10/26放送分の入選句10月のTOP3です。お題は「火」
秀逸2 発火点互いに探る初デート
京都府 福村まことさん
秀逸3 火の鳥を探す絵本は閉じたまま
弘前市どん兵衛さん
特選 後悔はしてない七十二個の火傷後
弘前市 小次郎さん
初デートで発火点を探す・・・イメージが湧きます、湧きます!懐かしいやら、甘酸っぱいやら、遠いあの日をことを思い出したりなんかして恥ずかしくなってみたり、かと思えばあの日のことが遠い過去になってしまったことを突き付けられて、過ぎた時間を想って切なくもなったり・・・いろんな気持ちがないまぜに。でも、恋はいくつになっても出来るんでしたよね(笑)
「火の鳥」・・・手塚治虫の作品によるものだとすれば、私は読んだこともなければ、アニメを見たこともなく調べてみたら「火の鳥」の血を飲めば永遠の命を得られるという設定のようです。スケールの大きな作品のようですよね。きっと、絵本を開けば火の鳥は見つけられるし、物語の行く末も分かる。でもその絵本は閉じたまま。どん兵衛さんはご自身で、その火の鳥を見つけようとされているのですね?現在進行形で不死鳥になるべく人生を生きている。それって手塚治虫の漫画のスケールより大きな生き方だと思います!
七十二個の火傷跡はきっと小次郎さんの年齢だと思われます。これまでの人生の歩みの1つ1つが刻まれているのですね。その跡に後悔はないと言い切ってらっしゃる。かっこいいですね!かっこよすぎます。私なんてまだ45年しか生きてない鼻たれ小僧ですが、今のところ後悔ばかりです。でも、まだ先が長い(・・・だろうと思いたい。)これからどう生きるかが大事なのかもしれない。小次郎さんにそう言われているような気がします。火傷ということは火遊びの痕もあるの?ふふふ。いろーーんな意味の痛さ・熱があったのだと想像しますが(笑)その全てに後悔がないのですから。小次郎さんの生きざまを見せられた気がします!
小次郎さんにはこちらの色紙をお贈りします
その小次郎さんが、
昨日かねてから告知させて頂いておりました「言の葉の夕べ@コノハト茶葉店」にお越し下さったんです
そこで手渡しをさせて頂きました!
ずっとお会いしたかったのでとても嬉しい機会でした。
そして、もっと嬉しい出来事が
小次郎さんが昨日の「言の葉の夕べ」を川柳にしてみようか、と。
どんな17音になるのかしら??
楽しみに待たせて頂きます!
今回4人で読みつないだのはこちらの作品。女性ならとても共感できる1冊です。「口紅」をモチーフに女性の生涯が綴られています。
会場はこんな雰囲気でした。
最後はみんなでお集まり頂いた皆様にご挨拶を。
足を運んで頂いた皆様に感謝申し上げます!本当にありがとうございました