・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
詩などの紹介をしたい
・友達づくり
いつも
風と遊ぶ
木立の 陽だまり
冬枯れの 原っぱ
草木も 小鳥たちも眠って
誰もいない いま
待っていたように 雑木林の隙間をぬって
漂う冷気に 風もなびき
置き去りにされた ベンチ
こころが彷徨える この瞬間に
ひととき 身をまかせてみる
無があって
蘇える時があって
揺れながら 返しながら
風のざわめき
風のとどろき
風の声に 我に返る
風と遊んで
風花は
何処から 運ばれたのか
風に吹かれて 舞いながら
冷えた心に 散ってくる
吹雪くわけでもなく
さ迷うわけでもなく
ただ チラチラ はらはら
雪を少しだけ ばらまいて
何も言わずに 消えてしまう
はかないのではない
あわれなのでもない
風に飛ばされ
風に遊ばれたから
ほんの少しだけ
驚かせて見たかった だけ
何もない
何か出来る
何もない
何かするね
ひとり呟きながら
まるで はじめての
粘土作りのように
あれこれ 戸惑って
丸めて 伸ばして 千切って
ねじって またひっつける
粘土遊びは 不思議な手品で
毀れても元通り どうにでもなり
下手でも面白くて 味が出る
子供の頃 砂場で遊んだ土いじりと同じ
泥んこになって 何か形のあるものに挑戦できる
人形 お花 雑貨 動物 お城など何でも
何を作っても 夢が広がり無心になれて
絵画のように絵具で塗っても
色粘土を合わせても いいから
好きなように表現できる
「ほら、ピエロのお口
まっ赤な口紅が似合うかな」何て言いながら
何もない
何か出来る だから粘土で遊ぶ
もう、2月になった
ゆったりしているようで
めまぐるしく クルクル回っている
カレンダーを見ながら 分ったふりで
捲ってみたら 新しい月に変わっていた
まだまだ寒くても
近くの公園の 梅が咲きはじめ
濃い桃色の花は 淡い香を放って
野には菜の花も 黄色の絨毯を
敷き詰めたように 広がって
水仙とコラボ している
もう春の息吹きが 始まって
寒風が吹いて
時おり 雪がちらつくのに
季節の変動が大きくて 戸惑い 驚いてしまう
何よりも
生活のリズムも やけに早く感じるのは
気持ちのせいか.... とも
いつもと同じでも 何かが違ってみえる
今朝は もう2月
何かを伝えたいときがある
何かに頼りたいときがある
何かを求めているときがある
何かを待っているときがある
ここ迄来て
この時に
何かなんて 言葉に出せない
だから 解かって欲しい
だけど 伝わらなくて
どうしても 言えなくて
閉じた胸の内を
あなたには わかるのかと
聴いてみたい
何かに縋ったら
新たな時を迎えられて
何かが始まるのか
時の流れ 老い 絆 気持ち そして今
一緒になったら 何かしらの
答えが見つかるかも 知れない
答えのない 答えをさがして
疲れても 辿りつけなくても
居場所は 変わらないけど....