平野官房長官を更迭しろ！

16日、平野官房長官は、徳之島の基地誘致賛成派と面会した。
そこで、移設の見返りとなり振興策に関して、「悪いようにはしない」と言ったそうだ。

日本中のあらゆる場所に住む人の中に、自分の住んでいる所に、アメリカ軍の基地とか、原子力発電所に来て欲しいと思っている人はいない。
「来て欲しい」と言っている人は、米軍基地や原子力発電所を望んでいるのではなく、その見返りの経済振興が欲しくてそう言っている。
そう言わせるために、自民党政権は中央と地方の格差を温存してきた。
だいたい誰が、自分の地元に、年間1000件以上の事件を起こす集団を誘致したいと思うだろう？
その上、その経済振興は、基本的にウソだ。
もし本当なら、沖縄は、日本一豊かな県になっているハズだ。
しかし事実は、沖縄県の県民一人当たりの所得は、日本最下位だ。

そして、そういうことに多くの日本人は、気づきはじめている。
だから、自公政権でなく、民主党を中心とする連立政権が誕生したのだ。
「悪いようにはしない」などという、まるで安手の時代劇に登場する悪代官のようなセリフを吐くヤツに、だまされる日本人は、もう、そう多くはない。
こんなセリフを聞いて「政権を交代させた自分の投票は、実は何も変えることはできず、ムダだったのか？」と無力感にとらわれる人も少なくないのでないか？
鳩山首相は、政権の支持率を上げたいなら、まるで自民党の亡霊か寄生虫のような平野博文を更迭すべきだ。