
 薄緑の 木々の若葉
 鮮やかに咲いた 紫陽花
 華やかな 赤やピンクのツツジ
 何もかも 瑞々しく
 勢いづき
 生きいきとして

 何時まで 
 何処まで
 雨模様は
 続くのだろう

 空を見上げ
 雨の雫に 声を掛ける
 「しばらくは このままで~」と
 
 ざわめく....朝 
 
 だから 
 雨のささやきを 
 そっと 聴いている
 
 
 
 
 
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~思いがけない集い~

2019-05-27 | 粘土細工

         


 
 思いがけない 
 若い仲間との集いの席
 すっかり 若い頃に戻って 
 いっぱい いっぱい お喋りして
 仕事していたころに 何故か
 戻っていた
 
 懐かしさと嬉しさ
 少しだけ 不思議な空間に
 想いを寄せて
 自分を隠さず 曝け出して

 浮いていないか
 外れていないか
 嫌われていないか
  
 などと 
 あれこれ考えながら
 モダンな店内で お洒落な料理
 しっかり食べている 
 少しだけ 古い話で盛りあげ 
 歓声も上がって
 
 誰も 以前のままで
 誰も 変わらない
 
 ふと 気が緩んで
 ブログを書いていると 喋ったけど
 大丈夫だろうか 
 どう 思うだろう
 後悔もしながら
 いつか
 訪問して貰えるかと 僅かな
 期待もしている

 たわいもない 何でもない話
 みんな 送別会を忘れ
 弾んでいるような 
 あっという間の ひととき
 
 きっと また
 何処かで 会えるだろうけど
 今日を忘れない~

 
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~夏の枯れ葉~

2019-05-26 | 

         


 
 夏の枯れ葉
 乾いた風に隠されるように
 飛んで 飛ばされ 舞い落ちて
 何処へ行くやら 舞戻る

 夏の枯れ葉
 日照りのなかで焦がされて
 飛んで 飛ばされ 舞い落ちて
 まわされながら 踏まれてる

 夏の枯れ葉
 激しい風に追いやられ
 飛んで 飛ばされ 舞い落ちて
 気がついたなら まわされる

 夏の枯れ葉 
 揺する風にしがみついても
 飛んで 飛ばされ 舞い落ちて
 いつの間にか 散らばされる

 青葉が 草木が 新芽が 
 萌える季節になったら
 何処へも 行けないから
 溜まり場に集い 泣いている 
 輝いていた頃の 夢を見て

 移り変わりのなかで
 新たな季節に 戸惑いながら
 何処へ 向かうのか
 何処へ 留まるのか
 
 枯れ葉よ!
  
 
 
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~五月の風が吹く~

2019-05-24 | 


          
 
 窓辺に 風が吹く
 
 もうすぐ 
 降り出しそうな
 雨模様の空 
 雲間から わずかな陽射しが 
 遠慮したかのように 途切れて
 灰色の雲が 碧空を隠していく

 青葉が煌めき始めた 欅も
 色鮮やかに咲いた 躑躅も
 風を呼ぶように 雨を 
 待っている
 
 五月の風は 優しくて
 息吹きの風を送りながら
 乾いた地を 包み込み
 何処からか 雨を送り込み 
 緑を濡らして いきづく

 窓辺で 風が吹く
 
 木々の葉を揺らしながら
 通り過ぎる風を 
 待っている
 
 
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~いつか風を追う~

2019-05-21 | 


         

 
 いつも 
 何かを伝えたくて
 白いページに向かうけど
 いまは 何も考えられない

 いつも
 何かを待って
 気持ちに問いかけるけど
 いまは 何も浮かばない

 いつも 
 何かが欲しくて
 部屋の窓から蒼空をみるけど
 いまは 何も感じない

 いつも
 誰かに会いたくて
 空想の世界に委ねるけど
 いまは 何も出来ない
 
 だから 風のなか

 心を飛ばしながら 夢を見て
 心を止めて 風を呼び
 心に問いかけ 風と戯れ
 いつか 風を追う

 とんでもなく 風を追い
 空白のなかを 飛んで
  何かを叫んでいる

 
 
 
 
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~心の扉を開けて~

2019-05-12 | パソコン画

      



 何かに 誘われるように
 心の扉を開けてみる
 少しずつ 少しずつ・・・・

 何だろう 何があった

 いままで 閉ざしたまま
 誰も 立ち入れなかった部屋は
 まだ 隅っこにあって
 隠すようにして 何も受け入れない
 だけど  
 そんなこと どうでもいい

 何かが 確実に変わっていく
 いま 
 老いのせいだろうか?
 ふと 
 立止まってしまう 
 気持ちが 
 解れていくようで~

 長い年月のなか 風化して
 消え去ろうとしている 何か
 ふんわり ふあふあ 飛んで行った

 やがて 何も残らない
     何も残せない

 やっと 素直でいられる

 若い頃を 振り返りながら
 心の重荷 おろしている

 何処へ 飛んでも
 何処へ 行こうと

 もう 追っかけない~

 

 

 

 
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~初夏の輝き~

2019-05-08 | 粘土細工


       


 もう 

 溢れるほどの陽射しが

 窓辺の部屋に 届いて

 白いレースのカーティン 

 静かに 揺らしながら

 光の輪が 散らばって

 床が波打っているよう

 
 ああ....

 硝子窓を突き抜け 

 輝き 香り 陽の渦 熱風 夏空

 もう

 呼びかけて来た

 ”外に出ておいでよ”


 いつからか

 鮮やか色で 華やかに咲いた躑躅

 薄緑の若葉が 風に靡く欅

 木々も 野花も 草木も

 何もかもが いきづいて

 待っているようだ


 それでも
 
 木漏れ日を探しながら 

 さあ 

 初夏の陽射しと

 格闘しょうか?
 
 
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~きっと、何かが~

2019-05-05 | 粘土細工
      
       

 窓辺に届いた 
柔らかな陽射し
いつの間に雨が止んだのか 
わからないけど 
朝露が雨空を
隠してしまったようで 
ひと息ついた 野花や草木が 
艶やかで瑞々しく 
花壇の中で 煩いほど 
ざわめいている

  誰か呼んでいる
  誰かが誘っている
 
  射し込む 光の雫
    目覚めた 杜息
     カセットから聴こえる 謎歌
      淹れたての 甘い香り
 
思わず 外に出て見る
ほんの 少しだけ 
朝の景色を 日常から外し 
思い通りに描いてみたい 
きっと もうすぐ 
煌めきの中で 
何かが始まって行く~
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~夕陽~

2019-05-04 | 

     


 
 あまりにも 
 眩しいほどに
 鮮やかな茜色で 
 西空を染めた夕陽が
 光の渦を解き放ちながら 
 静かに 沈んでいく

 きっと
 島並みの 向こう
 遥か 彼方
 水平線の先に 隠れ場所があって
 穏やかな波間に ゆらゆら
 揺れながら 休んでいるのだろうけど
 夜空に すじ雲が
 朱く残って 残り香のように
 煌めいて
 
 いつもの 散歩道
 夕陽の行方 気にかけながら
 歩いて

 何処までも 広がる天
 風も 山も 雲も 海も 気も
 何もかも 受け入れても
 雄大な蒼穹の果てには 届かない
 何かが 存在するようだけど
 名残りと言う名の 寂しさは
 どうにも出来ない
 
 歩きながら 
 少しずつ 暗くなりかけて
 建物の陰で 見えなくなった
 幻想の空間に 想いを寄せながら
 眩しかった光りを 追いかけて
 また 何処までも
 歩いて行く~
 
 
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~風に舞う花びら~

2019-05-03 | パソコン画

        


 
 何処からか 
 春風が吹いて
 美しく咲誇った 満開の桜
 薄桃色で 野辺一面を
 鮮やかに 染めて
 華やいだら やがて
 季節の別れ 惜しむかのように
 揺らし 揺れながら
 花びらを 散らす

 ひらひら ひらひら
 風に舞上り 
 風に舞散り 
 風に舞飛び
 風に舞落ちて

 何処へ 行く 
 何処へ さ迷う 
 
 ふんわり 浮かんでも
 吹雪くように 飛ばされ
 いつかは 風のなか

 何を残す
 何を想う
 
 何処で咲いても
 何処で散っても
 何かを伝えて
 人の心に 優しく 煌めく

 ひらひら ひらひら
 風に乗った 花びら 
 何処へ 飛んで行く
 
 後を追うように 
 緑の若葉が いきづいて
 新たな風を 吹かしているけど~
 

    
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~四っ葉のクローバー探し~

2019-05-02 | 

               



    ”可笑しいでしょう”

    幼い頃に 戻って
   四つ葉のクローバーを
   必死に探している 

    野辺には
   雑草に紛れて 草花がいっぱい 
   飛び交いながら 咲いているから 
   クローバーも蔓延る勢いで 
   仲間を増やし 広がりながら 
   待っていた
   小さな白い花は
   小首を傾げた可愛い仕種で 
   摘んで欲しいと 揺れているよう

   どうする どうしょう
   幸せを運んでくれる言う四つ葉
   一向に見当らないけど 諦められない
   伝説か お伽話か 作り話か?
  
   そんなこともう どうでもいい
   探してみよう

   だけど もう諦めて
   首飾りや腕輪づくりで遊んでいる
   きっと 三つ葉のクローバーが 
   幸せ探しに 嘆いて
   邪魔したのだろう 
   それでもいい
  
   「幸せは求めるものではなく、いつか
   欲張らない心にやって来る」と
   誰かが呟いていた~
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~いつもと違う、今朝の雨~

2019-05-01 | 

           


  しとしと しとしと しんしん

  いつからか 春の名残りを

  惜しむかのよう

  降り出した雨

  静かに 静かに

  雨音もなく 降り続く


  いつもと 違う

  何かが違う 今朝の雨

  「令和」を濡らす雨は

  そっと 優しくて

  心に 何かを届けてくれる


  穏やかに

  穏やかで

  祈るような気持ちで

  天を仰いで

  昨日までに 別れを告げた

  
  しとしと しとしと しんしん

  濡らして

  新たな 気持ちにさせる雨よ!

  いつまで 続くのだろう~
  

  

  
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~想い出の箱~

2019-05-01 | 粘土細工

       

  いま 
想い出の箱を ひっくり返して
閉まっていた想い 取り出しながら
 ひとつ ひとつ 
 想い出そうとしている
  
 だけど 
とても無理だと解ったから 
残したいものだけを 少しだけ集めて 
忘れないようにしたい
 
これまでの長かった道のり 
先が見え始めたから もう振り向かない
やっと 
肩の荷を下ろせる年になって
辺りを見渡してみる 
見慣れた風景に 
辿りつきたい居場所があって 
家族や仲間が待っていてくれる 
支え合い 助け合って 
想いのまま
これから 残った道を
歩んで行こう

箱に戻して 
残こしたいもの 捨てたいもの
みんな大切だから 
想い出を紡ぎながら
いっぱい 詰められるようにしたい~
 
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