マイクのヘタうま写真館

馬を追いかけ、カメラ片手に東奔西走しているマイクのブログ

重力ピエロ

2009-06-10 17:55:15 | 映画レビュー

当代1・2を争う流行作家にして、私に言わせれば最も過大評価されてる作家
伊坂幸太郎の同名小説の映画化。それにしても次から次に映像化されますね。
トリックの性格上映像化は不可能と思われた「アヒルと鴨のコインロッカー」も
きっちり映画になりましたからねえ。そんなにおもろいですか?

なんかサラッと軽くて奥深さが無い。東野圭吾と並び称されることが多いし
最近じゃ村上春樹と比較する人もいるけど、失礼に過ぎると思う。

伊坂作品には実在の人物、特に有名なアーティストが多数出てきますが
なんというか、ビートルズもディランもゴダールも単にアイコンとして使ってるだけで
別に好きでもなんでもないんじゃないかなあ、そんな気がする。

とまあ、ほぼ全作品を読んでいながらあんまり貶すのもどうかと思うので
肝心の映画の話ですが、原作を無難になぞった感じでしたね。「天然コケッコー」では
下手クソだった岡田将生がちゃんと芝居してたのと、小日向文世のカツラの不自然さ
が印象的、あと渡部篤郎のムカツク演技と吉高由里子の屈折感が上手かったかなあ。
それくらいですかね、感想としては。



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