群馬大学 慢性看護学研究室ブログ

患者様や未病の方が、自分らしく生活できるよう研究・探求しています。糖尿病と慢性腎臓病透析予防外来も開設しています。

透析看護

2013-06-30 10:23:00 | 看護

透析看護のうちでも、災害時の看護について質問をいただきました。
透析室の看護師の方で、「掲示板」に書き込みをいただいた質問です。

群馬県腎不全看護セミナー

http://gunmajinns.web.fc2.com/index.html のメンバーから回答をもらいましたので、upします。
質問数が多いので、
2回に分けてupしますね。

 

Q1 避難誘導マニュアルがあったら項目と内容を一部でもいいから教えてほしい。

A看護師:避難誘導時のスタッフの役割りと緊急離脱方法の手順の用紙はあります。地震の時の揺れに応じた対応も載せてあります。
B看護師:手元にありません。


Q2 避難訓練はどこにどのようにして逃げるのか。

A看護師:透析室は1階のため、透析室からロビーへ出て外に逃げます。患者のベッド配置(ベッドマップ)に「担送」・「護送」を入れて、その患者は、誘導方法を明記してあります。患者の集まるラウンジに、避難誘導時の経路を貼りだしてあります。
B看護師:病院の避難経路にそって、直後は地震の場合は構造上透析室が安全のため、透析室待機。火事の場合は移動します。

 

 

Q3透析中全員ベット柵使用しズックも履いているのか。

A看護師:透析中は、患者のベッド柵は上げています。グッズは、緊急避難用ワゴンがあり、その中に「緊急離脱セット」「止血セット」「メガホン」「懐中電灯」「タオル」「患  者リストを入れるリュック」など一式用意してあり、サービスセンターの患者側に用意してある。
B看護師:ベッド柵は体動患者のみ。ベッドでズックは履きませんが室内はスリッパ


Q4
震災の患者指導は、どのようにしているのか。何を使用しているのか。

A看護師:地震が起きた時は、ベッド柵につかまる。緊急時用に、タオルはいつも用意し枕元に置く。患者の集まるラウンジに、消火器の位置や避難誘導時の経路を貼りだしてあります。
B看護師:毎月やっている看護師主催の定期勉強会で定期的に実施。もし内容に興味あればスライドありますよ。


Q5
指導しての反応は、どうなのか。

A看護師:ベッド柵を両サイドしてくれない人もいますが、毎回声掛けはして無理強いはしていません。
B看護師:東日本大震災のあとに患者の感心は高まった。特に自分の勤務していた病院では夜間透析への移行時間帯に被災した。停電になったため、真っ暗な中でランタンで全員短時間透析とした。


Q6
コンソールの固定は、どうしているのか。

A看護師:中越地震の後から、固定はしないようになりました。
B看護師:コンソールは固定したら吹っ飛びます。新潟の地震などでの報告から、コンソールは固定していません。加えて、セントラルのROなどはアンカー固定とし、配管はチューブ使用。


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