ソマリアへの自衛艦派遣は逆効果

デモクラシーナウは、本当に役に立つ情報をわかりやすく伝えてくれる有難い存在だ。

自衛隊のソマリア沖派遣は、違憲だし、違法だ（出発してから法律を作る、って出鱈目っしょ？）。
どうもその上、逆効果らしい。
ザッパにまとめると、こんな感じ。

ソマリアが内戦状態、無政府状態になる。
　　↓
ソマリア沖での違法行為が取締れなくなる。
　　↓
外国の漁船の不法操業による乱獲、産業廃棄物の不法投棄などが盛大に行われる。
　　↓
地元の漁民が自衛のため、有志による沿岸警備組織をつくり活動を始める。
　　↓
欧米各国はこの有志沿岸警備隊を『海賊』と呼ぶようになる。
　　↓
欧米各国は、漁船の不法操業、産業廃棄物不法投棄をする船を『海賊』から守るため、海軍を派遣。

自衛艦を派遣して『海賊』を取り締まることに、何の意味もないのは明らかだろう。
自国を先進国だと思っている国は、ソマリアで何が起こっているのか、真摯に見据えるべきだ。

こんな現実が16分のわかりやすい映像にまとめられている。
タイトルの『もう一つの海賊行為』に、私たちは無関心という形で加担している。

ソマリア沖のもう一つの海賊行為