ブログ「FM青森チャレンジ川柳!むさし流!」

毎週土曜お昼12時から放送中!入選→秀逸→特選と3句づつ入選句を紹介。入選しないとonairにならないの。悪しからず!

男の生きざま

2019年10月28日 | 日記

10/26放送分の入選句10月のTOP3です。お題は「火」

秀逸2 発火点互いに探る初デート
京都府 福村まことさん
 
秀逸3 火の鳥を探す絵本は閉じたまま
弘前市どん兵衛さん
 
特選 後悔はしてない七十二個の火傷後
弘前市 小次郎さん
 
初デートで発火点を探す・・・イメージが湧きます、湧きます!懐かしいやら、甘酸っぱいやら、遠いあの日をことを思い出したりなんかして恥ずかしくなってみたり、かと思えばあの日のことが遠い過去になってしまったことを突き付けられて、過ぎた時間を想って切なくもなったり・・・いろんな気持ちがないまぜに。でも、恋はいくつになっても出来るんでしたよね(笑)
 
「火の鳥」・・・手塚治虫の作品によるものだとすれば、私は読んだこともなければ、アニメを見たこともなく調べてみたら「火の鳥」の血を飲めば永遠の命を得られるという設定のようです。スケールの大きな作品のようですよね。きっと、絵本を開けば火の鳥は見つけられるし、物語の行く末も分かる。でもその絵本は閉じたまま。どん兵衛さんはご自身で、その火の鳥を見つけようとされているのですね?現在進行形で不死鳥になるべく人生を生きている。それって手塚治虫の漫画のスケールより大きな生き方だと思います!
 
七十二個の火傷跡はきっと小次郎さんの年齢だと思われます。これまでの人生の歩みの1つ1つが刻まれているのですね。その跡に後悔はないと言い切ってらっしゃる。かっこいいですね!かっこよすぎます。私なんてまだ45年しか生きてない鼻たれ小僧ですが、今のところ後悔ばかりです。でも、まだ先が長い(・・・だろうと思いたい。)これからどう生きるかが大事なのかもしれない。小次郎さんにそう言われているような気がします。火傷ということは火遊びの痕もあるの?ふふふ。いろーーんな意味の痛さ・熱があったのだと想像しますが(笑)その全てに後悔がないのですから。小次郎さんの生きざまを見せられた気がします!
 
 

小次郎さんにはこちらの色紙をお贈りします
その小次郎さんが、
昨日かねてから告知させて頂いておりました「言の葉の夕べ@コノハト茶葉店」にお越し下さったんです
そこで手渡しをさせて頂きました!
ずっとお会いしたかったのでとても嬉しい機会でした。
そして、もっと嬉しい出来事が
小次郎さんが昨日の「言の葉の夕べ」を川柳にしてみようか、と。
どんな17音になるのかしら??
楽しみに待たせて頂きます!
 
 
今回4人で読みつないだのはこちらの作品。女性ならとても共感できる1冊です。「口紅」をモチーフに女性の生涯が綴られています。
 
会場はこんな雰囲気でした。

最後はみんなでお集まり頂いた皆様にご挨拶を。
足を運んで頂いた皆様に感謝申し上げます!本当にありがとうございました
 
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むさしさん知事賞受賞記念!番外編

2019年10月26日 | 日記
第73回青森県川柳大会でむさしさんが県知事賞を受賞されたのは、すでに皆さまご承知のとおり。
ブログでもご報告済みですね。
それが後日、東奥日報誌面でもそのときの作品の一部が掲載されました!
そこで今回はむさしさんの第73回青森県川柳大会入選作品をご紹介したいと思います。
番外編らしく、むさしさんの入選句に合うような写真をセットにしてみました。
むさしさんと私のある意味コラボ作品です(笑)(画像は私のスマホ写真の中から独断で選んでます。悪しからず)
 

「地」

ふるさとの土の匂いのする男

 私のふるさと田舎館村の春。津軽平野の向こうにそびえる岩木山。ふるさとの匂いのする男って、なんか田舎くさい雰囲気を纏った人ではなくて、きっとふるさとを愛している人なのだと思います。むさしさんはいつもおしゃれないい香りをまとっていらっしゃいますが、そんなむさしさんもふるさとの匂いがします。

宿題「袋」
★人位
ひょうたん島が飛び出してくる茶封筒
いつも旅する北海道の道東、霧多布湿原のある浜中湾の・・・これは朝日です。島影がいいですよね。今すぐ行きたい!
茶封筒からひょうたん島が飛び出すなんてドラえもんの「どこでもドア」みたい!

「号」
★秀逸
デイサービスに通う鉄人28号
 
「北の国から」の舞台、北海道富良野の麓郷の森。その森の中で「石の家」を自ら建て、沢から水を引き、自前の風力発電で電気をつくり暮らしていた主人公の「黒板五郎」。彼は自然の中で生きる人間の当たり前をサラリとやってしまう、ある意味、鉄人です。むさしさんの句の中の鉄人はきっとお母様なのではないかと。その鉄人ぶりを以前伺ったことがありました。

 
「スリル」
★秀逸
振り込め詐欺と分かって聞いている電話
 
 
世界自然遺産白神山地。ここは鰺ヶ沢町内にある白神遊山道。白神山地の核心部分と同様の植生が広がっています。ブナの木に刻まれたのはクマの爪痕。今年はこの遊歩道沿いでなんとクマの出没情報が!町では早々に今シーズンの営業を閉じました。安全第一ですものね。散策してクマに遭遇なんてスリルどころの話じゃありませんが。
 
「旬」
★天位
掘り立てのゴボウとみてるゴッホの絵
 
ゴッホといえば「ひまわり」しか思いつきません!これも北海道。北竜町のひまわり畑です。しかし、堀りたての新鮮なゴボウって誰のことを指しているのでしょうか?それにしても、韻を踏んでいるラップの歌詞にもありそうなリズム感が癖になります。

 
むさしさん、この度は青森県川柳大会での県知事賞の受賞おめでとうございました
 
コメント (3)
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霧多布の朝日

2019年10月20日 | 日記

10/19放送分の入選句です。お題は「火」

佳作7 火を貸してください胸に灯す火を
青森市 佐東亜阿介さん

佳作8  火を吹いてたんだ怪獣だったんだ
弘前市 ホワイトベアさん
 
秀逸1 違うからこそ発火する性(さが)と性(さが)
鳥取県 くにこさん
 
私は煙草をすわないので、火を貸したこともなれければ、借りることもありません。子ども時代にはありました!手持ち花火の火をもらったりあげたりね(笑)胸に灯す火は、本来は自ら灯す火だと思います。心の中から湧き出るようなもの。でもその心は常に揺らぐものだから…。自分で足りなかったら貸してもらえばいい。自分が満ち足りていたら貸してあげればいい。人は弱いものだからギブアンドテイクで。そんなことを考えました。

ホワイトベアさん、火を吹く怪獣だったんですね(笑)私もむさしさんと同じように読みました!人を「怪獣」と思うことがあるとすれば「2歳児」かしら?(笑)世のお母さんたちは共感してくれるかも。自我が目覚めるも言葉は未熟なゆえに表現ができない…。難しいですよね。共感できないような大人に対しては「宇宙人」と思うことにしています(笑)

違うからこそ発火する…。そうですよね。同じ人間でも男女は違う生き物。性格も価値観も何もかも違います。それでも一緒にいられるのは、歩み寄りがあるからでしょうね。自分だけじゃなくて相手もそうだと思えば、ね。
 
なんとOPトークで明らかになったむさしさんの「言の葉」と、私の朗読会「言の葉の夕べ」の偶然!
なんとむさしさん、昔からお付き合いのあるお店の店主さんよりお店のロゴの文字を頼まれたそうで。
それが「言の葉」というスナックのお店の看板になったとのことなんですね。ちなみにこちらのお店は元は「赤い絲」というお店で、むさしさんはその時代からのご縁。
現在は青森市本町2丁目6-7にあります。スナック「言の葉」ぜひお店に立ち寄ってみてください
むさしさんの味のある文字の看板をを目印に!
 
旅の備忘録 
モンキーパンチさんの故郷 霧多布湿原と霧多布岬のある北海道浜中町の浜中湾から登る朝日
 


島に見えるのが霧多布岬です。9月11日5時頃。早起きは三文の徳。何度見てもいいです。
 
 
浜中湾の際に道路が伸びています。だから海の反対側が霧多布湿原。望遠鏡でのぞくと丹頂鶴はすぐに見つかる!
 
前回はカヌーを漕ぎましたが今回は見るだけ。今度は真冬のカヌーを体験してみたいな。
 
 
 
 
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言の葉の夕べ

2019年10月15日 | 日記

台風19号による大雨、風により被災した皆様に、心からお見舞い申し上げます。

災害が毎年のように発生する昨今。厳しい時代です。

 

10/12放送分の入選句です。お題は「火」

佳作4 チョロチョロとくすぶる夢を捨てられず
青森市 古希の青二才さん
 
佳作5 二人して火の輪をくぐるなら平気
奈良県 あさぎさん
 
佳作6 火曜日はなんだかいつも宙ぶらりん
佐賀県 寿々さん
 
「火」を入れ込まなくても「くすぶる」で火だと分かります。チョロチョロと消えるでもなく灯り続けている火。消そうと思えばいつでも消してしまえる火だけど、燃やそうと思えばと大きな炎にもなる「種火」でもありますね。その夢、捨てる必要なんてありません。いつか燃え上がるかもしれませんから!

二人であれば火の輪さえもくぐれる。過酷な運命でも共に歩める人がいるって幸せなことです。わかります!
実家の家にサトウハチローの詩が額に入って飾ってありまして。
それが
「二人で歩む遠い道もくたびれない」という一節なんです。
大、小の折り鶴のイラストが添えられているもので。
この意味が幼い頃私にはチンプンカンプンで、よく母に尋ねたものでした。「もう少し大きくなれば、自然にわかるから」と。そういえば…その意味を理解したのはいつ頃だったのか。中学にあがって個人部屋をもって…いつのまにか、です。あさぎさんの句に触れて、ふと思い出しました。
 
「火曜日が宙ぶらりん」って!むさしさんももちろんいい意味で唸ってらっしゃいました。ウイークデーは5日。休日までまだまだ先がある。確かに頑張りようがない(笑)ニンジンをぶらさげてないと、私は頑張りがききません。それが長い先のお楽しみだとしても、何もないよりずっといいでしょ(笑)
 
 
番組の冒頭で紹介した朗読会の詳細はごらんの通りです。
よろしければ、ぜひお越し下さい!
お申込みをお待ちしています!
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阿寒銘菓

2019年10月08日 | 日記

福多あられ。さん、9月の特選おめでとうございます

お待たせしてすいません。
こちらの短冊をまもなくお届け致します。お楽しみにお待ち下さい

月イチ恒例のお写真「むさしさんと特選短冊」です
 
10/5放送分の入選句です。
お題は「火」
 
ネブタ終えふるさとの町火が消えた
ケアガーデン青森 カックイさん
 
ろうそくが揺れるほど泣く一周忌
青森市 ピンクユーモアさん
 
狐火はデートの合図天の川
青森市 奥崎倭子さん
 
今年の青森の夏は暑かった!祭りも熱く熱く燃えました。そして、燃え尽きて季節は秋。青森はねぶた祭りが終わるともはや秋です。ねぶた祭りの最終日なんかは、これから向かう長く厳しい冬が思い出されてブルーにさえなります。
祭りは気持ちも始まるがピーク!
終わるのは寂しいったらない。できるだけそれを考えないで過ごします。その寂しさがこの句からは滲み出ていますよね。町から火が消える…。寂しい祭りのあとです。
 
ロウソクの炎ではなく、ロウソク自体が揺れるほどの悲しさ…。私は幸いなことにそこまでの悲しみを経験したことがありません。ツライですね…。
 
「狐火」というものを始めて知りました。そして雨の日では逢えないことも。天の川が天に輝く晴れた日に、その狐火がデートの合図になる。手紙もむろんメールもない時代では、自然の中に逢瀬のタイミングを作らねばなりませんものね。
映画の1シーンになりそうな風景を想像しながらこの句を楽しみました。


さて、今月の収録は北海道土産とともに4本録り。コーヒーブレイクのおともはどんなお菓子かって?
 


私の好きな「丹頂鶴」をモチーフにした最中!
 

その裏には…阿寒町「松屋」。餡の中にお餅が入ったボリュームのある最中菓子。これが甘くなくてあっさり!むさしさん今回もペロッと完食です(笑)

お知らせがもう一つ。
ごらんの内容で朗読会をやることになりました。
興味のある方はぜひご連絡頂きたいです。作品はどちらかと言うと女性に合う内容かなと。ご夫婦でのお申込みも大歓迎です
よろしくお願いします


 
 
 
 
 
 
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