・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
詩などの紹介をしたい
・友達づくり
いつもの場所で
いつものように
真っ赤に一面を染めて
咲いている 曼珠沙華
密やかだけど 鮮やかで
繊細だけど 激しくも
素朴なようで 妖しくて
脇役だけど 主役でもあり
不思議な野の花
飛び散りながら 固まってもいて
一人がいいのか 仲間と居たいのか
あぜ道でも 土手でも 田園でも 野山でも
何処に 咲いても
何処でも 目立って
何処か 秋色で飾り
何処かで 待っている
子供の遊び声やざわめき
祭りのお囃子や笛の音
ひと夏だけの輝きは いつか
儚く消え去るけど 季節の中で
誰よりも 何よりも 忘れられなくなる
曼珠沙華が咲いて
風は 何処から吹いて
風は 何処へ行くのか
誰も知らないから
追いかけてみたい
野を越え 山を越え 街なかを越え
その先に 何が待っているのか
何を探しているのか 分らない
何処まで行く
何時まで行く
何処まで続く
何時まで続く
果てがない きりがない 先が見えない
分っていたけど
分っているけど
風は 何もかも承知して
風は 好き放題
惑わされながら それでも
風を追いかけて
何かを追いかける
あめ...
雨... 雨...
雨 雨 雨....
折角 陽射しが戻っていたのに
昨日も 今日も 止まない雨は
台風まで連れて来て
襲い掛かる 嫌な雨
いつまで
どこまで
どうして
いっぱい 被害をもたらし
迷惑かけても 止まない
諦めたけど いいえ
どうにも出来ないから
勢いづいた欅と
潰されそうなコスモスに
そっと 声をかけてみる
秋晴れが戻ったら 何をしょうか?
いつも 風の声を聴く
いつも 風を待ちながら
いつも 風を追いかけ
いつも 風に揺れる
だからと言って
何を期待しているのか 分らないけど
何故だか
風のご機嫌 伺っているような
風の行方を 気にしている
何時だったか 風のなか
山里に留まるように 吹きつけるから
樹木も 草花も 小鳥も 凍えるような
風の響きに 何も出来なくて
ただ黙って 見ていただけ
風に聴く
風のなか
風が喚いて
風がどよめく
それは 誰のせいでもなく
きっと 内に秘めたるココロか
いいえ 確かに
吹きつける 風のせい
何処からか やって来て
何処から 聴こえる
風の声~
何処からか 風が吹いて
何処からか 呼んでいるから
小さな飛行船に乗って 飛んでみたい
何処まで 飛んでも
何処まで 行っても
行き着くところは 分らないけど
きっと 誰かが待っている
だから
何処にでも浮かんで ゆらゆら揺れながら
果てしなく広がる 無限の世界を
さ迷いながら 探して見る
何処にある
何処まで進む
野山も 街なかも 海原も 島並みも
超えてしまい
何処まで行けば 辿りつくのか
何時まで待てば めぐり会うのか
何時までたっても
憧れの世界で 追いかけて
何かを未だに探して 夢のなか
想像か 空想か それとも現実か
何処からか 風が吹いて
何処からか 呼んでいる
今朝も雨 昨日も その前も
ずっとずっと前も 止むことがないから
何時まで続くのか 空に向かって
訊いてみたけど
天の神様 知らんふり
いい加減 機嫌直して欲しい
何故だか おかんむりで
誰かが悪いわけではない
誰かのせいでもない
誰もが困っている なのに
もうすぐ 台風まで連れてきて
暴れようとしている
何処からか 何時からか
雨音が 断続で聴こえ
少しづつ 強くなって
まだ 明けきらぬしじまにまで
知らせているような 気配だから
受け入れるしかないのか
どうだい もういいだろう
もう長雨に うんざり
そろそろ 陽射しを入れて
秋風を追いかけたいから
堪忍してよね
「雨が止んだら 空や雲 風も一緒に
遊んであげるから」
なんて言ったら 笑われるかな?
今朝の
淹れたての珈琲 ブラックだけど
いつもより やけにほろ苦い
いつもと 同じものなのに
どうしてか 苦くて 酸味がして
香りすら どこかへ逃げたようだ
珈琲は ある意味
健康のバロメーターでもあり
勝手に気持ちを左右して コントロールする
味の指標を持っていて
勝手な評価で 勝手に決めてくる
言えなかったこと
言ってはいけないこと
そのせいじゃないと 言い聞かせながら
楽しみたいのに いつもと違う味が
今を伝える
何故だか わからない
言い訳しているからだろうか?
今朝の雨
泣いている
喚いている
怒っている
嘆いている
今朝の風
あまりにも 冷たくて
あまりにも 浮かれて
あまりにも 寂しくて
あまりにも 吹きつけて
今朝の雨音
シトシト何て 聴こえないほどの呟き
しんしん何て 驚くじゃない囁き
どうにもならない
どうにも出来ない
今朝の空
いつもと違う 顔して
いつものように 装っても
隠した気持ちに 嘘はつけない
何もかも連れて
昨日を忘れて 空を見上げる
遠くの空に 何が待つのか
今朝に埋もれて見よう~
あなたが
「しょうもない」と
言うから
もうやめようと 思ったけど
今朝の雨
止みそうにない 秋雨が
あまりにも
シトシト しんしん さわさわ
降るから
一瞬 息を止めて
受け入れてみる
だけど その先は
言わないでおく....から
何のこと?
誰の心にも 風が吹くのだろうか
何処まで行っても
何処まで探しても
見つかるはずのない 心絵のなかに
探し物があるのなら 風はそよぎはしないけど
ゆらゆら揺れて
何を待っているのか
誰を待っているのか
冷やかな それでいて みえないから
吐く息を閉ざしているのは 誰?
何処からか
何処に行く
風は想いのままに 吹いて
暴れる
どうにかしたい 体の中で
いつの間にか 去っていく
どうにも出来ない 無抵抗さに
揺れて 静寂な時間を
つくるだけで....
もうやめよう
もうやめたい
同じ言葉を 繰り返しながら
ブログと言う名の 気持ちを
詰めた箱に蓋をして
賑やかなお笑い番組を 見るともなく
見ている
「また言っている」
誰かに叱られそうで 封印した気持ちに
鍵は掛けられないから
まろやかな珈琲を淹れて カップと
お喋りしながら
時間をそっと止めてみる
窓辺のコスモス
淡いピンクが 眩しくて
風を待ちながら 揺れるさまを
何故だか 気にしている
曇り空 色づく欅 落葉 クラクションの音 有線放送
空回りの朝だけど いつもの何か....を
待っているようで~
誰かが呼んでいる
誰が待っている
そんな気がしてならないから
何処か 遠くの
果てしないほど遠くへ
行けるなら
飛行船に乗って 旅立ちたい
きっと 其処は
誰も見たことがない 夢の城
探して 求めて 迷って
辿り着けたら ひとかけらの夢が欲しい
果たせなかった
叶わなかった
数々の想いを ひとつだけ
どうにもならないから
どうにも出来ないから
どうにかしたいと
欲を言って
見上げている 天空
何があるか分からない 届かないから
憧れや希望が湧いて 夢を見るのに
分っていていても いいえ
わからないふりして 我が儘でいる
いつか 何処かで....と
風の声
雲の流れ
小鳥の囁き
楡の枯れ葉
ススキの穂
散歩道には 木製のベンチと
紫と白色の 野花が咲いて
揺れながら
舞いながら
詠うように
秋風に吹かれながら
色づく季節を待っていた
風が呼ぶ
風が啼く
風が吹くから
風を待つ
そして 秋色で染めて~
隠れるように咲いても
賑わいながら咲いても
いつものように いつもの場所で
鮮やかな秋色で咲いてみせる 彼岸花
何処で咲いても 真っ赤な花びらが映え
何よりも目立つ
繊細な花びらは ケシャで素朴だけど
燃える炎のようでもあり 優しさと
危うさが同居して
葉もつけず 香りもない花は 何故だか
不思議さも秘めているようで....
何か声かけてみたら 答えが
返って来そうだけど ただ黙って
「どうぞお好きなように」と
言っているようにも見える
何処から来て 何処へ行くのか
誰にもわからない きっと
背いっぱいに咲いて 限られた時間の中で
季節を伝えてくれる野花は 風の行方を
気にしながら 秋風と戯れて
青空には
コスモスがよく似あう
風に揺れて
風に舞いながら
風を待って
風と戯れる
だから 薄いピンクや白で
花びらを染めながら 優しく
秋色で煌めく花を
思い切り 描いたら
空に向かって なびかせてみたい
風に揺れたら
なお 青空に映えて