しかも、
その
息子ではない 人の気配は
茶の間から
そろりそろりと
確実に 私の寝ている布団の方に
よって来るではありませんか・・・。
つづき
その気配が 侵入者であるとすれば
私は
寝たふりをするしかないので
そうしていたのか
恐怖のあまり
動けなかったのか
金縛り状態なので
動けなかったのか
わからないし、
今となっては
記憶も定かでありません。
ただ
ほんの少し (たとえば 布団の中で手だけとか。)でも、
動かせていたら
金縛りとしての記憶にはならないと思うので
やはり
少しも身体は動かなかったような気がするんです。
その侵入者(?)は
横向きに寝ている私の背中側の
布団の襟元にたたずみ(気配)、
そして
あたりまえのように
布団に入ってきたのです。
(ナンカ作り話みたいやけど、ホンマやねん。)
(寒い時期やったので、布団に入られると
こっち側の布団が向こうに引っ張られて寒いでっしゃろ?
それがいややから、
掛け布団をギュウッと手でつかまえとこうとするねんけど
手が動かへんから、布団が浮いて寒かってん。)
そのときの怖さって
でも、何年も前やから
ちょっと 表現でけへんなあ・・。
怖さって色々あるし、
やっぱり
ちょっと 特異な体験やったから
うまく 怖さを言い表せないとゆうか・・・。
(最後まで読んで頂くとわかりますが、
最終的には怖い体験ではなくなったから
今では怖さを忘れているのだと思う。)
私は自分の背中合わせに
(確かに) 何者かが 寝ているので
身体を縮こませて、
気づかずに眠っているふりをしたのですが、
どう考えても
泥棒だか 強盗だかが
おとなしく 布団にもぐりこむ・・って・・
(襲ってくる気配もないし・・。)
とその時、
あまりにも突然ですが、
あっ
もしかして
おとーさん(夫)の霊かも!! と
ひらめいた
霊?
霊も こわい・・。
霊も こわいけど・・・
おとーさんやったらええか。
きっと そやわ。
いっつも布団ふたつ敷いてたけど、
ひとつしかないから
ここに入って寝てるねんわ、きっと。
ほんなら 掛布団 もっと そっちに被りいな。
と思って後ろ向きに
布団を もっと 被したろと思ても、
身体が動かへんかった・・。
おとう やっと 来てくれたん。
夢にも いっこも出てきてくれへんやん。
寒ないか・・。
私は何とか 反対向きになろうとしたが
身体が動かなかった。
(それを金縛りと言うのか。)
(振り向いて
霊の正体を見るのが怖かったから
身体がいうことをきかなかったのかもしれない。)
なんだか
よくわからないが、
恐怖が消えて
なんとなく
あたたかーい
お湯のようなもので
自分が満たされていくのを 感じながら
いつのまにか
眠ってしまったようでした。
もともと 夢やったんちゃうん?と
思う人もいるかもしれませんが、
金縛り体験のある人なら わかってくれるでしょう・・。
夢とは全然 別のものだという・・事。
あの夜の体験を
金縛りといえるなら、
金縛りもええもんやなあと思う
わてでした。
今日も画像はありましぇん。